毎月第3月曜日14時~ 清瀬を元気にする情報を
ぽつぽつとお伝えしています🌻
パーソナリティは゛高P゛こと髙橋靖と
゛たかじゅん゛こと髙橋純子のタカタカコンビ🎶

4月17日の放送は「大林組に行ってみた!」第2弾
清瀬市下清戸にある大林組技術研究所に
タカタカコンビが潜入取材してきました~✨
 

 

 


**大林組技術研究所**

《ご紹介したこと》
①    地震がきても揺れないビル「ラピュタ2D」
②    風に負けないビルをつくる「風洞実験」
③    ビルが建つと桜は散るのか?!「チームさくら」


清瀬駅北口からけやき通りをま~っすぐバス🚌で10分
「大林組技術研究所」バス停🚏で降りると・・・

 

 

取材したのは3月末
正門からはシンボルツリーの大きな桜が満開🌸🌸

前回は「ビルと健康」、建設業の中で健康に関連する研究をおこなっている方々をご紹介しましたが、今回は正に建設会社の真骨頂! ビルを外的要因から守る技術をご紹介しました♪

 

 


**ラピュタ2D**

大林組技術研究所の本館テクノステーションは
世界初!!「地震がきても揺れないビル」

その秘密を探るためタカタカコンビは本館の地下に潜入~😎

その秘密が、こちら~
スーパーアクティブ制震「ラピュタ2D」

 


構造技術研究部 主任 青山優也さんとラピュタ2Dの油圧アクチュエータ

ラピュタ2Dは、建物の揺れを地面の揺れの30~50分の1まで低減します
これは床に立てた鉛筆が震度5強の地震でも倒れないほど~
実際に鉛筆が立ててあって、今も倒れていないそうです

でもどうやって~???!(。-`ω-)
アクチュエーターが地面が揺れるのと反対方向に建物を押し引きすることで、建物が静止している状態を保つんですって~
でも、でもですよ
本館テクノステーションは重量約1万トン、それを瞬時に押し引きしてしまうとは?!!!!

加速度センサーが1秒間に5000回揺れを計測し、瞬時にコンピーターで最適な制御力を割り出して押し引きするんだそう
そのために本館テクノステーションは緻密な免震構造になっています

 

↑階段の途中に隙間が((+_+))

↓地下には地面から゛浮いている゛お部屋も!!?


積層ゴム16基で重量約1万トンの本館テクノステーションを支えています
積層ゴムはゴムと薄い鉄板が何層にも重なっていて、建物はしっかり支えながら横方向に軟らかくゆっくり動くことができるので建物を押し引きできるんです

建物は地面と切り離されているイメージ、だから「ラピュタ」( `―´)ノ
建物をスライドさせる分、建物と地面の間に隙間がないといけないんです
アクチュエーターの動力源があるお部屋も、地面とは切り離されて宙づり状態~
地震が来ても、動力源は安全に確保されます(^_^)v

 


耐震・免震・ラピュタ2Dの揺れの違いも体験しました~

大林組技術研究所は清瀬消防署との災害時協定を結んでいます
地震に強くてエネルギーを自給自足できるビルが、災害の時に消防の拠点として貢献してくださるということで、清瀬市民としては心強い!!

そして、ラピュタ2Dは部屋にとりつけて部屋をゆれなくすることも可能
手術室や美術館、博物館、データセンターのサーバールーム、防災拠点などで利用が進んでいくのではないかと期待されています(*^▽^*)


**風洞実験**

次に潜入したのは風洞実験室

風洞実験とは、300から400分の1縮尺の精緻な街の模型に風をあて、風圧などを測定するというもの・・・

ご案内いただいたのは、大林組の「風博士」
都市環境技術研究部 課長 染川大輔さん

写真①

このランウェイみたいな装置は「非定常気流風洞装置」
上のお釜みたいな装置で竜巻を起こして、竜巻が起きた時の建物のデータをとります
まさしく竜巻のランウェイ🌪
竜巻を移動させつつ、マルチファンで周囲の細かな気流も再現できるのは、世界でここだけ~

 


