兄弟で全国大会!喜多方卓球ランドで毎日練習
今回は、大熊町から避難され、現在喜多方卓球ランドに通う
お父さんの原田一孝さん、小学5年生の優芽ちゃん、小学3年生の春輝くん、幼稚園年長さんの優衣ちゃん
を取材してきました
兄弟3人は、お父さんの卓球する姿を見て、約4年前に卓球を始めました。
現在は会津若松で生活されている原田さん家族。
震災後、避難所で生活されていた原田さん家族は、
2,3年前に会津若松に引っ越されていた
大熊町の双葉スポ少仲間であった高橋さんに誘われ
会津若松市へ避難されてきました。
なかなか環境も落ち着かず、大好きな卓球ができない環境に子供達もストレスを感じていたとき、
高橋さんから「一緒に喜多方卓球ランドに行ってみないか」と、誘われ
「とりあえず見学をしてみよう。」と喜多方卓球ランドへ。
そこで、久しぶりに子供達のいきいきする姿を見た原田さんはすぐに入会。
今では、卓球ランドがお休みの月曜以外、ほぼ毎日学校が終わった後、
会津若松市から通われています。
「大熊町にいた頃は、これほど毎日は練習に行ってなかったです。
前までは学校帰りに友達と遊べていたけれど、
今では近所に学校の友達はいない環境。
でもここに来れば友達もたくさんいるっていうのもあって
毎日通うようになったのかもしれません。」
毎日送り迎えも大変じゃないですか?
という質問に
「大変ですが、子供達が元気にやってる姿見るのも嬉しいので」
とおっしゃていました。
震災後、当たり前にできていた卓球ができなかった時期があった。
そういう事も経験したからこそ、以前よりも増して練習にはげんでるという3人。
長女の優芽ちゃんは初め、知らない人だらけの環境にとまどいもあったと言います。
「卓球は友達が増えるから好き」
と話す春輝くんは、以前試合をしたことがある子が2人いて、
その子も春輝くんを覚えていたことがとても嬉しかったそうです。
幼稚園に通う優衣ちゃんも「友達も増えて楽しい!」と笑顔で答えてくれました。
全国大会へ何度も出場を果たしいる3人。
そんな3人の夢は
「オリンピックに行くこと!」
もちろんお父さんの夢も
「3人そろってオリンピック出場!メダル獲得!」
でした!
お父さんの姿に憧れ始めた卓球。
今では、3人が全国大会へ出場する選手に。
そして将来はオリンピック出場をするため、
3人は今日も笑顔で喜多方卓球ランドで練習しています!