3月いっぱいで、その長い歴史に終止符を打つズームイン。
FUNKY MONKEY BABYSが一緒にお仕事をさせてもらった2年と半年。そんな月日の中から生まれた楽曲『ヒーロー』は、俺たちを大晦日の夢の舞台へと連れていってくれた。羽鳥さんはまるで自分の事のように泣いて喜んでくれてた。
その他にも語り尽くせないほどの思い出がある。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
今日は、本来ならズームインを卒業する羽鳥さんや西尾さんや出演者の皆さん、そしてスタッフの皆さんへ、新曲の『サヨナラの向こう側』を贈る予定だった。
でも東日本大地震の影響で、今はまだ日本中に不安と悲しみの爪痕が残っている状態。
このタイミングで歌わせてもらうなら、困難に直面されている被災地の方々、そして心を痛めてる日本中の皆さんに歌を届けたい。
ファンモンの楽曲の中でも、特に前向きなメッセージが込められている『あとひとつ』と『希望の唄』を選ばせてもらった。
ズームインのスタッフさんも同じ気持ちを共有してくれてた。リハーサルの段階から熱意がすごかった。
音楽でお腹は満たされない。テレビで寒さはしのげない。だけど少しでも心が満たされるように。少しでも心が温かくなるように。
そんな関係者全員の気持ちを背負って、一生懸命歌わせてもらったよ。
歌い終わりに見た西尾さんや宇井さんの涙。そして俺の帰りを見送ってくれた時のスタッフさん達の涙。
とても一言では言い表わせない、いろんな感情が入り交じった涙だと思う。
皆、それぞれの立場にあって、たくさんの想いを抱えながら生きている。止むことのない向かい風の中を、それでも負けないように、挫けないように生きている。
みんな、頑張っている。日本中が頑張っている。その頑張りが、いつか報われる時がくると俺は信じたい。
本当にお疲れさまでした!そして本当にありがとうございました!
それぞれの明るい明日に!
何度だって立ち上がる日本に!
ズームイン!!!
