私は、高校2年まで殆ど本格的なミュージカルを観劇した事がありませんでした。


宝塚も、華やかな世界だなぁと思いながらたまーにテレビに出てくるのを見ているだけ。







もともと出身校の先輩が某組のトップさんということもあり興味はあったのですが、





「ミュージカルって敷居が高そう…」


「舞台って話が分かりにくいよねショボーン

(DREAM BOYS JET観劇の経験により)」





という理由でなかなか足を踏み入れるまでに至らず…






すると、2015年夏。東宝エリザベートに自担が出演するという知らせがびっくり


「エリザベートって何?どんな話?」とネットで調べてみると、時代考証や書籍などがわんさか出てきました。 


なんだか凄そうなヨーロッパの時代物だとは理解。しかし大我の演じる役がよく分からない。







ということでミュージカルファンの知人に聞いてみると、返ってきたのは



「黄泉の帝王と実在した皇后が愛し合う話。黄泉の帝王はロリコンストーカーで、多分その彼が演じるのは皇后の息子。実在したオーストリアの皇太子で、マザコン」という説明。



なんじゃそりゃ?ガーン







黄泉の帝王…死神?死神のラブストーリー?え、大我マザコンなの?って皇后の息子…ってことは死神の息子?でも皇后…どういう事?







今なら分かります、その説明は正しいと。

しかしその時は大混乱。他にも説明はされましたが、よく分からないまま、大丈夫なのか…?と思いながら向かった帝国劇場。






 

大丈夫でした。

いや、大丈夫じゃなかった、違う意味で。



観劇後の私は、「エリーザベート エリーザベート」「やみ~が~ひ~ろ~が~~る~~」と取り憑かれたように口ずさみ、モノクロのボーダー柄を見るとルキーニを連想する、完全なるエリザ脳になってしまったのです。







それからというもの、小難しいと思っていたハプスブルク家関連の書籍を読み漁り、それだけでは飽き足りずウィーンの観光ガイドブックを購入し…。





そうしてミュージカルの世界に足を踏み入れた私が、宝塚版エリザベートに辿り着いたことは言うまでもありません。







しかし、色々な兼ね合いでミュージカルファンになった事を周りには隠していたこともあり、映像は少ししか観ていませんでした。

それでも、東宝とは違うメイクや演出に、「これが宝塚…!」と衝撃を受けたことははっきりと覚えています。





そして、ある日。図書館で柚希礼音さんのエッセイを発見した私は、何となく手に取りました。「あ、宝塚の人だ。エリザベートの話出てくるかな」くらいの気持ちで。





そこで、宝塚の奥深さとタカラジェンヌの皆さんの努力を知り、その世界に物凄く魅力を感じました。





もともと、デビュー当時のキスマイやJrを好きになることから分かるように、私は「努力している人」「成長しようとしている人」が「皆で協力する」姿に物凄く惹かれます。






なので、私にとって宝塚は、その条件を完璧に満たす世界。


こうして私は、ヅカファンへの第一歩を踏み出したのでした。







そしてそれから間もなく、エリザベート観劇の際に相談した知人に、「宝塚のDVDって持ってる?」と声をかけてみました。




彼女は東宝や海外ミュージカルをメインに観劇してるので、持ってなかったら自分で買ってみようかな…とも考えつつ。





すると「今度持ってくるよ」という返事が。そして持ってきてくれたのは、2010年星組公演「ロミオとジュリエット」でしたキラキラ






それを観て、宝塚にどハマりした私。それからも数枚DVDを借り、その中にはロミオとジュリエット2013年と紅5のBliliant Dreams+Nextがびっくり






後から聞いた話によると、知人本人のもの(初演ロミジュリ)と、その妹さん(宝塚ファン)のもの(再演ロミジュリ、ブリドリなど)を貸してくれていたそうでお願い






ロミジュリ再演のマーキューシオでしーらんのことが気になり始め、ブリドリで完全に堕ちてしまったのでしたラブ





そこからは、歌劇やグラフ、インターネットで情報を集める日々。地方&学生だったので観劇には行けませんでしたがぐすん





その分、関西に越してきた今は当日券なども気軽に並べるようになり、宝塚ファンの友人も増え…




宝塚ファンになって良かった、楽しいと心から思いますピンクハート






ろっさでしたウインク