いよいよ本番です☆
ゼヒ観に来てください!
今回の『これより先はない』は昨年12月に上演したもので、実はこんなに間を開けずに再演(?)するのは初めてです。
大阪→東京公演とかやったことないんで。
今、稽古場で作品がぐぐっと深化していっているのを感じています。
具体的には、崩すことを恐れないというか…。
ボクは演劇の不確定性が好きです。不確定性に取り憑かれていると言ってもいいです。
ただ不確定性を追求するには、確定しているものの強度が必要です。
次元の低いところでは、セリフちゃんと覚えている、とかです。
正直に言って確定させるべきものを確定させたところで、時間切れで本番を迎えた作品も結構あります。
これは、ボクとしてはつまらない。
もちろんお客様目線で考えると、そんなに大きな差異はないのです。
だけど小さな差異が積み重なって大きな差異にはなります。
ただ確定させるべきものを確定させる作業を終えたあとにこそ無限の可能性があって、確定させるべきものを確定させることが仕事の本体だと勘違いしていると、なにも発展はない訳です。
だいたい確定させるべきものは、確定させないといけないんだから、さっさとやれよ、という気持ちもあります。
その点、まだ本番の感覚が体に残っている内の再演には、その強度が自ずから備わっているわけです。
そして作品としての強度は不確定性が高まるほどに上がるのです。
これは、楽しい。
作品としてより深まっていく『これより先はない』にゼヒ足をお運びください!
殿村ゆたかさんと重田恵さんが素敵です!