毎日がエブリデイな如月です。
間違えました。毎日がウィークデイ、すなわち休みがないと言いたかったんです。
平日は仕事、週末は家族サービス。はい、幸せです。
さて、プレーンバニラからエキゾチックオプションをカバーするエキゾ君の紹介です。
何の話か分からない方、大丈夫です。私も分かっていませんから(解決になっていない)
債券は専門外なので、ここでは全て株の世界でのお話です。
オプションの話になるとよく出てくるプレーンバニラ、アイスクリーム同様1番シンプルなオプションのことです。
大証で取引される日経オプションもこの類いになります。
期日、ストライク(決済価格)が決まっているので、プライシングも比較的容易です。私ができるとは言ってない
ただ、お客さんによっては決済日やストライクを指定してきたり、複雑な条件を指定された場合(例えば日経平均が○○に到達したら△△する)はプライシングも複雑になってきます。
まぁノックインとかバリアーもモデルさえあればなんとかなると思いますが。
こういうのがエキゾチックオプションと呼ばれてます。
デルタ君にはなかった、ガンマというボラティリティーへのエクスポージャーを持つため、リスク評価も複雑になります。
デルタ君の仕事は、基本デルタが1のものなので、リスク評価もデルタの大きさで大体議論できますが、エキゾ君の仕事はガンマを持つので(=デルタが常に変化するので)デルタだけでなくベガ(ボラティリティーに対する損益のぶれ)も加わってきます。
簡易的な例を挙げます。
デルタ君の時は100億円の原資産に対して先物を100億円売っておけば、理論上原指数がどう動いても決済日まで保有し続けていればよかったはずです。しかしエキゾ君はオプションと先物を合わせて、現時点でデルタがフラットでも、原指数が動くとデルタが発生するのでデルタを調整(主に先物を増やしたり減らしたり)する必要が出てきます。
また、上は日経平均の話をしていますが、お客さんのニーズで個別株のオプションも扱います。この場合は原指数が個別株になるので、日々個別株のデルタを調整する必要があります。終値によってデルタの金額が変わるため、引けのヘッジは流動性や価格に注意しなくてはなりません。リーマンショック時代の話になりますが、BNPパリバがソフトバンク株をストップ高まで買い上げたのも、こういうオプションのヘッジだったものと思われます。
まぁ詳細知らない私が言うのもなんですが、常識的にあれはやりすぎです。。
エクセ君、バスケ君、デルタ君と違い、自身の執行による影響が大きく、損益も一番大きくぶれる印象があります。
経験上の話ですが、このチームってグローバルの株式部署の損益に多大な影響を及ぼすくらいリスクが大きく、またオプション市場は流動性も低いためポジション解消(損切り)しにくいため、日本でもリーマンショックや大地震の際に桁違いの損失を出して大迷惑を被ったのですが(えぇ、無関係の私の当時のボーナスに影響したとも聞かされました)、どうやら鳴りを潜めながら今でもご健在のようです。
うまくいったときはトップクラスの報酬をもらう方々も多くいるようですが、クビになる人も一番多い印象ですね。まっ、損失隠ぺいなどの悪意がない限り、個人で借金を負うことは基本的にないので、ある意味他人の金でギャンブルができていると言えるのかもしれません。
えぇ、今回のシリーズで一番きついこと書いてますが、
私の2008年の頑張りを無駄にした恨みは、今でも忘れたことありません。
さて、12年ぶりの恨みを果たせたことですし(ちっちゃ!)、証券会社トレーダーシリーズはおしまいにします。
尚、地場証券にはプロップをされてる絶滅寸前のトレーダー職人軍団もいらっしゃるようですが、やってることはヘッジファンドや個人投資家と変わらなさそうなのでここでは割愛します。
なんか最後は愚痴っただけだったような…