伝える、ということが、まあ基本的な事柄なわけです。
いわゆる「人間関係」ってやつも、伝えることが出来れば、まず解決すると思うのです。
まぁ! なんて、ざっくりした話!!
「正しく」伝われば、「違い」も明らかになるので、「距離」が適切にとれるわけです。
「同じ考えの人」に分かってもらえないと、「なんでや!?」となるわけですが、そりゃ、もともと「違う考えの人」であるか、「正しく」伝わってないと考えれば楽なわけです。
相手のあることなので、相手に伝わるように伝えるしかないのですが、伝えることを断念する相手ということも確かにあって、そうなると押し付けるか関係を断つかしかないわけです。
どうにか伝えようとするモチベーションは、ボクは「愛」しかないのではないか、と考えるわけです。
相手には失礼な話かもしれませんが、「愛」を持てるかどうかは、極めて個人的な問題です。
が、相手相手に対する「愛」の根拠を明確に持てば、伝えることを断念するところに行かなくて済むのではないかと思います。
伝わってないとき、必ず伝達を阻害している要因があって、それを丁寧に取り除いていくしかないわけです。手近なところから。
最近、ボクよりも若い演出家さんから「役者さんへのダメ出しの言い方」について聞かれることが重なったので、ボクなりに整理してみた話でした。
そんなことを聞かれるなんて、どうやらボクも年をとったらしい。ちょっとガッカリ。