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今度、芝居仲間と『ビヨンの妻』を見に行く事になりました。
仲間達が次々と、原作本を読む中
私も是非!とは思うのだけど、
なかなか手が伸びない。
昔から太宰治に対して「食わず嫌い」があるのです。
高校生のとき『走れメロス!』を読んだときから。
そして、国語の先生が
太宰治が肥大した自意識をもてあまし、酷い破滅願望があったのだと解説したときから。
『人間・失格』などというタイトルも
『走れメロス!』の独善的な主人公も。
太宰治の過剰な自意識が、私には鼻につき、
生理的な嫌悪感がして・・・。
じゃぁ、なんでビヨンの妻を見るかというと。
キャスティングがとてつもなく、魅力だったから。
手に取りたい。
でも、手に取りたくない。絶対、嫌な気分になるもの。
だから、
まずは作者の人生をたどる事にしました。遠回りしてみました。
太宰はやっぱり自意識のかたまり、
ダメな男ね。
でもその、危うい美男子に、女は惹かれるのかもしれないなぁ。
それから
太宰は役者であり、脚本家だ。
映画を見る日まで、時間があまりない。
いよいよ作品に手を伸ばそうと思う。