永遠の別れ… | Eternal MARIA

Eternal MARIA

チャイクレ×3、トイプー×2

スコ×2、キンカロー×1

そして人間×4。。。

毎日どこかで、誰かが戦っている…

我が家に平穏はやってくるのだろうか?

2009年6月3日18:00

わたしは、父と永遠にお別れをした…

末っ子のわたしは、父と一緒にいられる時間が

兄達より断然短い事は、承知していた…

でも、こんなにも早くその日がやってくるとは…


4年前持病の糖尿病が悪化し、入退院を繰り返し始めた頃から覚悟はしていた。

老いが父を蝕み、

思い出が少しずつ消え、極近しい人達以外分からなくなり、眼から光が消えた。

そして、わたしの知っている父の姿は消え…

代りにそこには、子供に戻った父がいた。


父はとても博識で、本当に子煩悩な人だった。

何を聞いても知らない事はなく、それがまた自慢でもあった。

老いとは残酷だ。

あれだけの知識を全て奪い去り、頭の中を空っぽにしてしまった。

それでも家族だけは、忘れずに残っていた。

着替えさせてあげると 「ありがとう」 と言ってくれた。

おむつを替えてあげると 「ありがとう」 と言ってくれた。


そんな父とわたし達に、神様はプレゼントをくれた。

亡くなる少し前、父に記憶を返してくれたのだ。

僅かな時間だったけど、新しい思い出も作る事ができた。

幸せな時間は長くは続かず…

ついに食事も取れず、点滴だけの看取りが始まってしまった…

どんどん痩せ細っていく父…

それでも意識は、ハッキリしていた。

涙は見せない…と決めていたはずだったのに、

あまりにも痩せた父を見て、思わず涙を流してしまった。

父は私の顔をじっと見つめ、私の手を力なく握った。

それが父の最後の反応だった…


今は遺影からでしか、父の顔を見る事はできない…

これからも、傍にいてくれているよね?

寂しい時には、夢で会えるよね?

今まで沢山の愛情を、本当にありがとう!

そして・・・これからも見守っていてね!





手紙 親愛なる子供たちへ/歌詞(歌:樋口了一)
原作詞:不詳/訳詞:角 智織/補足詞:樋口了一/作曲:樋口了一/ストリングス・アレンジ:本田優一郎

年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても

どうかそのままの私のことを理解して欲しい

私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても

あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい

あなたと話をする時 同じ話を何度も何度も繰り返しても

その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい

あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本の暖かな結末は

いつも同じでも 私の心を平和にしてくれた

悲しい事ではないんだ 消え去っていくように見える 私の心へと

励ましのまなざしを向けて欲しい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり

お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて

いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に

祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない

足も衰えて立ち上がることすら出来なくなったら

あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように

よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらいことだけど

私を理解して支えてくれる心だけ持って欲しい

きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです

あなたの人生の始まりに私がしっかり付き添ったように

私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと

あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい

私のこどもたちへ

愛するこどもたちへ