姿 美保子です
大劇場近くの街路樹・ハナミズキの木々も赤く色づき
風に落ち葉が舞っています。
秋ですねえ![]()
芸術の秋にバウホールでは
スタンダール原作「パルムの僧院」が上演されています。
(10月24日〰11月3日)
同じ原作では柴田侑宏氏が「情熱のバルセロナ」という作品を
舞台をスペインに置き換えて
1982年に月組で上演(2009年雪組再演)されていますが
今回、野口幸作さんは
登場人物の設定や舞台(イタリアの小国パルム)など
ほぼ原作に忠実に再現されたそうです。
主演は彩風咲奈さん(研8)。
バウホールでは
2011年「灼熱の彼方に」で彩凪翔さんとW主演しており
今回が単独初主演作です。
19世紀初頭、パルムの名家に生まれたファブリス(彩風咲奈)は
育ての親である叔母のジーナから送られた十字架に希望を託し
ナポリの神学校で聖職者への道を歩んでいた。
数年ぶりに故郷に帰ってくると
街の美しさは変わらなかったが
そこで出会った詩人のフェランデ(月城かなと)から
パルムの人々が専制君主エルネスト4世(一樹千尋・専科)の悪政に苦しめられていることを教えられる。
ジーナに連れられて参加した舞踏会で
牢獄長官(奏乃はると)の娘クレリア(星乃あんり)と出会ったファブリス。
二人は互いに心引かれる。
一方ジーナに執着している大公エルネスト4世は
ファブリスと親しげにするジーナに嫉妬心を抱く。
それぞれの思惑が渦巻く場面では
心の声が響き、人々は恋のアラベスクを歌う。
美しく精悍な青年に成長したファブリスを男性として愛したジーナ。
愛のない友情しか感じていない彼であったが
ジーナの思いに流され二人は一線を越えてしまう。
大湖せしるさんの見せ場です。
大公は、ジーナの愛人で総理大臣のモスカ伯爵(香綾しずる)を煽動し
ファブリックに罠をしかけるが
思わぬ事態が起きてしまう。
ファブリスが誤って旅芝居の座長を殺してしまったのだ。
正当防衛を訴えるが、大公は彼を牢獄に送る。
深い絶望の中、独房の窓から見えるクレリアの姿に安らぎと愛を感じるファブリス。
看守を通し密かに愛を育む二人。
けれどクレリアは許嫁との結婚をせかされており、
大公はファブリスの毒殺を企てていた。
事態は急を要す。
ファブリスを愛するクレリアとジーナ、
ジーナを愛するモスカ伯爵、
ファブリスに友情を感じ大公の非道に怒るフェランテ、
ファブリスを脱獄させようとみなが手を携え
聖母マリア生誕祭のその日、ファブリスの脱獄が決行される。
1幕ラストに向け物語は盛り上がり
二人の美しいデュエットが心を打ちます。
2幕では「おれの分まで生きてくれ」
と未来を託す月城かなとさんの演技が光りました。
さすがの存在感で物語を引っ張る
一樹千尋さん、大湖せしるさん、奏乃はるとさん。
お芝居のうまさを感じた
香綾しずるさん、桃花ひなさん(ファブリスを誘惑する旅芝居の女優)
帆風成海さん(大公の寵臣)、久城あすさん(伯爵の参謀)、
月城かなとさん、永久輝せあさん(クレリアの婚約者)
フィナーレ「DEL‘AMOURー愛の飛翔ー」は
アヴェマリアの楽曲にのっての白い衣装のダンスで
流れるような群舞に全てが昇華されていくようでした。
雪組バウホール公演「パルムの僧院」感激日記
放送予定は
10月31日(金)午後2時から
お楽しみに![]()
※掲載期間終了のため 舞台写真を削除しました