高い成果を求められて一人頑張っている女性リーダーのための相談家 伊藤史子です
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働く女性に、この本はとても役立つ!と実感し、ブログで
概要と私の体験・気づき・感想をシェアしています。
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第16章 悪癖その12 「自分のレーダーで注意散漫になってしまう」
(本の概要をまとめて掲載しています)
(「コーチングの神様が教える『できる女』の法則
〜女性特有のキャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」)
サリー・ヘルゲセン&マーシャル・ゴールドスミス
日本経済新聞出版社
(本の概要です)
女性の大きな強みの1つは、広範囲に注意を向けることのできる能力、
一目でさまざまなことに気づく能力だ。
脳科学者がfMRIを使ってこの能力を調べたところ、
情報を処理するとき、
女性は、脳のさまざまな異なる領域に反応が出て、
さまざまな詳細を把握していることが分かる。
男性は、脳の活動は1つの領域に集中している。
その結果、
女性の注意は、「レーダー」のように働き、
環境をスキャンし、広い範囲からヒントを広い、
その内容に注意を払う。
男性の注意は、「レーザー」のように働き
集中して情報を順を追って吸収していく。
女性にとっての問題は、
組織ではいまだに「結論は何なんだ」とする
レーザー的注意力が優遇され、
それがリーダーシップの行動だと見られていることだ。
何十年か前までは、組織はほぼ全員男性で
働いていたことを考えれば当然のことだ。
とはいえ、よく発達したレーダーは
職場におけるパワフルな資産である。
・人をやる気にさせ、士気を高めることができる
・配慮しつつスキルを用いて交渉し、対話するのに役立つ
・協調とチームワークをサポートする
・厳しい事態になったとき、立ち直る手助けをしてくれる
親密な友情を築くのに役立つ
「レーダーの影の部分」
(本の概要)
どんな強みにも言えることだが、
レーダーにも影の部分がある。
よく発達したレーダーだと役に立たない
注意をそらすものをふるいにかけるのが難しい。
注意をあちこちに分散させ、1つのことに専念する能力を弱めてしまう。
レーダーは認識を区分する能力を低め、
仕事をこなす自信と能力を弱める可能性がある。
レーダーは、女性が自分自身にきつく当たる傾向の原因にも
一部なっている。
人の反応をものすごく意識するため、
自身喪失に火が付き、どう行動すべきか考えすぎるようになる。
活発なレーダーを持つことが、反芻を引き起こす一因になっている部分もある。
とりわけ、気づいたことに否定的なひねりを加える癖があれば。
テイラーは、エグゼクティブ・コーチとして成功しており、
コーチングでは、彼女の鋭いレーダーはクライアントの必要を
直感的にとらえるのに役立っている。
テイラーは、「私は1対1なら自身があります。
でも大きなグループの前では自意識過剰になってしまいます。
あまりに多くのことが起きていて、
あまりに多くの反応を読むことになるからです」
テイラーは、50社の見込み顧客企業の前で
彼女の仕事の概要を話すように依頼されたが、
レーダーのために台無しにしてしまった。
テイラーは緊張で上がらないように
しっかりと準備をし、プレゼンの冒頭ではそれなりに自信を感じていた。
だが、10分もすると集中力が薄らいでいった。
会場の一番前に座っていた男性が、
テイラーの言うことに懐疑的な態度を見せたため、
彼が何を気にしているのか理解しようとして、注意が散漫になった。
その時、後方にいた女性が手を挙げ、
テイラーが話していることは女性が期待していたことと違うと言い出した。
イベントを紹介したホームページは、社内のコーチング部門設立の
仕方について話すとしていた。
その女性の抗議に不意を突かれ、
謝罪をし、何を話せばもっと役に立つかを聞いた。
その女性は彼女の会社のコーチング問題について話し始め、
会場の参加者が落ち着かなくなってきた。
女性は強引に話し続け、ようやくテイラーが話せるようになると
プレゼンの残りを大急ぎで片づけた。
翌日、同僚のミレットにプレゼンの感想を聞いた。
ミレットは、問題を2つ指摘した。
「1つは、最前列の男性は、ここにいたくないように見えたからと言って、
それがどうなの?
