パワーハラスメント・Ⅱ | 声が聞きたいなあ…

声が聞きたいなあ…

私がめちゃくちゃにした愛。たくさんの壁を乗り越えてようやくはじまった恋。信じて待つことが何よりもだいじだと「頭」では理解して、知っていた。けれど体が、心が、「頭」においつかず崩れはじめたとき、私はこの関係をみずから壊し始めた。…






声が聞きたいなあ…



毎日が必死で、つらいのは






生きたいとあがく子どもの叫びにも似た病理(暴力)に

身を委ねている

私の上司

>パワハラの張本人


よるものではなく、





暴力を

「しょうがないもの」と捉え




私にも


「あきらめること」を


推奨してはばからない

周囲の人間が、




暴力に負けたくないとあらがう

私を孤立させるから



に、ほかならなかった。









いや


もちろん


応援してくれる人はいた。




たくさんいた、といってもウソにはならない。


支援者


愚痴聞き役


遭うたびに頭を撫でてくれる人もいた。





だけど


同じように暴力を受けていてさえ、


だれもが「当事者」には、なりえなかった。





(このとき、私は学んだ。


当事者


には


半分状況がそうさせ、


もう半分は本人が選択することで、そうなるのだと。)











このころ、

仕事にも、現場にも

私じしんの精神状態にも

張り詰めた状態で足場を積み上げてゆく時期に特有の、


ハイテンションさがあった。











ある意味


ある部分で




充実





していたんだと思う。
















そんなとき、

かれに出会った。























かれの名前は、ホンヤマさん。



















出会いの場面はまた後にゆずるとして。







私が決定的にかれに転んでしまった(と思われる)

きっかけは、

私がかれに投げかけた、ひとつの質問だった。



















「じぶんのこと


好き?」





















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それまで

かれは

顔を会わせるたび

私に好きだと言ってくれていた。














子どもみたいに

「好き」

「大好き!」と

濁りも


裏表もなく、











アホらしいくらい

無邪気なそれを、

私はそれを、

その屈託のなさを、

あまりにも衒いなく

ゆがみのない眼差しを、





そのまっすぐさゆえに、


受け止めきれず



考えない(何もない)ことにしていた。

















あるとき、






職場での仕事も、上司との心理戦もピークで、疲れ果てていたとき。


じぶんこそ繁忙日だったはずのホンヤマさんが


自分の仕事そっちのけで


私のために右往左往してくれた、


その日に








私は


じぶんを油断させてくれるホンヤマ氏に


無性に会いたくなって








「今日のお礼に


公園で缶ビールを奢らせてください」



申し出た。










そして、そのとおりにした。


そこで、









「じぶんのこと好き?」












かれにたずねたのだった。








































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