この方とも長いお付き合いになりました。
俳優紹介の5は関西小劇場界の怪優、殿村ゆたかさんです☆
この方には「コウゲキのコウは光やで」の決めゼリフでおなじみ、光撃戦隊照明マンの照明レッドはじめ、本当に色々な役を演じていただきましたが、今回は主人公彩子[さいこ]の父親、東雲[しののめ]を演じていただきます。
親というものは選べない訳でして、でも、自分が選んだ訳じゃない親のもとで育って幸せだと思えることは、実はかなり幸せなことなんだと思います。
物心ついたばかりの子供の頃には、ある種の絶対者であった『親』もまた一人の人間で、とてもくだらないことで悩んだり笑ったりします。
今回、殿村さんの演じる父親・東雲は、そんな一人の人間としての東雲です。
父親らしくありたかったり、父親らしさに悩んだり、単純に年若い(三十路二段ですが)娘とのジェネレーションギャップに戸惑ったり、それは『父親』という記号では語り尽くせない一人の人間としての悩みです。
殿村さん演じる、そんな『自分らしくある』東雲にボクは心打たれるのです☆
■□■次回公演■□■
2010年8月13日(金)~15日(日)
満月動物園第壱拾七夜
『ツキノオト』演出・脚本:戒田竜治
in→dependent theatre 1st(大阪・日本橋)
特設サイト→ http://www.fmz1999.com/ 【PC・携帯とも】