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悲しい内容です。
私の感想が多いです。
長いです。


苦手な方、不快な方はご注意を。





11/14。おとなりさんが遠くへ旅に出ました。
相変わらず可愛い顔してました。

望めば行ける場所ですが、できれば急いで行きたくない場所ですよね。

長い旅なのか、短い旅なのか。
帰ってきてくれるのかどうなのか。

わかりません。



はじめの写真は、
我が家に来たばかりのおとなりさん。
2013年でした。

小さくて臆病なハリネズミだったので、昔は彼のお尻ばかり見つめてました。


大きくなり、人にも慣れ、放っておけば肩の上にまで登ってくるような元気な姿を見せてくれるようになりました。


お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、
おとなりさんは右後ろ足の先がありません。
自分で食べてしまったようです。

足に布の繊維や糸が絡まり、身動きが取れなくなった場合、ハリネズミは足を切ってでも脱出しようとするそうです。野生の動物なら当たり前にしている事ですね。

それからはまた臆病になり、過度なスキンシップは嫌がるようになってしまいました。





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数年後にごはん係が
別の場所でお迎えした小春。

半年後に初めておとなりさんに
会った時の写真です。

会った瞬間から小春はべったりでした。
一目惚れだったんですかね。

1年後に会った時も好き好きオーラ全開でした。




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そして去年からおとなりさんと小春は
一緒に暮らせるようになりました。

2匹を会わせれば、
小春は嬉しそうに追いかけ回し、
おとなりさんはやや迷惑そうに我慢してくれてました。

おとなりさんは本気で嫌がる時はしっかり丸まって顔も見せてくれません。
でも小春に会う時は怒らずに、ハリも立てないんです。

しつこいくらいな小春のお守りをしてくれて、本当に感謝です。




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ここからはまだ紹介もしていない話ですが、
少し前からまた慣れてきてくれていたおとなりさん。

私が毎日地道に好物で釣りました。
お陰で人前でもご飯を食べてくれるようになり、
今まで以上に小春の事を気にかけてくれました。

2匹を会わせれば、おとなりさんは小春の方へ真っ先に向かい顔を覗き込むんです。

離れすぎて小春が見失えば、おとなりさんは小春を迎えに戻ってくるんです。

本当にいい人(ハリネズミ)に会えて良かったね小春。

写真の2匹は寝てるんですよ!
仲良く。可愛いですよね。






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それから、仲良くご飯も食べてくれました。

いや、これは小春のご飯の方が柔らかいから
食べやすかったんだと思います。


それでも、目の前でご飯を食べてくれて、小春と一緒に並んでいてくれる事がすごく嬉しかったです。
この時は、これからもこんな風景が見れるんだなあと思ってました。




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月曜の朝、おとなりさんのおなかはパンパンに膨れ、体の形が変わるほどでした。

病院は休み。我が家では見守る事しか出来ません。

夜はご飯も食べず、おしっこやうんちもしません。それでもおとなりさんは元気に歩きまわっていました。


そして火曜日(11日)の朝。
元気そうにこちらを見上げるおとなりさんを連れ出し、病院へ検査のため預けました。


が、再び病院へ迎えに行った時にはもうおとなりさんは動きませんでした。

おなかに何かが溜まっている。
それ以外の事はわからないままでした。
解剖すればわかるかもしれませんが、
なんだかかわいそうでそのままにしました。



実は小春も別件で一緒に病院へ行っていました。

おとなりさんは病院が大嫌いなので、
少しでもリラックスしてくれるようにと、
小春の顔を近づけていた事が、今となっては
最後にちゃんと2匹を会わせられて良かった。と
その時の光景を思い出してしまいます。



おとなりさんを連れて帰り、先に家に戻っていた小春にそのことを伝えました。

寝起きの小春は、寝床からヨロヨロと出てきて、動かないおとなりさんをジッと見つめていました。
3分ほどかけて、おとなりさんとお別れした小春は静かに寝床に戻って行きました。

言葉は伝わらなくても、伝わるものは伝わるんですね。



それからおとなりさんは埋めました。
大好きなミルワームとコオロギと一緒に
愛用していた布にくるまって、旅立ちました。


ヨーロッパではハリネズミは
「幸運のシンボル」「庭の番人」と呼ばれています。
間違いなくおとなりさんも、我が家に幸せを運んで来てくれた、小春の番人です(笑)


ああー。
助けられなくてごめんね。
いつもうんちで汚すからって怒ってごめんね。
勝手にオネエ言葉にアフレコしてごめんね。
かわいい写真たくさん撮らせてくれてありがとう。
小春の相手してくれてありがとう。
鈍臭いんだから、旅の道中気をつけてね。
好物たくさん食べて元気でね。
いつでも帰ってきていいからね。
小春霊感あるみたいだから、気づいてくれるよ。
遥々オランダから我が家に来てくれてありがとう。
大好きだよ。



ごはん係。




私自身、こういう泣き言を公にするのは
ケッ!ノートにでも書いとけ!
と思ってしまうタイプなんですが、
ダメですね。我慢できませんでした。

今日からは、
ケッ!と思わないタイプになりました。



最後までお付き合いありがとうございました。

小春の件はまた今度にします。
泣きすぎで目と頭が痛いので寝ます(笑)