これまでメインバンクは企業にとって大きな役割を果たしてきた。

具体的には、長期的に取引関係を継続し、最大の融資シェアを持つ株主であり、人的な干渉を行いながら時には企業再編も主体的に行う存在であった。

メインバンクがそんな役割を担ってきた背景には、資金不足型の経済構造があった。メインバンクはその専門性による規模の経済・範囲の経済によって審査やモニタリングの費用を最小化できた。

そのため複数の資金提供者の代表として、メインバンクは企業経営に大きな影響力を持ってきた。

しかし、80年代からEquity Financeが盛んに用いられるようになり、「借り手市場」へと変化していった。

そのためメインバンクの影響力は次第に弱まることとなり、代わって台頭してきたのが「株式の持合い」だった。

しかし、その持合構造もコーポレートガバナンスの欠如が叫ばれ、90年代から持ち合いは解消され始めた。

世界的なカネ余り現象も相まって、最近ようやく出てきたのがM&Aだった。物言う株主が日本で認知されるようになったのは本当に最近のこと。

ブルドックは高裁でグリーンメーラーの認定を受けたけど、最高裁ではいかに・・・。