皆さま

ごきげんよう〜


めいこです




先日、コロナ前以来ぶり!!

めっちゃ久しぶりに渡韓してきました!!

目的は……



韓国ミュージカル

ベルサイユのばらです赤薔薇


何を隠そうワタクシ、ヅカオタですし

卒論でもベルばらについて書きましたし

この公演を逃す訳にはいかない!

と、ひとりで行ってまいりました。


観劇後から、色んな感想がふつふつと

出てきてはいたのですが、

あまりにも思考がカオス状態で

書き始めた今も

上手く文章にまとめられるか不安です真顔

文章打ってるうちにまとまってくるかも!

という完全無計画なまま

感想を書いていこうとしています。

どうぞご容赦ください……




韓国版ベルばら


韓国の大手制作会社EMKが

ベルサイユのばらを完全オリジナルで

制作しました。


韓国のミュージカルについて

あまり詳しくないのですが、

韓国エリザと言ったらこの人!

のオク・ジュヒョンが

オスカル役に入っていたので

彼女の出演公演と、




事前公開されたアンドレで

一番歌が好みだった

コ・ウンソンが出演している回

の合計2回を見てきました!





韓国ミュージカル界でも

人気の役者さんが揃っているみたいなのですが、オク・ジュヒョン以外に私が知っているのはソン・ジェリムくらいでした……笑




制作は発表されていましたが

昨年末にキャストもまだ出てないのに

コンサートを開催するという

異例のプロモーションをしていました。


脚本家の方によると、制作はトータルで

10年かかっているんだとか驚き

力の入りように、若干引きましたが笑

こんなにもベルばらを愛してもらえるなんて

何だかとっても嬉しいです(誰)


7/16~10/13までという長い期間で

忠武路アートセンターで上演しています。

東大門の中心地から歩いて行けて

観光もしやすい便利な立地でしたので

残り1ヶ月、興味のある方は是非〜!

私も7月8月にも行っておけば良かった魂が抜ける

と思うくらい、すごく素敵な作品でした!




では、ここからは真面目に感想&考察に。

完全なる私の主観での感想となりますのでご容赦ください。

そして見た方がいたら、是非コメントでご感想を聞かせてください!!


どうしても、宝塚と比較しての感想になりますが、どっちがいいとかそういうことを言いたい訳では無いということは、最初に断っておきます。




※ベルばらのことなんてみんな知ってるだろという体で、あらすじすっ飛ばし、ネタバレガンガンです。

韓国版ではどこを切り取った?


ベルばらと言ったら宝塚のイメージがある人も多いと思います。

宝塚では、1974年の初演以降

幾度となく再演していますが、

大きく分けてふたつのパターンがあります。

それが「オスカルとアンドレ編」と

「フェルゼンとマリーアントワネット編」です。


原作は、単行本10巻にも及ぶ上に

メインキャラクターが4人もいるので、

舞台化するときは焦点を絞って

上演しているのですが、

細かく言うと、宝塚では再演するごとに

登場させるキャラクターや

使用する場面を変えています。


今回観劇してきた韓国EMK版は

宝塚で言うところの「オスカルとアンドレ編」。

オスカル、アンドレ、ベルナール、ロザリーが中心キャラクターとなっています。

ちなみに、原作には忠実だと思います。


取り上げられていた場面は、

オスアン編でよく登場する「黒い騎士編」。

そして驚きだったのが

ロザリーとポリニャック夫人の

出生の秘密編です。

宝塚ではあまりメインで登場しないポリニャック夫人が韓国版ではかなりメインキャラ。

ソロ曲まで用意されていました。


シャルロットまで出てきて

とても新鮮でしたが、

考えてみれば韓国は 

義賊、親子関係、出生の秘密

このあたりは大好きですもんね。

韓ドラあるあるなテーマである事に気づいて、ちょっと笑ってしまいました笑い泣き



ヅカオタ的に衝撃的だったことは、

フェルゼンがほぼ登場しないこと滝汗

もはやいたのか?レベルです。

アントワネットは登場はありますがセリフなし。

この2人に関しては、

本当に本当に名も無きキャラクターでした。

オスカルがフェルゼンに片思いしている

ということすらも言及がなく、

本当に衝撃的でした!!!