その朝奥さんと喧嘩したかもしれない
病気か二日酔いだったかも
上司に腹を立てていたのかもしれない
つまりあなたにわかるわけないってこと。
それなのに、あなたはあなたのせいだと思い込んでしまった。」
「第二に、あの女性ががっかりしたと言っても対応すべきじゃなかった。
たくさんの人がいれば、彼女みたいな人が必ず出てくる。
マイクを独占して話し続けるイライラさせる人。
スピーカーであるあなたがそうさせてしまうのよ。」
テイラーは「どうしたら良かったのか」を聞いた。
ミレットは、「彼女のような人を扱うには『がっかりしたと伺って残念です』と言って
すぐさま、きっぱりと話しを進めること。
彼女に反論するチャンスを与えてはダメ。
彼女を満足させるのが仕事ではない。
脱線しようとする人から聴衆を守るのは講演者の仕事の一部。
そうでなければ、いつも聴衆にそっぽを向かれてしまう」
ミレットの率直な評価のおかげで、
テイラーは聴衆の動きを読み、
期待通りに話しているかどうかを考えるのに忙しく、
プレゼンの内容を見失い、話をする目的すら
忘れてしまっていたことに気づいた。
テイラーの研ぎ澄まされたレーダーは、
コーチングを成功に導いたが、
大きなグループの前では
彼女を不安定にさせてしまった
最初の、女性はレーダー、男性はレーザー の例えが
なるほど!と納得がいきました。
男性は1つのことしかできないが、
女性はマルチに複数のことができるのも、
それは脳の活動の違いから来ていた!
私も、いろんなことに目が行き、気になり気が付くのは
当たり前だと思っていましたが、
(逆に、同僚の男性は何故気が付かないんだろう?と怪訝に思っていた)
脳の機能の違いだったんですね。
そして、それがコーチングのような1対1なら効果を発揮するが、
大人数へのプレゼンなどではレーダーが逆効果に働くことも驚きでした。
私も、事例のテイラーのように、大人数の前で、
集中して聞かない参加者に意識が向いてしまったこともあります。
(なぜ聞かないのだろうと気になってしまいます)
今思えば、ミレットの言う通り、その人の事情は分からないから
放っておくのが一番ですね。
また、しゃべり続ける参加者に対しても、
きっと「きちんと対応しないと」と思ってしまうため、
相手にしゃべり続けられてしまうのでしょう。
ミレットのように、
「彼女を満足させるのが仕事ではなく、
脱線から聴衆を守ることをしなければならない」
と、この仕事の目的は何なのか!?を見極めて
対応する必要があるのでしょう。
我が事として思わさせられることがたくさんあります。
「左側の欄」
(本の概要)
テイラーの問題の根底にあったのは、
聴衆や会場内の動きに注意を払いつつも
準備したプレゼンを進めることができなかった点だ。
心理学者、クリス・アージリスの言い方に従えば、
彼女は、左側の欄が右側の欄を圧倒するに任せてしまったということだ。
アージリスが、人間がどのように注意を配分するかを説明するのに、
この左側の欄と右側の欄の区分を作り出した。
左の欄には、何か他のことをしている時に
頭に浮かぶさまざまな考えや観察が入り、
意識の流れを作る。
右の欄には、任務や登壇して話すことなどがくる。
性能の良いレーダーが、
左側の欄に刺激を与えすぎて、注意を散漫し
右側で行おうとしていることから注意を逸らしてしまうことも
あるだろうというのは容易にわかる。
アージリスは、左側の欄で認知するものは、
人がどう反応するかに敏感となり、
伝えたい内容を豊かにしてくれるから、
コミュニケーションを効果的に補ってくれるとする。
レーダーは、右側の欄の内容と正確性を補強してくれるだろう。
だが、性能の良いレーダーが左側の欄に不釣り合いなほどの
信号を送ってしまうことも十分考えられる。
あまりに多くの細かい点に注意を取られ、
何を、なぜ言おうとしているのかを忘れてしまう。
これが起きると、左側の欄は上の空となる原因を作り出し、
専念できなくさせる。
これが起きると、左側の欄は上の空となる原因を作り出し、
専念できなくさせる。
波長を合わせるのではなく、調子外れになってしまう。
強みの源ではなく、弱みの源となってしまう。
それでは、どのように左側の欄を節制して
自分のためになるようにすればいいのか?
