今年最後の夏フェス、福岡・ハイヤーグラウンド。
またまた苦手なトリを任され、しかもライブ直前になって雨がパラパラと降ってきた。
雨足はどんどん強まってくる。それでも帰らず声援を送ってくれるお客さん達に、俺は申し訳ない気持ちと、それ以上の感謝の気持ちを込めて歌った。
『One』で「雨雲を吹き飛ばせー!」と叫び、7000人と共にタオルをがむしゃらに振り回した。
そして次の曲『あとひとつ』で両手を空に挙げた瞬間、本当に雨が止んだんだ。会場がどよめくぐらいにピタリと止んだんだよ。
もしかしたら…
ケミカルの雨を止める不思議な儀式のお陰かもしれないけど…(笑)
全員の想いがひとつに重なれば、奇跡は起こせるんだと思った。全員がひとつになれば、どんな困難でも乗り越えて行けるんだと思った。
今、西日本の元気は、日本にとっての生命線。絶対に必要なんだ。だから、みんなの笑顔に逢えて、本当に嬉しかったよ。本当に心強かったよ。
ステージ上で体感できたこと、そこから見た景色、みんなで引き寄せた奇跡、俺はずっと忘れない。
夏の終わりに、最幸の思い出をありがとう! また必ずお前に逢いに来るぜ!