宝塚ではどっちのバージョンでも

必ずオスカルとフェルゼンは出てきますので。

※アントワネットはいないこともあります



上演時間は、休憩20分入れても2時間半。

かなりコンパクトな仕上がりですが、

オスカル中心に物語を見た時に

とてもスマートで綺麗にまとまっていて

ベルばらを全く知らない人でも

(つまり脳内補填ができない人でも)

楽しむことができる作品になっているなと思いました!




今宵一夜がない!?愛を歌わない「ベルばら」

今回、韓国版ベルばらを観劇して

まず最初の感想は

今宵一夜がないやん!!!

でしたwwwww


宝塚でのメイン曲と言ったら

「愛〜それは〜」

でおなじみ「愛あればこそ」ですが

韓国版はマジで「愛」が出てきませんっ笑


最初は今宵一夜がないことが衝撃的すぎて、

愛がないベルばらはベルばらじゃない!

とさえ思ったくらいなのですが、

ソワレを観劇し、

さらに聞き取れなかった歌詞を

ちゃんと噛み砕いていくことで

少しずつその意図が分かってきたような気がしています。





オスカルの描かれ方


オスカルの人物像というのが

かなり現代的な表現になっていました。

それが「愛」をテーマにしない

理由なんだと私は思います。

愛以上に大切なものがオスカルにはあって

それが作品全体を作り上げています。



先程言った通り、

韓国版ではフェルゼンの登場がありません。

だから最初から「愛」について

言及することがほとんどないんです。


宝塚版のオスカルは

男性として生きてきた自分の人生と

フェルゼンへの伝えられぬ想いに苦しみ

さらには王妃様への忠誠心と

フランスのために命を捧げたいという気持ち

に葛藤して苦しむ様子が描かれています。


結ばれる相手も、人生も、自分で選びとり

最後は強い信念のもと

全てのしがらみを捨てて散りました。



しかし、韓国版では

フェルゼンへの恋心が最初からないため

とても強い女性として描かれています。

宝塚版が弱い、という訳ではありません。

ただ、恋する乙女の顔がないので

宝塚で感じるオスカルの柔らかい部分が

あまり見えないようになっていました。


韓国版のオスカルは

とにかくずっと怒っていました。

宝塚版のオスカルは「苦悩するオスカル」

という感じなのですが

韓国版は「憤怒するオスカル」

というイメージが強いです。


腐敗した貴族、苦しむ民衆

フェルゼンとの密会を繰り返す王妃

全てに怒りを向けていて、

こんなにも怒りっぽく

感情を表に出す性格だったかしら?

とちょっとびっくりするほどです。

確かに漫画のオスカルは

喧嘩っ早い印象はありますよね。


恐らく日本と韓国の国民性の違いも、

オスカルの表現に違いが出ている要因だとは思います。

でもやっぱり時代もあるのかと。


どうしても、宝塚は昭和の香りが漂うので

正直、現代の私にはオスカルの苦悩が共感しづらいです。

あんなにも憧れの的であり

王妃さまからの信頼も厚く

地位も名誉もある。

それなのに、愛や恋に縛られすぎじゃない?と。笑

 

韓国版は、オスカルの恋や愛なんて本当に最後のわずかな部分でしか出てきません。

それよりも、

自分の生きる道を探したい!

自分が生まれた意味を知りたい!

自分の人生は私が選ぶんだ!!

という「自分」の主張がものすごく強いです。


そしてそういう姿はむしろ

「エリザベート」にとても近かったです。


それを一番強く私が感じたのが

オスカルの最後のセリフ。

ベルばらファンなら誰でも知っている

死に際のオスカルのセリフ

「フランス…バンザイ……」

ですが、、、これが

「私は悔いなく生きた」

に変わっています。


え、そっち??