抑圧しようとするのは、一般的にあまり好ましい考えではない。
アージリスは、左側の欄の考えを無視したり阻止したりするのは好ましくなく、
効果的、直観的に話すことができなくなると注意喚起する。
自分が伝えようとする内容に没頭すると、
ロボットのようで嘘っぽくなってしまう。
人はあなたは何を隠そうとしているんだろうと思うようになる。
それに、気づいたことを抑え込もうとすると、
脳のエネルギーを大量に使ってしまう。
だから、その努力は活力を失わせ、疲労困憊させてしまう。
こうした理由から、気づいたことを阻止しようとするのはよいやり方ではない。
左側の欄を上手に管理して、それに圧倒されることなく、
そこから恩恵を受けられるようにした方がはるかによい。
女性がレーダーのせいで、上手く行かなくなる原因を
ここでは、「左側の欄」と「右側の欄」という例を使い
分かりやすく説明していますね。
左側の欄に信号を送りすぎると、
右側の欄が上の空にしてしまう。
この図解と仕組みがなるほど!と思わされます。
左側の欄を無視するのではなく、
上手く管理していくことが大事なんですね。
その方法については、次で紹介しています。
「リフレーミング」
(本の概要)
この厄介な左側の欄の考え方を管理する良い方法は、
気づいたことを修正した形で自分自身に話すことだ。
これは、リフレーミングとして知られる。
本質的には、ミレットがテイラーにアドバイスしたのはこのことだった。
テイラーは
「最前列の男性が奥さんと喧嘩したばかりかもしれない、という見方は
今までで一番役に立ったものでした。
今は、誰かがイライラしたり注意散漫になっていると
何か個人的な問題があったと思うようになった。」
テイラーは、自分がコーチングでクライアントにリフレーミングを
頻繁に使っていたことを忘れていた。
「クライアントが人づきあいが良くないと言えば、
私は実際には人とつながっている例を思い出させます。
そしてもっと役立つ話を語らせ、白か黒ではなく、
グレーな中にいると見られるようにお手伝いします。
コーチとして、アージリスの理論は知っているが、
自分自身がストレスにさらされ、他の人の反応をみるのに頭がいっぱいで、
リフレーミングがいかに役立つかを忘れていた。」
もう一つ、リフレームする方法は、
左側の欄に何があるかを認識し、
それを右側の欄に反映させることだ。
庭園設計サービス会社の経営者であるハドリーは
協会から名人として表彰されるとき、
このアプローチを利用した。
ハドリーはお礼のスピーチを書く際に自意識過剰になり、
うちの会社では素晴らしい庭園を造っているが、
自分が名人だとは思えなくなった。
そうすると、受賞にふさわしくない間抜けなことを全部思い出した。
授賞式の朝、ハドリーは明るいお礼のスピーチの原稿を読み返し、
使い物にならないと悟った。
そこで、名人に指名され不安に思ったことを聴衆に話し、
名人どころか初心者のように感じると話した。
それで「初心忘るべからず」を思い出し、
(それは、「何も考えずに仕事を片付けることのないように」ということだったが、)
「初心」が自分の資産だと気づいた。
おかげで、力強い話ができたと思う。
話は聴衆に大いに受け、もろさをさらけ出したことで
ハドリーは聴衆に偽りのないところを見せ、
正直になったことで彼女も納得した。
だが、このようにできたのは、
人目にどう映るかと、くよくよ考えるのを止め、
見た通りの真実を話したからだ。
話し終わると、彼女は生まれて初めて総立ちの
スタンディングオベーションを受けた。
リフレーミングに力があるのは、
頭の中を行き来する考えと、
ほんとうに伝えたいものとの間で選択を迫らないからだ。
二者択一の罠にはまることなく、
左側の欄の豊かさにアクセスできる。
何を感じているかを認識し、
そこに強さを見つけることで、
レーダーの力を使って影の部分を追い払うことができる。
過剰なまでに反応するレーダーは、
単なる習慣でしかないというのは、
ありがたいことだ。
それは深刻な性格上の欠点ではなく、
あなたの人となりを示す、変えることのできないものではない。
他の11の悪癖と同様、いくつかの単純なツールを使って
軽減できる習慣でしかない。
この章で言われた、「左側の欄」に信号を送りすぎて、
「右側の欄」が上の空になるのを防ぐ方法として
「リフレーミング」が紹介されています。
最初の最前列の男性の様子に落ち着かなくなった
テイラーの例のように、
問題が自分にあるのではなく、相手の側にある!
