🎧 The Avalanches『Since I Left You』

 

2000年頃TowerRecordでオススメされていたアルバムを視聴して即買いした。ジャケ買いでもあった。そんな年頃だったが、結局今でも聴き続けている生涯再生回数トップ5に入る一枚になった。

 

※断片的に聴くアルバムではないので以下の動画リンクでは伝わないかもしれません。興味のある方は、ぜひCD、レコード、Spotifyなどでアルバムを通してお聴きください。

 

 

The Avalanchesとは

2000年オーストラリアデビューのDJチームで、イギリスで人気が出てその後すぐガンズが出た回のサマーソニックにも来ていた(残念ながら見れなかったけど)。

 

テレビでダイジェストを見たが、オープニングでガンズの「Welcome To Jungle」をサンプリングして盛り上がっているのが、さすがにライブでは普通のDJみたいな事するんやねって感じだった。その後も何度かフェスに来ているらしい。


ところがセカンドアルバムは待てど暮らせどリリースされず、2016年(ファーストから16年後)ピンクフロイドも引くぐらいのたっぷりの間を取ってセカンドアルバム「Wild Flower」がリリースされた。2018年にはCMにも起用された。

 

 

このペースで行くと死ぬまでにサードアルバムが聴けないのではと心配していましたが、今回はいつもより少し早い4年ぶりのサードアルバムが昨年リリースされた。

このアルバム

The Avanlanchesのファースト・アルバム。

 

3500以上の音源をサンプリングしたと言われるアルバムで、彦摩呂さんなら「音の宝石箱やあああ」と言うであろうアコースティック、フルート、ストリングス、パーカッション、電子ピアノ、レコード針の音、街の雑音まで音の洪水だが、基本はお洒落系サウンドのミックスなのでごった煮感は全くなく耳障りがとても良い。

 

 

初めて聴いてから20年歳を取っておっさんには聴こえなくなっている音域もあるんだろう(若い人にしか聴こえないみたいな)。


ヘッドホンで聴くとどんな音がサンプリングされているか耳を澄まし、作業中に聴くと鼻歌が出て、移動中に聴くと自分の歩幅にリズムが合い、ジムで聴くと頑張り過ぎず、車で聴くと他の車に恥ずかしくない程度のズンドコズンドコを感じることができる。

 

 

このアルバムを聴くまでこの手のアルバムは買ってまで聴くもんじゃないと思っていたが、こんなノリノリではないDJアルバムもあるんだと初めて知った。聴けるDJアルバムなのである。


実際この手のアルバムは、これとDJ Shadowと2ManyDJsぐらいしか持っていないが、どれもお気に入りでよく聴いている。

ジャケ買い

音楽、ジャケットデザイン、商品デザイン(収納、手触り、おまけなど)はトータルパッケージだと思う。ダウンロードには商品デザインが無いのでなんか好きになれない。グリコのキャラメルだけ買う気にはならないような感じ。

 

そして3つの要素のどれが気に入って買うかその時の気分だろう。音楽もデザインもその時代やその時の気分で何がイイと感じるかは全く違うと思う。

 


音楽はもちろん、ジャケ買い上等。このジャケットのデザインはとても気に入っている。好きなジャケットベスト10に入る。収納のせいか嫌われることが多い紙ジャケット(と勝手に思っている)だが、このジャケットデザインは紙が合う。なんならLPも買いたいぐらい。逆にCDケースのはいらない。