という感じなんですが、

彼女が求めたのは自分自身の自由で、

自分の人生は自分で選びたい

そういう彼女の意志の強さが

この最後のセリフから感じらます。


そしてその気持ちが

全幕通してずっと響いていて

そうできない世界への怒りみたいなものも

感じられました。



宝塚も韓国版も、

女性として生まれ、男性として育ち

自分の人生に悩み

父親の支配から逃れようと、

自分の生きる道を模索する姿は同じです。


ただ、オスカルのどういう姿を切り取るのか

が全く違いました。

だから韓国版のオスカルは

「愛」を歌わなかったのだと思います。



オスカルの歌


オスカルは「愛」を歌わなかった

とお伝えしましたが、

ではどんなに曲を歌っているのか。

印象的だった曲を紹介しながら

更にオスカル像を深めていきたいと思います。


オスカルのソロ曲はどの曲も強い信念と、

自分自身への鼓舞の歌ばかりですが

特に印象に残ったのが「私、オスカル」です



最初YouTubeに出てきた時は

「我が名はオスカル」じゃん!!

と興奮したものですが、

中身は違いました笑


黒い騎士を捕まえるために

自らを囮にする計画を立てたオスカルは

仮面舞踏会にドレス姿で出るのですが、

そのドレスを脱ぎ捨てながら歌うのがこの曲です。

歌詞は、要は「私だけに」です笑

私の人生私が選ぶ、着る服だって私が選ぶのよ!!

と、めっちゃ強気に歌います。

  

そしてこれまたびっくりだったのが

「白馬に乗った王子様は私には必要ない」

という歌詞。

これを聞いた時、

「え、、、アンドレは??」

となりました。

オスカルにとってアンドレは白馬の王子様じゃないの??少なくとも私はそう思ってるよ?

と笑

後ほど書きますが、

このアンドレとオスカルの関係性が

原作と大きく違う部分かもしれません。




そしてもう一曲、

フランス革命に向かっていくなかで歌う最後の曲

「私を包む風は私だけに吹いているのか」


この曲では、
これが私が生まれた理由」として

一人一人が心の自由を持つ

自分で人生を選べる未来

そのために行こう

的なことを歌っています。


以下抜粋(※意訳です)

心を抑えることに   どんな意味があるのか

心まで服従させることはできない

誰も所有することはできない

ひとりひとりどんな人間にも    心の自由がある


私にとって   これが世界に生まれた理由

我自身を旗印とし

世界に再び生まれ変わる機会を贈り物としよう

春風に似た少女が  また笑えるように

憎悪することのない世界のために行こう

再び生まれ変わる機会

生きたい世の中のために    みんな一緒に行こう



この曲は、カテコでも歌ってくれますが

本当にすごくいい曲で

背中を押してもらえます。


この歌詞を見ると、オスカルは

1789のロナンたち民衆

の姿にも重なるんですよね。



私は今まで、オスカルのことを

美しい男装の麗人であり

女性の社会進出の象徴である

と思っていたのですが、

フランス革命の中の民衆の"1人"として、

オスカルも自由を求めた者として

描かれているということが、

私としてはとても印象深く、驚きでした。


オスカルがフランス革命に身を投じたのは

フランスという国のためだ

と勝手に思っていたんです。

国民とオスカルという存在を

切り離して考えてしまっていたのですが

オスカルもフランス国民の1人なんですよね。

当たり前なんですけど。


でも私がそう思っていた理由は、

オスカルをアントワネットの対として

見ていたからだと思います。

けれど今回は、ベルナールを通して

フランス革命に向かう民衆の姿も

かなり多く描かれています。

そしてアントワネットが居ないことで

貴族に対してはむしろ嫌悪感しか

抱かないように構成されているので

オスカルがフランス国民の1人として

自分自身のために、

そして未来の少女のために

立ち上がっているのだな

と感じることができました。


「愛」だけではなく

フランスについても語らず

むしろ自分自身のこと

自分が生きる世界のこと

について語る

そんなオスカルという感じです。





アンドレの描かれ方


こんな、強気なオスカルの傍で

いつも助けてくれるのがアンドレです。

誰しもアンドレのような人がいてくれたら…

と夢見たと思います(私だけ?笑)


韓国版のアンドレは、

私の中でドンピシャ!!!

