順不同な役者紹介も4回目。
本当に順不同にやってたら、誰を紹介したのか
忘れてしまいそうな罠。
前回までで7人。まだ3分の1です。
しかし、一気に寒くなりましたね。
本番前に勘弁してほしいものです。
体調管理には十分お気を付け下さいませ。
さてさて、順不同に役者紹介のつづきです。
デカルコ・マリーさん、満月動物園への登場は
2002年の『ツキノアバラ』初演以来、3回目で
ございます。
足かけ5年ぶりくらいにご出演いただきます。
大先輩ですし、「ボクたち少しは成長しました?」
的感慨もなきにしもあらず。
『ツキノアバラ』初演時には「私立探偵 濱マイク」が
テレビ放映されてたころで「私立探偵 濱マリー」という
役でご登場いただきましたが、
今回は漁師の秀さんです。
秀さんの体には生活が肉づいています。
理想や夢を追いかけた若き日から、現在にいたる
様々が血肉となっています。
ゆるやかに滅びゆく街をまなざしは、
実は暖かいのかもしれません。
現状肯定からスタートしているんでしょう。
⑨みず as 大学教授 松本
さてさて、満月動物園ではおなじみとなりました、
みずさんです。
前作『スプーン・マーメイド』ではカバンの中から
登場してきて、大いに話題となっていただきましたが、
今回は大学教授です。
遠いです。みずさんから。
でも、夢に向かって一直線というところは
みずさんに通じるものがあるかもしれません。
専門外の人には分からないであろう、
その夢に向かって、松本は一直線です。
その過程では、いろんなものが目に入りません。
入れる必要がなかったんでしょう。
そして、松本はそれに対して自覚的です。
可愛らしい人です。
ヤマサキさんは満月動物園初登場です☆
そして、月曜劇団さんからは上原さん・西川さんも
加えて3人もの俳優さんに出演して頂いています。
月曜劇団さん所属の俳優さん全員です。
ありがたいことです。
ヤマサキさんとは随分前にお知り合いに
なっていたのですが、
しばらくの間、お付き合いがなかったのですが、
月曜劇団さんで再会して、即オファーしました。
突破力のある女優さんです。
舞台上で出し惜しみということをしない方です。
今回は失語症の女ということで、
セリフのない難役です。
美子はいろんなものを見て、全部受け入れてしまいます。
取捨選択ということが出来ないのでしょう。
出来ないのかしたくないのかは微妙なところですが、
とにかくずっと考えています。
考え続けて、言葉を発するという行為に至らないのでしょう。
ツキノアバラの登場人物の中でも、
一番、将来幸せになってほしい人です。
満月動物園ではおなじみ南田吉信さんです。
ご所属の劇団大阪新撰組さんでは座長に就任され
ますます演技に深みを加えておられます。
今回、演じていただく阿久津は旅人です。
ふらりふらりとしている、目に新しいものを
入れているときにだけ自分を確認できるんでしょう。
旅人は自分が新しいものに触れるだけでなく、
新しいものを運んだりもします。
しっかり者の南田さんが、根無し草をどう演じるか
とても楽しみでございます☆