◆事故か、事象か

IAEAは、まだ見解を明らかにしてはいないが

レベル7まである『深刻度』は、一連の福岡原発の事象を4とも6ともしているらしい。

米スリーマイル島の原発事故はレベル5。

露チェルノブイリのレベルは、最高(最悪)の7。


レベル4から、『事故』で、それ以下は『事象』。だから、今回はいずれにせよ『事故』になる。


◆原発は必要か否かという論争

自然災害によって誘発された事故なので、

責任の擦り付け合いはナンセンスである。


問題は、危険を冒してまでもこれからも原発発電に頼るか否か。

頼るのであれば、自然災害による巨大な災害を甘受すべきだし

同時に原発村の存在から目を背けるべきではない。


否であるならば、電化製品に囲まれ、豊かさや便利さに胡坐をかいていた生活スタイルを

見直すべき。

消費量の大部分は、工業用や商業施設によるものと思いますけれども。

※とはいえ、電力が必要な医療・介護は別


原発の依存度は、総使用電気量の約30%。

世界でみると、フランスについで2番目という。

※国土が狭く、資源がなく、海に近いからだろうか?


日本は電力不足を悩むのではなく

省エネを考えるべくではないかしら?

夜遅くまで仕事して、24時間のコンビ二を当たり前としているのは、

いかに勤勉な日本とはいえ、生活サイクルは戦後60年かけて、24時間型に変質してきた。

であるならば、ここいらで直しても良いのではないかとおもう。

※実際、弊害も起きているわけですしね。


いくらなんでも

お日様とともに行動しろとは言いませんけど。


話は戻りますが

ここで原発は必要か否かという論争はやや飛躍しているようにも思う。

国民全員が、原発に頼っている現状の生活をきちんと知ることが、まずは重要。知った上で選ぶ。選んだことには、責任を持つ。

なければどうなるのか、

頼らない・・・少なくとも『ハイリスク・ハイリターン』な賭けを放棄するなら

どのような状況が待ち受けているのか

それを皆が考えなければ。



◆WHO、放射能漏れで「日本の対応は適切」
2011/3/15 19:13
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 【ジュネーブ=藤田剛】世界保健機関(WHO)は15日、東日本巨大地震で被災した福島第1原子力発電所から放射性物質が出ている問題で「日本政府は公衆衛生の専門知識に基づく既存の勧告に沿って対応している」との声明を発表し、住民の避難などの対応は適切との見方を示した。さらに「原発から30キロメートル以上離れた地域の住民のリスクは低い」と分析した。

 一方、国際原子力機関(IAEA)は15日、福島第1原発の4号機で火災が発生したとの報告を日本政府から受けたと発表。「日本政府と今後も密接に連絡を取り、状況の変化を監視する」としている。

 IAEAの天野之弥事務局長は14日の会見で、日本政府からの要請に基づき、IAEAから技術支援チームを派遣する準備に入ったことを明らかにした。

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こんな記事もありました。


放射能が関東に流れてくる恐怖よりも

汚染された食事を口にする可能性があることのほうが

私にはよほど恐怖です・・・。