旅人達との一期一会。3/29木曜日のお話。
精神科の定期通院へ。
いつも通り診察と処方を終え、暇を持て余してた僕は、なんとなく第二の故郷である鶴岡市に行きたくなったので、風の向くままに車を走らせる。
病院から鶴岡市までは車で30分程度。
車を流していると、鶴岡のIC近くの交差点にヒッチハイカーがいた。
外国人の男女2人。
サインボードには『新潟』と記されていた。
僕が新潟方面に行く予定はなかったが、
直感で彼らの手助けをしたいと思った。
今は休職中。時間もたっぷりとある。
3分だけ悩んだが、
ドライブもしたかったし、
ヒッチハイカーを乗せてみたい興味もあったし、
彼らの旅の話も聞いてみたかったこともあり、
彼らをピックアップ!
彼らはイングランド出身のカップルだそうだ。
ここで一応確認。
日本語を話せるのか?理解できるのか?
.....答えはNoだった。
僕は英語が得意ではない。
TOEIC500点。英検3級。
読み書きはそれなりに出来るが、英会話はとにかく苦手。
会話できるかな?大丈夫かな?
いつもの僕ならここで尻込みするだろう。
でもこの時に限って、不思議とそんな不安は皆無だった。
僕の英会話力はおそらく中学生以下。
それでもなんとか会話は成立している様子。
出川イングリッシュのような展開かな。
文法?過去形?複数形?何それ?状態。
全くわからない時は音声翻訳アプリを駆使。
文明の利器万歳。
最初は、村上市くらいまでと思っていたけど、
2人を乗せたドライブがとても楽しくて、
一気に新潟市まで送ることにした。
道中はThe Specialsのライブ映像を見ながら、世間話をしていた。
そういえばThe SpecialsはイングランドのSkaバンドだったね。彼らが反応したのも理解できる。
新潟市内に入り、
彼らの好意に甘えて夕飯をご馳走になった。
夕食後、無事に彼らをホテル近くへ送り届け、
旅の成功を願い、ハグと握手を交わしてミッション完了。
約4時間の出来事。とても楽しい時間だった。
帰路、新潟から自宅までは220km。
新潟を出たのが21時。
自宅に着いたのは深夜1時。
冷静に考えたらかなりクレイジーな行動だと思う。
帰ってきてから振り返る。
なぜあの時彼らをピックアップしたのか?
その時は何も考えてなどいなかった。
彼らと過ごす時間は楽しいものになるだろう。
だから彼らと時間を共有してみたい。
そして彼らの手助けをしてみたい。
という直感だけだったと思う。
言葉の壁への不安や、
人への不信感などといった思いは一切なかった。
彼らと共にした時間は、毎日漠然とした不安を抱えて、目に見えない迷いに悶々としていた僕に勇気を与えてくれた。
一期一会を大切に。
過去の恩師達と亡き父の教えでもある。
僕にとって彼らは、僕に勇気と自信をくれた大切な人達となった。
彼らの旅が多くの幸福に恵まれてほしいと願っている。
そして僕も、また一歩踏み出そう。
何も考えずに突き進んでみた結果、
うまく行くことも結構あるよ。
そんな成功体験のひとつだと思う。
遮二無二動いてみて、失敗してから悩めばいい。
なんとかなるもんだ。
そう思えた瞬間だった。
