資金調達コーディネーターⓇ・中小企業診断士の上野光夫のエッセイブログ「今日も前向き日和」 -40ページ目
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景気が悪いのは誰のせい?

昨日はある商工会の会長と飲む機会がありました。
 会長は、商工会会員の厳しい業況について嘆いていらっしゃいました。

 当然会長自身も中小企業の経営者ですから、昨今の景況の厳しさは身に染みて感じておられるようです。
 私は会長のご発言に感銘を受けました。

 「政府が悪いだの政治が悪いだの言って、人のせいにばかりしていても始まらない。自分たちの力で改善を図るべきだ。」とおっしゃったのです。
 我々金融機関の者がそういうことを言うのは珍しくありませんが、なかなか経営者が言えることではないと思います。

 会長は「何事も前向きに考えれば道は開ける。」とも言われました。

 言い尽くされたことですが、難局にあっても、ポジティブシンキングを続けて努力すればいい結果が得られると信じたいですね。

 きっとこの商工会の会員は、会長に元気をもらっているんだろうなあと思いました。

 私もこの会長のような経営者と、コンサルでお付き合いできればいいなあと思います。

 会長さん。有意義な時間をありがとうございました。

ワークライフバランス

 最近ワークライフバランスという言葉がよく言われます。
 少子化対策、男女共同参画、雇用対策などがその背景にあるようです。
 
 私のように会社の仕事があまり好きではなく(不謹慎ですが)、残業せずにサッと帰りたいと思っている人にとっては喜ばしいことです。
 一方、仕事が楽しくて毎日遅くまでしたい方や、生活のために残業代が不可欠な方にとっては、反対したくなることかもしれません。

 しかし、会社で人生の多くの時間を過ごしてプライベートの時間が少ないというのでは、豊かな生活をしているとは言い難いと思います。

 早く帰るためには、仕事をいかに集中して効率的にこなすか、ということが課題になります。

 私も日々仕事における創意工夫やタイムマネジメントに取り組んでいますが、なかなか難しい課題です。ワークライフバランスの実現は容易ではないですね。

 中小企業診断士は、ワークライフバランスを実現させるために、まさに仕事上の創意工夫を示唆することが重要な使命と言えますね。
 さらに、同義的なことですが、社員一人ひとりのタイムマネジメント能力が高まれば生産性アップを図れると思います。

 私は、タイムマネジメントに関するセミナーができるコンサルタントになりたいと思います。

メンタルヘルス

 最近企業のメンタルヘルスについて論じられた文章をよく読みます。

 私も会社に入って以来、何人もの同僚がいわゆるうつ病になったのを見てきました。
 うつ病になると、場合によっては、肉体的な病気よりも苦しい思いをするようです。治っても再発したりします。
 うつ病になった人の性格を見ると、必ずしもおとなしい人だけではありません。
  肩で風を切って歩くような自信家だった人もいます。どんな人でもなる可能性はあるようです。
  「自分は大丈夫」、あるいは「あいつは大丈夫」と、安心できないのです。
 自分の能力について自信を失ったり、大きい失望感を感じたりすることが続くとかかりやすいと聞きました。

 企業にとって、大切な人材を心の病にさせない取り組みが、非常に重要だと思います。

難しい自分自身のコンサルティング

 以前上司から言われたことです。
 「お前は中小企業診断士なんだから、自分の仕事をコンサルティングして改善できるだろ。」
 仕事がうまくいかないときに言われたのですが、嫌味な一言でした。確かに人のコンサルをする前に自分を改善しなきゃと思いますが、これがなかなか難しいですね。
 今は中間管理職の立場ですが、自分の部署の改善策はなかなか思い付きません。困ったもんです。

セミナー講師は誰を呼ぶか?(その2)

昨日の話の続きです。中小企業支援機関のセミナー担当の方の話です。





 セミナー当日は呼んだ講師の講義振りが気になるようで、様子を窺っているそうです。笑い声が沸いたり、受講している人が皆眠そうにすることなく盛り上がっているとほっとするそうです。逆に、講師の話が単調で受講者の反応も静かなときは、「あ~しまった。あの人は失敗だった。」と思って、セミナー時間が「針のムシロ」のような気持ちになるそうです。





 ところが、受講生の事後アンケートをみると、盛り上がった講義が必ずしもいい結果となっていない場合があるそうです。一方、「針のムシロ」状態をつくった講師が「非常に参考になった」など、いい結果のときもあるそうです。



 やはり、受講者がどのような人かによって、セミナーに臨むときの意欲が異なるのでしょう。例えば社長に言われてイヤイヤながら来た社員だったりすると、いわゆる「受ける」講師でなければ「退屈だった」という印象になるかもしれません。



 やはりセミナー講師は、受講者にどのような立場の人が多いのか、よく把握した上で取り組むべきなんだろうなあと思います。



 しかし、それ以上に、どんな人が受講者でもグッと惹きつけられるような魅力ある講義ができるような講師になりたいですね。そもそもセミナーの目的は受講者のスキルアップですから、それは忘れるべきではないですね。

セミナー講師は誰を呼ぶか?

