アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

吹田市商工会議所「いきいき会」に参加してきました

 

 

 

「人材育成~良いリーダーとは~」(コミュニケーションの重要性と難しさ)

 

 

 

株式会社ガンバ大阪  取締役 強化・アカデミーアドバイザー 上野山信行 氏

 

 

 

ガンバは、大阪を拠点に活動するプロサッカーチームです。

 

 

 

上野山氏は、かつてヤンマーディーゼルにてサッカー選手として活躍され、

引退後は、釜本FCからガンバ大阪で指導者として活躍され、

 

指導した選手には、現監督の宮本恒靖氏、稲本潤一氏、大黒将志氏 など

名だたる名選手を育てられてます。

 

 

 

ある意味、スポーツの世界は結果が問われ、結果が全てで、

それしか判断されない厳しい世界かと思います。

 

 

 

そんな、名指導者としてプロ選手を育成してこられた上野山氏の

人材育成のご経験に関心が湧き、参加してきました。

 


 

まず、「悪いリーダー」と「優秀なリーダー」の話から始まり、

それぞれ、10個以上項目がありました。

 

 

〈悪いリーダー〉

言うことがコロコロ変わる、逃げる、

部下のせいにする、感情的で気分屋、指導しない…

 

 

 

〈優秀なリーダー〉

言葉に敏感で大切にしている、ヴィジョンを語る、ぶれない、

疑問視を持っている、部下に興味関心がある、決断が早い、

 

常に「何故?」を問える、大きな使命感がある、

人の話を真剣に上手に聞ける、ユーモアがある・・・

 

 

 

どちらも項目は無数にあるのですが、

それは部下〈選手〉の価値観が違うからその分変わってくる とのことです。

 


 

「学ぶことを止めたら、教えることを止めなければならない」

 

 

 

勉強=知識が増えるだけ。「学び」ではない!

 

 

 

「学び」とは? =「何故?何故?何故?何故?何故?」

(トヨタの「何故?」5回もそうですね)

 

 

 

自問自答とは?=考え抜くこと

 

 

 

「学ぶ」とリーダーが成長し、部下や選手・組織の成長につながる

 

 

 

自ら学ばないと「リーダーの以上に、指導される部下・選手・組織が成長しないから」

 

 

 

ガンバの選手も自ら目標を立ててPDCAでやっておられるそうです。

 

 


 

リーダー=指導者

 

 

 

指導者の主たる仕事は、「優秀な人財を作ること」

 

 

 

優秀な人財=改革を起こす人(改革ができる人)

 

 

 

優秀な人材育成のためには、

指導(教育)・研修・書籍を読む・レポートを提出する…と色々な方法があるが、

 

 

 

一番多様しているのは 「言葉」

 

 

言葉でコミュニケーションを取り、指導すること!!

 

 


〈講演途中から写真が取れましたのでアップしますね〉

 

 

「言葉」について

 

 

 

言葉には否定的な言葉かけ肯定的な言葉がある。

 

 

 

1 建設的な(肯定)な言葉⇒栄養ファクター となる

 

 (例)素晴らしい、ありがとう、すごいね、うまくなったね

 

 

 

2 破壊的な(否定)な言葉⇒毒素ファクター となる

 

 (例)何やってんだ、失敗ばかりして、下手くそ、だから負けるねん

 

 

「皆さんは、部下・同僚に今までどちらの言葉を多く使ってきましたか?」

との問いかけがありました。

 

 

かつては、生徒や部下に対しては「否定的な言葉」を使い、

「なにくそー」と発奮させて頑張る というやり方ですが

(いわゆる 生まれたての獅子の子を崖から突き落とす)

 

 

今の子は、それでは通用せず(発奮して頑張ることは難しい)、

肯定して育成することが必要。

 

そこで「厳しく褒める」との、この2つの反する言葉を使い分けが必要とも仰ってました。

 

 

 

スライドにも、建設的な言葉・破壊的な言葉を多用する組織や人について説明があり

 

 

イジメがある学校(組織)も

破壊的(否定的)な言葉を使っている

 

そこには、目的が抜けて手段だけになっている!

 

 

 

良い成果=目標×能力×情熱×考え方×健康

 

 

 

成長は、適切な失敗が必要。

 

 

 

適切な失敗=×簡単にできる。×無謀な目的

 

      ○できそうでできないところを目指してやらせること

 

 

 

その為には、チャレンジの環境を作ることが大事!

 


 

コミュニケーションについて(重要性と難しさ)

 

 

 

ここでも「言葉」の大切さを離されていました。

 

 

 

コミュニケーションには4つの段階があります

 

1 不理解・誤解

 

 

 

2 理解(頭では分かっているが、心がついていかず行動に繋がらない)

 

 

 

3 納得(なるほど、と感情が伴いやってみようと行動に繋がる)

 

 

 

4 共感・共鳴(その通りだと心が動かされ、

  自分なりの考えが入り行動し、自己責任を考える)

 

 

 

2の「理解」の段階では、よくあるのが、

大人や教師が子どもに対して何か教えた後に「分かった?」と聞くので、

子どもが「分かった」と答えるけど、行動につながらない

 

 

 

それを、子ども時代から続けてきているので、

 

「分かった?」ではなく

「できるか?」と聞くこと! 