理想のアンドレ像で本当にときめきました。



アンドレって、常にオスカルの傍らにいる

王子のように見えますが

実は心の中は嫉妬と葛藤で

結構大変なことになっているんですよね笑

オスカルに毒まで飲まそうとするし。


韓国版のアンドレは

どこまで行ってもすごく献身的。

突っ走る性格のオスカルに

振り回されながらも

常に友人として付き従い

彼女を想ってきた、

そんな彼の今までの人生まで

見えてくるようでした。

まさに白馬の王子様…



アンドレは、ソロ曲が3曲用意されています。

どれもオスカルを想った歌で

アンドレそのものを表現していて

本当に素敵です。

3曲紹介しながらアンドレのときめきポイントと共に考察していきます。


まずは「このまま朝まで」



どのようにオスカルの元に来て

どのように育ってきたのか

そしてそんなオスカルと自分の関係を

決して近づくことのない星のようだと言いつつ

酔っ払ったオスカルを

愛おしいそうにお姫様抱っこしてくれます。

←さすが韓国


はいっ!もうキューーーーン!!


貴族や部下たちからは

恐れられているオスカルも

アンドレの前では可愛い少女である

ということがこの場面でとてもよく分かります!

先程言ったように、

オスカルがめっちゃつよつよに描かれているので、アンドレのこういうシーンで

彼女が女性であることや

彼女の弱さみたいなものが見えてくるのです。  



めいこ的に、アンドレは 

YouTubeで歌っているコ・ウンソンが

どストライクだったのですが

彼が「シンジャン(心臓)」と

超低音ボイスで歌うところで

毎回ゾクゾクっとしてしまいます。

甘いんだけど、ちょっと狂気な部分も見えます。

(歌詞:俺の心臓もお前のもの、俺の信念もお前のため)←この歌詞がもうやばい




この時はまだ、

自分の気持ちを知りつつも

打ち明ける気など全くないアンドレ。

しかし、ジェローデルがオスカルの婚約者となったことで彼の中でも葛藤が生まれます。

そしてこのジェローデルがマジ酷いやつで。


原作でもあったらしいんですけど

(私は忘れてました)

「妻を想う下僕がいることくらい私は受け入れられる」的なことをアンドレに言うんですよ。


それを聞いたアンドレは

ワインに毒を入れて

「毒杯」を歌います。 


この歌がまじ泣けるので

後半の歌詞だけですが載せます。

さっきから歌詞を載せていますが私の意訳(ネットで調べたりもしてます)なので参考程度に…


 

~間奏~


まだ生きている 心臓の鼓動が聞こえる 

凍った肺が息をする

真っ暗な瞳に光が見える 唇が震える

愛しているのに  愛していないふりは嫌だ

俺の愛が本当に有罪だとしても 愛する

愛して守るんだ この命をすべて捧げて

 

俺を許さないでください 

俺は救済を受けることはできません

俺を彼女のそばにだけいさせてください

死ぬその瞬間まで     愛せるようにさせてください

俺の全てを捧げて 彼女を守ることができるように

俺の魂を全て捧げるので


愛に代価があるなら 全部甘んじて受けますから

私を罰してください

 



この歌の間奏中にオスカルが来て

「私を見つめる暖かい眼差しを見逃さなくて良かった。私は誰とも結婚しない、一生」

っていうんですよぉ(இдஇ; )

もうここで涙腺決壊。


オスカルは、黒い騎士との戦いで

目を負傷したアンドレが

「お前のためなら片目くらいくれてやる」

と言ったあたりから

アンドレの自分への想いに気づいているんです。

その時の歌がこちら↓↓↓




常に自分の傍らにいてくれたらアンドレという存在に気づくオスカル。

そして、そこまで私にしてくれるけど

あなたはそれで何を得るの?

