“夏ヤセ”という言葉に縁のない 姿 美保子です


7/31から上演される東京宝塚劇場宙組公演は

衣装もかぶり物も豪華なエジプトコスチューム物。

一方、宝塚大劇場で上演中の雪組公演は

身体中の水分がなくなってしまう程の感動のミュージカル後に

黒塗りでガンガン踊りまくるというハードな2本立て。

いやはや、全国的に、タカラジェンヌの皆さんの体力には脱帽です。


そしてここ宝塚にありますバウホールでは

7月24日(金)から

鳳月 杏さん主演 

「スターダム」が開演しました。(8/3月まで)

こちらも歌とダンスがたっぷりのミュージカルです。


月組から昨年末に花組に組替えをしてきた鳳月 杏さんの

バウ初主演作品は

正塚晴彦氏 作・演出の群像劇。

優勝者には歌手デビューの権利が与えられるという

オーディション番組参加者たちとスタッフたちの物語です。



物語の舞台のほとんどはオーディション会場。

1時審査の合格者たちそれぞれには

何らかの問題と、優勝しなければならない理由がありました。

個々のエピソードや出来事が 舞台上の1部を使って

同時に展開されていくという手法で物語は進んでいきます。


優勝候補のネイサン(水美 舞人/みなみ・まいと95期)は

財閥の御曹司。

歌のうまさも美しさも際立っています。

そこに突如現れたのがリアム(鳳月 杏/ほうづき・あん92期)

類まれな資質と可能性を秘めたその歌声に審査員たちは色めき立つのですが

どこか醒めた眼差しのリアムの経歴は謎に包まれていました。


優勝候補と目される二人は決勝に向って 合格者たちとレッスンに励みます。

そしてある出来事をきっかけに 二人の間に友情が芽生えていくのです。


審査員の一人で 伝説のロックバンドのボーカル・サイモンを演じる

天真みちる(てんま・みちる)さんは鳳月の同期の92期生。

リアムの才能にひかれ、彼の心を動かし導く姿に

同期生としての思いがかさなります。


その天真みちるさんのみごとなロックナンバーで始まったストーリーは

セリフ→歌→ダンスと次から次へと進んでいき

「正塚作品の群像劇」という思い込みを 

良い意味で裏切るようなテンポ感のあるミュージカル作品です。


リアムとネイサンのその時々の心情は歌やダンスで表現されますが

何しろこの二人、ダンサーですから 

かっこいいことこの上なしです。


しかも 大劇場公演でもソロの経験がある水美 舞人さんの歌は

声量豊かでちょっぴり甘めでツヤっぽく。

登場シーンごとに歌っていると言っていいほど

とにかく常に歌っているような鳳月 杏さんの歌声は

幅があり、人を引き付ける魅力を持っています。


鳳月さんのストーリーにからんでくるのは

自動車修理工のジェイク(亜連 冬馬/あれん・とうま99期)

研3でありながら鳳月さん演じるリアムと堂々と渡り合い

印象に残る演技でした。


宝塚歌劇の作品には珍しく、ヒロイン不在の

美しき男たちのドラマ。

フィナーレのショーでも 鳳月 杏さんと水美 舞人さん

二人の魅力は光っていました。


組替え後半年余りですが、

鳳月 杏さんと花組生の関係はとてもしっくりいっているようです。


そして今回、周りからもそういう声が聞こえてきたのですが、

鳳月 杏さんの立ち姿や、ふとした表情、醸し出すものに

大空祐飛さんを連想しました。

大空さんは月組から花組に組替えとなり、

花組生に囲まれて一挙にその魅力を開花されましたが

鳳月 杏さんにもそれを期待したくなる

そんな公演でしす。


「スターダム」感激日記は

7月31日午後2時〰放送予定です。


皆様からの公演感想もお待ちしています 音譜





※掲載期間終了のため 舞台写真を削除しました。