個人のご相談対応(コーチング、カウンセリング、キャリアコンサルティング)や、

中小企業の人事課題の解決をお手伝いする人事労務コンサルティングをしている

伊藤史子です。

 

特に得意分野は、女性活躍推進やダイバーシティ推進です。



今日ご紹介するのはこの本。

 

 

 

「整える習慣」

(順天堂大学医学部 小林弘幸教授 著)



 

小林教授曰く、

 

どうして、多くの人が自分の実力を十分に発揮できないのか?

 

それは、

「力を発揮するための『整え方』を知らない」から

 



目から鱗でした!

 



私も、「今まで集中して仕事や勉強をするにはどうしたら良いか?」とか

 

 

 

「やろうとしていることになかなか取り組めない時は?」

 

 

 

「依存症はあなたが弱いからではない」

 

 

などと、これまでにブログで書いてきましたが、

 

それ以前にやることがあった のです!

 

 

 


 

 

これまで、何とか仕事ややる事のスキルアップ・レベルアップをしたい!

と考えて、

 役立ちそうな本を読んだり、

 役立ち記事やブログを読んだり、

 セミナーや研修に通って

何とかしたい!とやってきました。

 

 

 

でも、いくら実力が高くても、

実力を100%発揮できなければダメ なのです。

 

 

 

100ある力を120にアップさせても、

日常的に70しか発揮していないなら

何の意味もありません。

 

 

さらに20アップさせるために、

お金と時間と労力を費やすくらいなら、

100ある力を「安定的に90出せる」準備、

コンディション作りをする方がはるかに効果的!

 

 

 

仕事のクオリティを高めたいなら「実力をつける」より


「今の実力を出し切ること」に意識を向ける


方が圧倒的に近道。

 

 

 

「力の出し方」を知らなければ、

いくら実力をつけても無駄!

とまで、おっしゃいます。

 



何とか実力を上げたい!

もっとスキルアップや知識を着けなければ!

と、新しい事を身につける事ばかりに意識が向いていましたが、


実力発揮できる状態にする!


その視点は無かったわ!!


どんだけ、頑張る方向を間違えてやって来たかっ(後悔)

 


※大阪万博公園内の日本庭園です。滝まであるんです!




小林教授は、プロスポーツ選手のサポートもされていますが、


 

第一線で活躍する選手は、

「実力をつけること」のみならず、


「今の自分の実力を100%発揮すること」

の大切さと難しさを痛いほど知っている。

 

 

 

スポーツの世界の3つのトレーニングアプローチは

1 ストレングス

2 コンディショニング

3 ケア

 



この中で、

「持っている力を発揮するために状態を整える」=コンディショニング

をきっちりやらなければいけない。

 

 

 

メジャーリーガーの大谷翔平選手が睡眠を大切にしているのも、

このコンディショニングのため でしょうね。

 

 

 

小林教授曰く、この一流アスリートがやっている、

「コンディショニングの意識こそ、

多くのビジネスパーソンに最も欠けている部分」

とのこと。

 

 

 

それでは、このコンディションづくりをするには何をしたら良いか?

それが紹介されているのがこの本です。

 


気持ち良い新緑の竹林です

 


 

小林教授は、医師でありスポーツドクターです。

 

「体の状態を整えるか」=「自律神経をいかに整えるか」

まさにコンディショニングと同義。

 

 

「今ある実力を十分に発揮するため」に自律神経を整える、

そんな意識が必要だと提唱されています。

 

 

 

方法としては、

 

身体に負担をかけているもの、ストレスになっている事を

1つひとつ丁寧に取り除き、

体の構造に即した「行動パターン」を身につけ、

「意識付け」をするだけ

 

 

 

 

1 まず、ものを片付ける

 

2 1日ごとの体の変化を意識するー時間の使い方ー

 

3 無理した付き合いは絶つー人間関係の整え方ー

 

4 体のスイッチを意識するー体の整え方ー

 

5 食べ物と食べ方を少しだけ変えるー食の整え方ー

 

6 今後の振り返りが、スムーズな明日をつくるー行動パターンの整え方ー

 

7 ストレスには正しく対処するーメンタルの整え方ー

 

8 自分のタイプを知るー自分らしさの整え方ー

 

 


気持ち良い小川のせせらぎと新緑

 

 


 

私個人で印象的な内容・取り入れたい内容もたくさんありますが、いくつか紹介すると、


 

・欲しい情報は「ひと目でわかる状態」にしておく

・想定外の問題が起こったら、次の予定を諦める

・電子マネーや財布は早めにチャージする

 

・午前中の「勝負の時間」を無駄にしない

・雨の日は「集中時間」を短くして、こまめに休憩を入れる

・SNSは自律神経を乱すツール

 

・目的が言えない飲み会には参加しない

・「安請け合い」をやめればストレスは減る

・「心技体」で一番最初に整えるべきは「体」

 

・気分が乗ってこない時は手足を動かす

・週1日は睡眠の日をつくる

・1日を振り返り、「失敗」を「成功」に上書きする

 

・次にやる事を「1個」だけ決めておく

・緊張を和らげたいときは、壁の時計を見る

・1日1枚写真を撮る

 

などなど。

 



立派な庭園です

 


 

これまで、さらに良くなりたい、できるようになりたい!と考えて、

さらに、さらに、と色々積み重ねようとしていた方々には(私も含めて)

逆転の発想 だったのでは?

 

 

 

しかし、小林教授の本を読むと、確かにそうだ!と腑に落ちて、

現状からアップさせることは一時停止して、

今ある実力をフルに発揮できるようにしていこうと思えました。

 

 

 

この本が、「さらに良くなりたい」と頑張っている皆さんに届くと幸いです。

 


太陽の塔がエールを送ります

 


 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)