とアンドレに問いかけます。



この辺は、原作と大きく違いますね。

原作は毒はオスカルに飲ませようとしますし

そこでオスカルはアンドレの想いを知ります。

韓国版のアンドレは、

自分が飲むために毒を入れるので…

どこまでも健気で献身的なんですチーン

オスカルの結婚しない宣言を聞いた

アンドレは、毒杯を飲むのを辞めて

ただ彼女を愛したい

魂を全て捧げるから

彼女を守れるようにしていください

と乞います。


こんなに一途なのに、

今宵一夜もないって酷くない!?!?

あまりにアンドレ可哀想じゃない!?

と最初は思ったんですが、

ここでオスカルがアンドレと結ばれると

作品としてすごくブレてしまうと思うんですよね。

オスカルはあくまで、

ずっと自分の信念を歌ってきているので。

愛については歌ってないんです。

彼女が望むのは愛ではなく

人間としての心の自由なんです。

だから、ここでオスカルとアンドレの

愛について思いっきり描いちゃうと

主題がブレてしまうのかなと思いました。

フェルゼンへの片思いもないので

あまりに女々しいオスカルが出てきても

この作品の「オスカル」では無くなってしまうのかなと。


そして、今宵一夜がなくとも

オスカルとアンドレが互いに想いあってることはちゃんと伝わったんですよ。

結ばれなかったからこそ

切なさもより一層でした。

アンドレがオスカルを庇って死んでしまったあとのオスカルの演技は、涙無しには見られません。



「毒杯」の歌詞を見ても

アンドレはどこまで行っても

オスカルに対して何も望みません。

ただ彼女のそばに居たい

その想いが本当によく伝わってきました。



順番が前後してしまうのですが、

衛兵隊への転属を意識し始めていることを感じたアンドレはオスカルを見つめながら

「君なら」を歌います。



これまた本当に聞くだけでときめくので歌詞を載せます。

金色に光る髪  赤く輝く制服  君はペガサスのようだ

オリンポスの太陽とも比べられない

 

考えてみれば今まで俺は君の足首をつかんで

我慢しなければ

気をつけなければ

と言って  見守るだけだった

だけど今日見た君の姿は 今までとは違う

なりたかったその姿 

いつこんなに大きな木になったのか

 

人々は簡単に言う  平凡に生きろと 

それは君にとっては無理矢理だ

人々はあまりに 簡単に判断しようとする 

君の外見だけを見て自分を納得させる

望むように君を想像する 

あたたかい暖炉が必要というように  なぜ

君だけの苦痛と悲しみ    その中の涙が

どれほど貴いものであるかも知らないのに  なぜ

 

俺は君だけの盾になる

いつでも俺の肩にもたれろ

君なら間違いなくやりとげられる 

誰も手に入れることができなかった

星を見つけて

お前の夢を広げていくだろう

君なら

 


暖炉って言ったのは確かジェローデルなんですよね…

俺は暖炉じゃなくて

お前の盾になるし

疲れたらいつでも俺の肩にもたれていい

って言ってくれるアンドレ。

アンドレ〜!!!

結婚して〜!!!!!(私と)


オスカルが望んでいることを分かっているからこそのこの歌詞……

オスカルの信念は

彼女自身のため、

強いては未来の少女のためでしたが

アンドレの信念はオスカルのため。

くうっっっっゲロー

健気な男です。


ただただ自分の心に真っ直ぐで

前しかないオスカル。

だからこそ、アンドレは絶対に彼女から目を離さずそばに居てくれる…

最高やん……

「このまま朝まで」の歌詞でありますが、

隣にいるけど近づくことの無い星

なんですよね。まさに、この2人は。


もうね、常に横にいるはずだったアンドレがいなくなったあとのオスカルは

本当に涙涙ですよ(இдஇ; )