 先日ある支援機関の方とお話する機会がありました。セミナーの企画運営を担当されているそうです。

 その方のお話では…

 例えば販促をテーマとして講師を選ぶときに、経営者へアンケートを取ると、「地元の方ではなく中央の先生をお願いしたい」という要望が多いそうです。
 「中央」とはおそらく東京のことでしょう。経営者は「中央」の先進的な話を聴きたいようです。
 プロコンとして活躍している診断士が全国あちらこちらから講師として招かれるのは、評判が良いからというのもあるでしょうが、経営者が地元にはない情報や発想を求めているということも言えるのではないでしょうか。

 その支援機関の方からはもう一つ面白い話がありました。

 その内容はまた次回に書きます。

能力のたな卸し

おはようございます。
昨夜の飲み会で二日酔い気味ですが、今日もブログ更新です。

 独立コンサルタントとなるための第一歩として、「自分は何ができるのか」ということを考えなくてはなりません。自分のスキルをたな卸ししてみたいと思います。
 分りやすくするために、自分のSWOT分析をしてみました。

  あれれ・・・「W」はたくさん出てくるけど、「S」は?

 仕事柄、財務分析はできます(できるつもりです)。「銀行から融資を受けやすくします」なんてコンサルタントはちょっとうさんくさいし…
 経営戦略策定とかはできるんじゃないかな?
 IT、人事労務、マーケティング…勉強はしましたが、果たして使えるのか?

 足りないスキルが多くて大変です。
 
 でも、まずは自分の能力を客観的に分析し早く足りない部分をカバーして、企業へのコンサルができるようになりたいと思います。

私が独立したい理由

おはようございます。

 今日は私が独立したい理由を書きとめておきます。よく創業希望の方が事業計画書の創業動機の欄に書かれているのが、「長年の夢だった」というコメントですが、まさしく私もまず第一の理由がそれです。
 しかし、必ずしも診断士としての独立を目指していたわけでもありません。

 様々な事業を考えていました。夢というよりも妄想に近いような内容だったと思います。正直言ってキーワードは「金もうけ」でした。でもヒルズ族とかを見ていたら、金もうけを目的に起業することはむなしいのではないかと思うようになりました(もっともどう逆立ちしてもヒルズ族にはなれませんが)。

 やはりマズローの欲求5段階説の最上位「自己実現」を求めたいという気持ちが強いですね。とはいえ、まあそう簡単にいく訳がないというのは、長年のサラリーマン生活の経験からも十分分っているつもりです。

 それでも夢を実現したいですねえ~

 それともう一つ…

 私は金融機関に勤めていて中小企業への融資を行っていますが、融資するだけしかできないことにもどかしさを感じています。もちろん経営に関するアドバイスは多少できるのですが、真に効果のある踏み込んだアドバイスはできません。
 もっと中小企業の経営者の方と突っ込んだ話をさせていただいて、実効性のあるアドバイスがしたいというのも大きな理由の一つです。

 そして最後に…

 やはりそろそろ宮仕えがイヤになったという気持ちは否定できません。「そんな後ろ向きの動機なら独立はやめたほうがいいでしょう」と独立診断士の方の本にも書いてありました。
 そうはいってもこの動機を持って独立される方は多いのではないでしょうか。

 一度きりの人生であり、もしこのままサラリーマンを続けたら、きっと後悔すると思います。

 今のところですが、独立の決意は固いです。 

中小企業診断士という資格

 中小企業診断士という資格は他の士業(税理士、社会保険労務士など)と異なり、独占業務は定められていません。したがって、取得したからといってもすぐに「独立して食える」とは言えません。だから、約6割が私のように「企業内診断士」であるとのことです。
 しかも診断士の資格は5年毎の更新が必要で、更新のためには理論政策研修の受講や実務の従事等によるポイントの取得が必要です。「取っても食えない資格なのになぜこんなに更新が面倒なの?」って思います。
 私の理解では、独占業務がないので取得しっ放しで能力が陳腐化してしまうのを防いで、資格のアイデンティティを維持するのが目的なのではないかと考えています。
 私はほとんど毎年、受託機関である某企業の理論政策研修を受講しています。転勤族である私は今九州に住んでいますが、大阪や東京の研修に出かけています。金はかかりますが、グループ討議やフィールドワークもあり、受講時だけは自分が診断士であることを自覚できますし、独立診断士の方とも話ができる貴重な時間を過ごすことができます。実は今年はまだ受講していないので早く申し込みしなくてはと考えています。

 という訳で今朝も出勤の時間となったのでこの辺で…

独立への道

はじめまして!
中小企業診断士のエムエムと申します。
九州のとある県の金融機関に勤務しているいわゆる企業内診断士です。診断士の資格を取得したのは15年以上も前のことです。しかも試験を受けたのではなく、中小企業大学校の養成課程を受講しました。
今は勤務者ですが、近い将来コンサルタントとして独立することを考えています。
独立するまでに考えたことや勉強したことなどをブログに書こうと思っています。
ヨロピコ[E:scissors](この古いギャグで年齢を推定してください)
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