と捉えられれば、自分を責めることもなくなります。
この見方を変えることは、コーチングスキルでも
「視点を変える」スキルとしてあります。
この視点を変える、捉え方を変えるのは、
なかなか自分で行うのは難しいです。
なぜなら、その視点にどっぷりはまっているから!
私も1年前は、どっぷりネガティブにはまっていて、
とにかく悪いことしか思い浮かばない、
ネガティブループをぐるぐると回っていました。
その時のコーチが、私の認識が偏っていることを指摘してくれ、
(その時はすぐには認めらませんでしたが)
主観ではなく、客観視するようアドバイスを受け、
だんだん違う見方もあると気づけてから、
悪い思考回路から抜け出せたように思います。
(ついでに海に行ってぼ~っとすると、思考が止まることも気づきました)
ハドリーの例のように、
自分の「左側の欄」で何を感じているのかを否定しないで認識し、
そこから強さ(=初心)を見出し伝えらえたことで、
左脳の欄にあった不安がなくなった例も参考になります。
これも、一見ネガティブなところから良いものが見いだせて好転させ、
左側の欄の部分がなくなる。
「気づきが得られた」体験だったと思います。
(コーチングでもクライアントがその体験から気づきを得る関わりをします)
過剰はレーダー反応も、一生治らないのでなく、
変えることのできる習慣だ!と言われるのは
救われる気持ちになります。
12の悪癖の紹介は以上です。
次回からは、この悪癖を踏まえて良い方向へ変えていこうという内容になります。
次回は、PartⅢ 良い方向に変える
第17章 「1つのことから始める」です。
※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ
引用元の表示もなく、リブログもされず、
ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。
引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨
表示ください。(これは喜びます!)
個人のブログも著作権はあります!
(弁理士さんによる著作権の勉強会で学びました)
ブログで取り上げているこの本の読書会、来月開催します。
(写真は先月のリアル開催です)
第15回「男性社会で頑張っている貴女の為の読書会」
〜日本一ゆる〜い読書会〜
(通称:アマゾネス読書会)
日時:11月5日 19:00〜21:00
場所:大阪市内(梅田近郊を予定しています)
参加費:無料(ご自身の飲食代はご負担ください)
定員:6人(定員に達し次第締め切ります)
※残り1名です
毎回、素敵な女性が集う楽しい場になっています!
前職で働いていた時には、他の職場やお仕事の方と
仕事の愚痴や雑談はしたことはありますが、
読書会のような「仕事をするなかでの悩み」や
「本に書かれている悪癖が自分にもあった」
などという話はしたことがなく、
とても新鮮で楽しい時間をいただいています!
また、次回もどんなお話が皆様から聞けるのか、
本当に楽しみです!
お申し込み、お問い合わせは下の「お問い合わせはこちらから」か、
Facebookのコメント、メッセンジャーからお願いします。
本を読んで(予習不要)、その感想を語って体験や気づきをシェアするだけ!
そんなゆる〜い時間です。
仕事帰りに、ホッと一息つける場を提供しています。
このブログが、何かの役に立てれば幸いです。
長文ご覧いただきありがとうございます。
コーチングや、働く上での悩み・困り事のご相談もお問い合わせください。
(前職では労働行政で、ダイバーシティや女性活躍推進、仕事と家庭の両立、
働き方改革、ハラスメント対策の推進を担当し、
企業や労働者の方からのご相談にも応じていました)



