そして、ついには祖父も車椅子になりました。


祖父は「買い物がしたい」と、よく希望していたので、私達夫婦は車椅子で買い物に連れ出していました。


なんと、私が入院した時は、旦那が一人で毎月祖父のところへ行って、車椅子で買い物に連れて行ってくれていました。

旦那、すごいね。

(旦那は20代の頃から、旦那の父親が半身麻痺で外出時は車椅子だったので慣れていました)


祖父も旦那のことを信頼し、大好きになっていました。


祖父は、私達に家(母と姉家族が住んでいる家)をゆずりたい、と何度も言いましたが、ずっと断っていました。


私達は隣の県に住んでいましたし、すでに長らく母と姉家族が住んていたので、もらったところで使えません。


それからしばらくして、私が妊娠すると私自身の入院が増えてしまい(高齢、持病、双子妊娠のため)、祖父の老人ホームからの連絡窓口を私の入院中だけ、一旦母にしたのです。


すると、

すぐにトラブル発生


姉から入院中の私に電話があり、「祖父がメガネを2個買ったとホームから連絡がきた。年寄りにメガネ2個もいらんから1個は断った。おまえが断ったことにして、祖父に言っておけ」と言ってきました。


財産を減らしたくないあちらの考え。


老人ホームに電話すると、スタッフのかたも困惑していて、

「どうしましょう、メガネ制作ストップがはいり、もう一週間経っています。おじいさまは、もうすぐメガネができると思って楽しみにしているのですがアセアセ」と。


私は「2個とも作ってください。ゴタゴタがあったことは祖父には内密に。また私が連絡窓口になります」と伝えました。


電話口の老人ホームのスタッフのかたは、

「ああ、良かったです!」と、

電話の向こうで安堵していました。


私の妊娠入院中も気を休ませてくれない自分勝手なモンスターたち。


もともと祖父のメガネは20年も使っていて、壊れかけていたのです。

祖父から依頼されて面会時に旦那が修理し応急処置していました。


もう十分役目を果たしてきたメガネ。老人ホームでメガネ2個おしゃれで持っても良いじゃないか。


そもそも、

祖父のお金を、祖父が自由に使って何が悪い。


さて、その後私は出産しますが、その直後からまたモンスターたちは恐ろしい成長を遂げていきます。


〜続きます〜