その他のキャラクター

ということで、

私はアンドレに全振りしていたので 

当然ジェローデルはやっぱり好きになれませんでした笑い泣き

言ってることは正しいのかもしれませんが

多分一生好きにはなれない笑

宝塚版でもめっちゃ嫌いです。

「私はあなたが痛々しい」

ってオスカルに言うセリフが嫌いすぎます笑笑


ベルナールも、

なんか可もなく不可もなく笑

1789のカミーユやロベピのような役割ですが

オスカルにいい所全部取られちゃっていました。(雑感想)



ロザリーは、

オスカルに助けられるところ、

お屋敷に居候するところ

舞踏会に参加するところ

本当の母親と再会するところ

と、宝塚ではあまり描かれない部分まで

しっかり描かれていて

彼女のオスカルへの想いだったり 

出生に関する葛藤だったりが

ちゃんと描かれていました。


ロザリー役の方も、とってもキュートで

ディズニープリンセスのような

愛らしさがありました飛び出すハート

オスカルへの想いを歌った

「あなたは何故女性なの」は正直笑った笑




そしてポリニャック伯夫人。

韓国の俳優さんたちは本当に皆さん歌が上手いのですが

ポリニャック伯夫人はドスの効いた

迫力のある声で圧巻でした。

こういう女性の描き方も 

すごく韓国っぼいな〜って思ったりしました。



その他


音楽も演出も素晴らしく、

俳優さんもみんなトップレベルで

歌も素晴らしかったのですが

唯一、衣装だけがわたし的には残念で…

豪華ではあるんですけど、

ドレスがキラキラプリント布の

ペライチなんですよね…

多分あの下は輪っかの枠組みだけじゃないかな…


宝塚はサテン生地のシンプルな布に

レースやドレープをふんだんに使って

どんなに端っこの人でも

ドレスの中もフワフワがいっぱいはいっているんですよ。

多分あっちの方が圧倒的に動きづらいとはおもうんですけど、めちゃめちゃときめくんですよね〜!

素敵な衣装ではあったんですけど

宝塚ファンとしては物足りないものがありました悲しい



そして気になるオスカルのビジュアルですが

男役でないことは100も承知で行っているので、特に気にはならなかったです。

ただ、脚のラインとかは

年齢もあるかもしれませんが

宝塚の男役には到底及びませんね笑

ブーツとか、ヒールありにしてあげれば

良かったのにとか思っちゃいましたうさぎ


カツラも、やっぱり宝塚の方がいいです。

オスカルのあの髪型ってすごい難しいんだなと改めて思いました。


歩き方や、ふとした仕草は

すごく女性らしくって

宝塚の男役はやっぱりすごいな〜と。

男役ってやっぱり唯一無二だなと再確認できました!!


でも、男装の麗人としては

違和感なく、見ることができましたし

オスカルとしてはちゃんと存在していました。





みんな違ってみんな良い



韓国版は想像していた通り、

宝塚とは全く別物の

令和のベルばらが作り上げられていました。

韓国という国の感性も入れつつ

現代の私たちが共感しやすいように

作り込まれていてとても楽しめました!


大きな物語の筋は本当に原作に忠実ですし

宝塚版とも大差ありません。

むしろそれを綺麗にまとめあげていて

オスカル中心の作品としては

とても分かりやすくなっていたところが

韓国版の良さだなと!

あと、歌がとにかく全部いいし

皆さん歌が上手い!!


宝塚は宝塚で様式美があって

衣装や髪型がとにかく美しいですが

ベルばらをまた違う角度から楽しむことができて大変満足です。

もっと早くに行っておけば

追い渡韓もできたのに…

残り1ヶ月の公演期間の間に

行ける隙間とお金が無くて泣いています。



ここまで、私の勝手な感想を

支離滅裂に語ってきましたが

中々まとまらず、

感想書き切るのに数日かかりました滝汗

言いたい事の半分も書けていない気がしています…私の語彙力ではこれが精一杯…

素敵な作品だったからこそ

それが上手く伝えられないことが悔しいです昇天




この感想を読んで気になった方がもしいたらぜひ、韓国に行ってみてください!!!


それでは皆様

ごきげんよう〜( ´ ▽ ` )ノ