なんとか普通どおりに出勤しようとするサラリーマン、バカに思えます(私も含め)。
それから、もう一個のblogには書きましたが、都内の品物不足は異常です。
出勤について
今日は予定より1時間ほど遅れて出勤。
先日、やっとのことで帰宅したのに、今度は何とかして都心に出ようと駅で長蛇の列。
うちの会社は公共性があるため、処理は絶対に必要だと思うが(広告の差し止め対応に追われたり、地震告知や寄付金を募るためのページづくり)
世の中の会社の全てが朝から晩まで出社しなきゃいけない仕事ってあるかしら?
*暴言
駅に入るのに1時間並ぶとかありえない。
今地震がおきたら、人間が狭い場所に密集していてそれこそ危険。
今朝、出勤時の混雑は想像範囲内だったからそのままやり過ごして出社しましたが、
もし、
呼吸も苦しいほどに混雑していたり、
駅に入れないようなことがあったら、私だったら諦めてコーヒーショップに入って読書してます。
明日からは、わがチームはローテーション勤務(シフト勤務?)です。
賢いと思う。
帰宅について
帰宅時、東横線が武蔵小杉で折り返し運転をしている。つまり武蔵小杉が終点になっていることを知っていました。計画停電によるものと調べ済みでした。
だからこそ、横浜まで直行する電車がでる(=混雑する)タイミングで混雑をするだろうと考え、早退しました。
最寄り駅とは違いますが、徒歩で自宅まで向かおうと考えていました。が。
武蔵小杉に到着すると、あふれんばかりの人人人。
どうやら約15分後に運転開始される横浜行きを待つ大量の人がホームに大気しており、
なかなか電車から降りることができない。
もう。
30分くらいどっかでお茶してからホームに戻ろう、とか考えないのでしょうか。
無事に駅をあとにし、帰宅する途中にイトーヨーカドーがあります。
そのヨーカドー前に長蛇の列。
驚き、並んでいる方に話を聞いたところ、「17:40に開店するんです」。
えぇ~?!200名くらい並んでいる。
こちらも計画停電対策で、ヨーカドーが昼から夕方まで閉店していたらしい。
再開店を待つ人々よ、こんなに並んで、何を買うのかしら?
買い物・・・
カートまで持ち出し、ありとあらゆる缶詰や乾麺、米を買う人。
生き延びるために最低限ひもじくない程度の食事が10日分もあれば十分だと考えます。
なぜなら救助は必ず来るからです。
万が一のためを考え、十二分な備えが必要なのは
介護の必要なお年寄りや、一人じゃ生きていけない乳幼児のためのもの。
それ以外のひとが過剰な『食料を確保したい』欲望は
「被災しても今と同じくらい好きなものを好きなときに食べたい」
というもの。
今の生活を維持したいという欲望。
場違いだ。
食料さえあれば、大丈夫だと考えるのであろうか?
阪神大震災の経験者のHPを見ましたが、必要なのは毛布とトイレの水だったという。
食料ではない。
あと電池もなかった。一個もないなんて…。
暗くなるのが嫌なのかしら?
有事のときこそ、助け合おうという気持ちがなければ、自分さえってかんがえちゃったら
一触即発、喧嘩がおきる。
大量に食料や電池を家に溜め込み「これで安心」という人をみて思い出すのは
厚いかべで覆われた部屋の中で金で満たされた風呂に使っていればこの世の幸せと考えているような気がする。
そんなことすら意地悪く考えてしまいます。
一方で、この異様なほどの反応は何なのかと考えると、それは『恐れ』
都会人はこの生活にどっぷり浸っていることを意識的にか、無意識的にか認識している。
だから、違うことに恐れを抱いている。
何がおきているのかを正確に把握できな、しないで、物質的な備蓄によって安心しようとしている。
被災地の報道をみていたずらに不安を駆り立てられ
いたずらに買い物に走る…。
不安は伝播する。そしてウイルスのように拡大して周りを巻き込む。
不安は、人を過剰に『防衛』的になる。
防衛的になった人は、排他的になる。そして人を攻撃し始める。
おそろしい。
戦争のロジックだと思う。
だからこそ、こんなときこそ、LOVE&ピース。
隣人を愛そう!!!
今日、商店街をおかずにするためのコロッケを片手にあるいていたら
こんな会話が聞こえてきました。
男「おまえさ、こんなに買ってどうすんだよ。2週間はくらせるぜ」
女「だって、心配じゃない」
男「どんだけ食うんだよ。こんななくても生きてけるだろ?」
女「だって、いつもと同じに食べれないんだよ。おなか空いちゃうよ」
男「当たり前だろ」
女「やだー」
男「お前、やせろ」
内心拍手だったのですけど、私。もちろん男性に対して。
計画停電、正直たいしたことじゃない。
食事だって、いつもより少しずつ質素にしていけば、今あるもので十分足りる。
(水は買っておきたいけど)
会社では、オフィスビルの電気が半分でした。
業務フロアでも電気、つけてないし、暖房ゼロでした。
たいしたことないです。
永遠に続くわけじゃない。
心強く持って。
いたずらに怒ることなく、怯えることなく・・・。
落ち着いていこう。笑顔は忘れずに。
必要なのは、寛容さだ。