写真②
裏側を見るとこんな感じ、こちらがマルチファン↑

風洞実験室の全体模型がコチラ↓


一番手前の黒い模型が「非定常気流風洞装置」
写真①と②はそれぞれ矢印の方向から撮影したもの

風洞実験室の巨大さがおわかりいただけたでしょうか?
ドーナツ型の大型風洞実験装置は、直線部分が25m全長120m
写真には収まりませんでした(^▽^;)

このふたつの装置であらゆる気流を再現
高層ビルを建てることによって風の流れがどう変わるか
台風など強風が吹いた時にビルやその周辺にどういった影響があるのか解析していきます

 


このチューブ一本一本が圧力計につなげられて
1点に対して1秒で1000個のデータを取るらしいです~

計測するデータ量が多すぎて、まだコンピータシミュレーションでは追いつけないみたい・・・

高層ビルの高さ×5~10倍の半径の円盤に
ものすごく精緻な街の模型をつくって
円盤を回していろんな方向からの風を検証します
街の模型は大人の事情で写真はありませんっ(笑)
タカタカコンビだけ見てしまいました~(ΦωΦ)フフフ

風圧だけじゃなく風が原因で発生する音の検証など
昔と違った課題も出てきて実験も多岐にわたっています
それにビル構造で、風に強いことと地震に強いことは相反するんですって・・・
こりゃ大変だ((+_+))
地震にも風にも強い建物を、今日も技研は研究しています!!
 

 


**チームさくら**

大林組のラグビーチーム・・ではありません(*´Д`)
12月に伺った時に広報課長の菊地さんから
「大林組には桜が散る条件を研究している人もいるんですよ」と

桜が散るのと建設とどんな関係が????
というわけで調査してきました(^O^)/

 



なんか高Pがチームさくらのメンバーみたいな顔で写ってますが(;・∀・)
ご説明いただいたのは、
自然環境技術研究部 主席技師 寺井 学さん
都市環境技術研究部 課長 木梨 智子さん
当時の調査対象であり、大林組のシンボルツリー、桜の樹の前で✨

取材に伺った時は折しも満開の桜🌸
誰でも桜の花を少しでも長く見ていたいと思うもの・・

でも大切な桜並木の近くに超高層ビルが建設されたら?
桜が早く散ってしまうのでは??!
住民の方の心配のお声を受けて
風がご専門の木梨さんと、大林組の植物博士 寺井さんがタッグを組んだ
「チームさくら」が結成されました

 
↑花の中心が赤くなっている桜があるのわかりますか?

 


散った花びらの付根は赤いんですよと、大林組の「植物博士」寺井さん

4年前の桜の季節に、
桜の下に桶をおいて桶に散ってくる花びらの数を
来る日も来る日も数え続けた「チームさくら」
風や気温などの気象条件と桜が散る条件の因果関係を検証

その結果、咲き始めは強風が吹いても散らない桜が、
付根が赤くなり「離層」が形成されると゛自然と散る゛と示すことができました🌸


寺井さんは、樹木医や生物分類技能検定など
植物に関する様々な資格をもつ植物博士
建設に関わる自然環境について、いろいろな相談が持ち込まれます

 


けやき通り沿いのチューリップ、これを植えたのも寺井さんだそう
散歩中のおばちゃんに「ありがとねー」と声を掛けられることも~
あなたが見かけたその人も「大林組の植物博士」かも( *´艸`)

今日も清瀬で、みなさんの安全や環境に関わる研究が続けられています( ..)φ

株式会社大林組 技術研究所のHPはコチラ↓

大林組 技術研究所 (obayashi.co.jp)



株式会社大林組のHPはコチラ↓

大林組 (obayashi.co.jp)



取材の様子をご覧になりたい方はコチラ↓

髙橋純子(@takajuuunfm854) • Instagram写真と動画



<番組から>
お聴きいただいた方、メッセージいただいた方、ありがとうございました
再放送は4月29日(土) 朝7時~
(再放送は予告なく変更となる場合があります)

そして次回5月15日のきよせ★ジモト~クは・・・
「清瀬の゛幻のセロリ゛を収穫してみた!!」
なみき農園さんのセルリーをご紹介します

そしてなんとなんと5月のきよせ★ジモト~クでは
初のリスナープレゼント企画がっ!!!
詳しくは予告ブログをチェック(^_-)-☆
お聴き逃しなく♪

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