岐阜の思い出 | ネムリノソコ

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おたいらに

もう随分前のことになってしまったけど、

初めて学外(大学外ってことネ)で芝居を打つときに、

ハナからお金がかかるもんだと決めていたボクは、

岐阜のリゾートホテルに1ヶ月半ほど

お金を稼ぎに行ったのでした。


【チケット収入で回収するという発想がなかった

ボクはやはり興行向きではないのでしょう】


それはもう悲惨な旅で、バイト情報誌に

時給850円と書いてあったのに、

行ったら時給800円と言われて、

怒って帰ろうにも帰りの電車賃も持ってない。

ほんまに年季が明けるまで

帰りようもないという状態でしたとも。

(それは自分が悪い)


朝4時から働き始めて、朝ごはんというか

第一食を口にしたのが午後4時なんて日も

ありました。

そもそも1ヵ月半の間、休日が1日も

なかったな~。

お金つくりに行ってるんで、後から思えば

悪くないんですけど、働いてるときは、

もぉ、しんどくて。

よく動いてたな~、あのころのボクの体。


いろんな人がいてはって、65歳を60歳と

偽って働いてはるおじいちゃんや、

(色々なリゾート地を転々としてはるそうで)

55歳よ47歳の駆け落ち不倫カップルとか、

交通事故を起こして借金がすごくて稼ぎに

来てたお兄ちゃんとか、

もちろん学生も多かったですけどね。


1日1日の長いこと。指折り数えましたよ、本当に。

辛いときとか、思い出してましたね。

人生の自信と言うか。

「あそこから生きて帰ったんやから大丈夫」的な。


ふとネットで検索しててホームページを見つけて、

ウソばっかり書きやがって

と、思ってしまったので、いろいろ思い出しました。

そんな訳なので、実名は割愛。

ホンマ、ウソばっかり書きやがって!!