『赤猫ロック』の作品づくりも終盤でございます☆
この後、最終盤、最々終盤、最々々終盤、悪あがきと続く訳ですが、とにもかくにも終盤です。
脚本も脱稿しまして、あとはヤマサキさんとの共業です。
どのくらい高く・遠いところに、それぞれが『納得』のポイントをつくれるか、楽しみです☆
しかし、ヤマサキエリカには色々オドロカされっぱなしです。
まず何より、セリフの入りが速い!
セリフが入っているということは、すでに共業態勢にあるということなので、稽古が充実しますね☆
もっともっと高く・遠くに行きたくなります☆
行ける気がしてきます☆
もっともっとムチャを言いたくなります(いい迷惑かもしれませんが)☆
しかも「なんとなく」覚えているんじゃないので、
その場でのセリフの変更にも即座に対応してくれます☆
スバラシイ☆
俳優をされたことのない方には分かりにくいかもしれませんが、
なかなかムズカシいことなんですよ、こういうことって。
みなさん、なかなか北島マヤじゃないんで。
今まで、のべで200人くらいの俳優さんと一緒にやってきたと思うんですが、
ヤマサキさんは劇的に速くて、正確です☆
俳優さんのセリフ入り待ちの時間もなくて、
「演出」が非常に問われてて、一緒につくってる!! って感じです☆
※「セリフ入り待ち」っていうのは、ただボーと待ってるんじゃなくて、「セリフが入ればこうなるだろう」という予測と推論を立てながら演出を組み立てている時間のことです。
前に一回ご一緒させて頂いてるのにここに気が付かなかったのは、
前の役が「失語症の女」という役で、極端にセリフが少なかったからなんですね(第壱拾五夜『ツキノアバラ』)☆
今回、ヤマサキさん演じる「プシュケ」と名付けられた女が、どんな姿にまで育つのか、とても楽しみです☆
きっとこの二人でしか行けないところに、
そして、この二人でしか行かないところに向かって
進化し続けることでしょうとも!
◆戒田竜治演出、ヤマサキエリカ一人舞台『赤猫ロック』は11月27日(金)→29日(日)/in→dependent theatre 2ndで!!