 

を意識されているとのことです。

 

 

 

確かに、「分かった?」と聞かれたら、

「理解しましたか?」と受け止めてしまうので

 

「するかしないか?」「できるかできないか?」までフォローできていない感じがしますね

 

 

 

 

その辺も、もの凄く丁寧だと感じました。

 

 

 


 

コミュニケーションを取るときには、お互いが同じ絵をみながら会話するようなイメージだそうです。

 

 

 

 

明日サッカーの試合がある親子の会話でも、

左はお母さんが一方的に話している

 

 

 

右は、お母さんが子どもの明日の試合の事を心配して子どもに訊ねていますね。

 

お母さんの心配も子どもに伝わってくるから、

子どもも母親の言うことに耳を傾けています。

 

 

 

 

コミュニケーションの重要性

 

 

コミュニケーションは前提(趣旨)を合わすこと

 

それは「対話」です。

 

・コミュニケーション時に使う言葉に細心の注意を払い、

 考えて話すこと

 

・5W1Hも入れる

 

・共通ことばを使う

 

のがポイントだそうです。

 


そして、次のような事例の場合、

「どんな言葉かけをしてコミュニケーションをとればよいのか?」も

2パターン紹介されました。

 

 

 

 

否定的な言葉かけか、肯定的な言葉かけ(共感し、相手に考えさせる)で

全くその後が変わりますね。

 

 

 

ガンバでも、ミスや失敗対し、1つだけでなく、5つの仮設を立てて分析する

よう言われているそうです!

 

 

 

5つも仮説を立てること自体が凄いと感じますが、

そこまで徹底して考え抜くことが成長に繋がるということでしょう。

 

 

 

 

 

お話の最初でも、途中でもそして最後にも

「言葉」の大切さを仰ってました!

 

 

 

 

 

 

普段は2時間かけてお話しされる内容を、40分に凝縮してのご講演でしたが、

人材育成にはコミュニケーションが重要だとお伝えいただきました。

 

 

 

質問の時間では、

 

「学校でいじめ等の問題があるが、学校ではどうすればよいか?」との質問に

 

「学校が、生徒(子ども)とビジョンを共有していないのが問題では?」

(小学校1年生なら、例えば楽しく学校生活を送る とか)

という、なるほど!!と感じる回答でした。

 

 

 

学校だけでなく、会社や組織もビジョンがきちんと共有されず、

「何の為にやっているんだろう???」な感じで働いたり活動しているケースも多そうです。

 

 

 

ガンバでの人材育成が、傾聴を活用して、まさにコーチングで人材育成をされているのが印象的でした。

 


ちなみに、昼食の時間、上野山氏と同じテーブルだったので個人的に質問してみました。

 

 

 

私「先生はどうやって、このような人材育成をしようと思われたのですか?」

 

 

 

上野山氏

「子どもが赤ん坊の頃に夜寝てくれず、自分も明日の試合に差し障るから

妻に寝かしつけるように言ったところ、

 

妻から『それなら自分で寝かしつけなさい』と子どもを渡された。

 

早く寝てくれと思いながらあやしても、一向に泣き止まない。

 

妻に子どもを渡したらすぐに眠ったのでビックリし、どうしてか妻に訊ねたところ

『愛が足らない』と言われた。

 

その出来事が衝撃的で、それまでは旧来の否定的な言葉かけをする指導だったのが

そこから考えるようになった」

 

とのことでした。

 

 

 

「自分中心(目線・意識)」なのか、「他者中心(目線・意識)なのかは赤ちゃんにも伝わるんですね!

 

子育てが転機とは、意外でしたが、どこで気づきがあるかは分からないもんですね。

 

 

 

私「どういう人が伸びるんですか?」

 

 

 

上野山氏

「自分で計画を立てて、自ら実行する人」

 

だそうです。

 

 

 

他にも、同じテーブルの方が質問してくださり

 

「自由にさせるだけもだめで、規律は必要。

ただし、選手のレベルに応じて変える必要がる」 ことも教えてもらえたり、

 

ガンバの選手のお話も聞けました。

 

 

 

やはり、実践で経験された方のお話は説得力があり、学ぶことが多々あります!

 

 

 

私も、前職では育成も苦労したし、コミュニケーションも得意ではなかったのですが、

 

スポーツの世界でも、教えるだけのコーチではなく、

 

質問により自ら考えさせるコーチングで人材育成をされている現場があると知ったのは

 

コーチとしても励みになります。

 

 

 

長文にお付き合いくださりありがとうございました。