二度も被災。喜多方でラーメンを提供。 | eriのブログ

二度も被災。喜多方でラーメンを提供。

以前も何度かご紹介したことがある

喜多方市ふれあい交流センターでもある農コミュニティーカフェ「ろくさい」

で行なわれているイベント「ワンデイシェフ」に

楢葉町出身の野崎仂さんが挑戦されたので取材してきましたマイク



ワンデイシェフとは、ろくさいのカフェスペースを利用し、

誰でも1日シェフになり料理を提供できる。というイベントです。


先月21日は野崎さんの作る「なら木戸ラーメン」が提供されました。


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18歳のとき故郷の楢葉町を離れた野崎さんは、

昭和45年に東京でお店を出店。

その後、三宅島の魅力に惹かれ単身で移りラーメンを作っていました。


三宅島に住んで15年。

そんな時、三宅島の大噴火により全島民避難。


野崎さんは故郷に戻り、お店を再開させることを決めました。


楢葉町ではお父さんの介護をしながら

中華料理店を経営。


お店も10年たち、地元で愛されるお店でした。


そんな時、東日本大震災が発生。

人生二度目の避難指示を受けました。


現在は会津美里町の仮設住宅で生活されている野崎さん。


ラーメン店の再開はできていないものの、

昨年の6月には埼玉県で行なわれたイベントで「なら木戸ラーメン」を提供しました。


被災者としてではなく、ラーメン店主としてラーメンを提供できたことが嬉しかったと話します。



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ワンデイシェフは、埼玉県のイベントも協力してくれた

ボランティアスタッフの紹介で知ることができました。


「自分は何かしていないといられない性分。だから損得抜きで、

ラーメンを作っていたい」


そんな想いでワンデイシェフを始めました。



仮設住宅の方々からも

「おやっさんのラーメン食べたいなぁ」と言われることも少なくないそうです。


高齢者も多い仮設住宅。

いつか仮設住宅で楢葉の人たちにも食べさせたい。」

と話す野崎さん。


先日、三春町のお祭りではラーメンを提供することができたそうです。


「二度も被災はしたけれど、そのことによって、いろんな地域で

いろんな人に出会え、そのことがとても刺激になり

自分も活気付けられる。まだまだ頑張らなきゃだなと思える。」




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仮設住宅の人にラーメンを提供したい。

またお店を始めたい。


とても75歳とは思えない野崎さんは、今もたくさんの目標をもっていました。


「楢葉に戻ったときに、元気で復興できるように、そのためにも

仮設住宅にこもってないでみんなもっと元気になってほしい。

外に出て、いろんな人と出会って。

ふけこんでほしくない。」


という野崎さんの想いが、ぜひ楢葉町の方々に伝わればと思います。



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「ラーメンを作っていると生きがいを感じるね。」

と、野崎さんは笑顔で話していました。



地域性も違う、喜多方というラーメンの激戦地で提供することに少し不安もあったそうです。

「麺も違うし、みんなの口に合うか・・・」


そんな野崎さんの想いとは裏腹になら木戸らーめんは本当に美味しかったですきらきら


そしてなんと、今週19日(金)にまたワンデイシェフでなら木戸ラーメンを提供されるそうですきらきら


お店が出店できるようになるまで、月1でできればと話していました。



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喜多方ではなかなか味わえない楢葉町のらーめん!

ぜひ、多くの方に野崎さんの想いがこもったラーメンを食べていただきたいですface4


足を運べる方はぜひ、食べに行ってみてください♪



ろくさい


<住所・連絡先>

〒966-0051 福島県喜多方市字東町4088-1
0241-24-5330


<営業時間>

11:00~14:00