チェルノブイリ福島調査団からの報告 | eriのブログ

チェルノブイリ福島調査団からの報告

今回は、昨年11月にベラルーシ・ウクライナ調査団に参加された
熊谷純一さんが行った講演会
「チェルノブイリ調査団からの報告」
で取材してきましたマイク

25年前におきた旧ソ連邦のチェルノブイリ原発事故。
広い地域が大量の放射性物質で汚染されました。


そしてチェルノブイリ原発事故と同じレベル7となった福島。


熊谷さんは
「25年後の福島を想像できるんではないか。
そして福島のために何か活かせることができるんではないか」

そんな想いから調査団に参加されました。

現地は25年たってもまだまだ戦いは終わっておらず、大変深刻な様子だったそうです。

原発事故により家族を亡くされた方々の心の傷は癒えず、
被災者の方々が集まりお互い助け合っている姿を見て、
福島もこうなっていくのだろうか。
そんな風に感じだそうです。


現地の方々とお話をされ、熊谷さんが受けてきたメッセージは

・原爆の核も、原子力の核もやはり同じもの。
核と今の人類の技術では共存できないのではないか。
全世界で原子力をやめ、自然エネルギーに変え、
安心できる生活にしていくべきではないか。


・実際食品も汚染されている部分もあると思う。
その中で、安全なものを食べていく、安全なものにしていく知恵を勉強しあって
できるだけ内部被爆しないようにしていく。


そして何より大切なのは、
「人々が助け合ってこそ知恵がひろがっていく」

地域の方々との助け合いを大切に、
明るい地域をつくっていくこと。

それが熊谷さんが現地に行き感じた
1番大切なことだとおっしゃっていました。


そして、そんな熊谷さんの講演を
企画された喜多方市家庭教育支援チームももの代表、
幸田久美子さんにもお話を伺いました。

チームももは、子育てをする親御さんを応援する活動をされています。
そしてその活動には「情報を提供する」という大きな柱があり、
今回、今親御さん方が不安で、もっとも知りたい情報ではないか。
と思い、企画されたそうです。


「子供は親御さんだけではなく、家族、学校、そして地域の方々が見守るもの。
なのでこの情報も地域の方々に知っていただきたい」

そんな幸田さんの想いから、講演には50名の方が参加されました。
小さなお子さんがいるお母さん、学校の先生、そして東京からも参加され、
真剣な眼差しで熊谷さんの話を聞かれていました。


チェルノブイリからのメッセージには

人間には生きるという意志があれば より豊かに長く生きられる。
生きる意思が必要。

避難生活には親戚や地域の方々との関係を大切にすること。
人生を楽しむこと。

と書かれ、25年間戦ってこられている方々の想いが記されていました。


そのメッセージを大切に、そして正しい知識で戦っていかなければならないんだな。
そんなふうに感じました。