姿 美保子です
6月26日(火)夕方6時から「王家に捧ぐ歌」新人公演が上演されました。
約1時間50分に再構成された舞台は
ウバルト(瑠風 輝・98期)の独白から始まり、すぐ2幕へ。
ここで登場するのがファラオの留依蒔世さん(97期)。
朗々たる歌声に度肝を抜かれました。
続いて兵士たちの大コーラスとなり、会場は一気に王家の世界へ。
上手からせり上がってきた桜木みなと(95期)ラダメスは
あくまで美しく、美しく、まさに「光ってやがる」です。
新人公演では他にも
第8場のアムネリスの居室や 9場の中の凱旋のダンスなどや
2幕2場の神官と女官のシーンや囚人のシーンなどがカットされました。
凱旋のダンスやアムネリスの歌がなくなったのは残念でしたが、
ストーリーは無理なく自然に進んでいったと思います。
今回の感激日記では注目した人をピックアップしてみました。
エジプト側では
何と言ってもその歌声が圧倒的だった留依蒔世さん
ラダメスの親友ケペルを演じた和希そらさん(96期)と
メレルカ役の秋音光さん(96期)
このお二人、歌やお芝居もうまく、銀橋を渡る姿には伝統的な男役美を感じました。
また伝令役の3人朝日奈蒼(97期)、水香依千(97期)、風輝駿(98期)は
本役に負けない熱演で印象に残りました。
印象に残ったと言えばエジプト兵のリーダー(?)の怜美うららさん(95期)。
戦いぶりも、勝利の雄たけびも迫力満点でした。
エチオピア側では
アイーダの父・アモナスロ役の穂稀せりさん(98期)に注目。
徹底的なおじさまメイクはもちろん、狂気をよそおっている時と、
本性を現してアイーダを責める時との切り替えが見事!迫真の演技でした。
そういえば、穂稀(ほまれ)さんが昨年の「ベルサイユのばら」新人公演で演じた
ダグー大佐もとてもチャーミングで印象に残りましたよね。
アイーダの侍女ファトマを演じた彩花まりさん(95期)も歌、お芝居ともにすばらしく、
王家に使える女性らしい気品を漂わせつつも
アフリカの大地の香りがするようでした。
彩花さんが前回の「白夜の誓い」で演じたエカテリーナも凛としていて見事でしたね。
そしてこの3人
先ずはファラオの娘アムネリス。
怜美うららさんの役を前回に続いて演じたのは遥羽ららさん(98期)
小柄ではありますが、メイクも工夫されてゴージャスなアムネリスでした。
「うろたえてはなりません!」と一括するシーンなど
後半にかけて段々とファラオの娘としての貫禄が見えてきました。
その一方、愛するラダメスを何とか救いたいといういじらしい思いも伝わってくる、
人間味あるアムネリスと言っていいでしょうか。
アイーダ役の星風まどかさん(100期)は配属早々の大抜擢にもかかわらず
ラダメスへのせつないほどの愛があふれるすばらしい演技でした。
声もかわいいですしよく通り、大きな目を生かした豊かな表情が魅力的です。
そしてラダメスは桜木みなとさん(95期)
桜木さんは演出の木村先生から
「(桜木ラダメスと星風アイーダの)二人からは
ロミオとジュリエットのような若い二人が若さの勢いで・・
という匂いが感じられる」と言われ
それが自分たちにしかできない「王家に捧ぐ歌」だと信じて
お稽古をしてきたそうです。
そんな二人が銀橋で演じる「月の満ちるころ・・」のシーンは
デュエットも美しく、新人公演らしく初々しくてすてきなラブシーンとなりました。
お稽古場から手取り足とり全て桜木さんに教えてもらったという星風さんは、
終演後の囲み取材で
「ただただ桜木さんについていって今日を迎えました」と
桜木さんにとって今回は 主演とともに公演の長という責務も負っての公演でした。
一番上の学年でメンバー皆を引っ張っていくことの不安を 最初覚えたそうですが
「今日できる全ては出したので 100点です」
と爽やかな笑顔を見せていました。
ラダメスとアイーダ、アムネリス、そして兵士たち、
皆の歌声は大きなうねりとなって愛する二人を送り
幕が下りると会場は割れんばかりの拍手に包まれました。
観客の満足度も100点だったことでしょう。
宙組「王家に捧ぐ歌」新人公演感激日記の放送は
6月26日(金)午後2時から
再放送は27日(土)午後3時からです。
皆様の感想もお待ちしています