って

言われた。


芝居の演出をしている、という話を

職場の仲良しに話しをしたときのこと。


『なんで?』


『だってさ、自分の思い通りにするんでしょう』


『うん・・・語弊があるとやなんだけど、平たく言うとね。

 自分の世界観をさ、体現するんだよ。

 もちろん、思い通りに行かない事も会って

 それは役者と一緒につくりあげるわけ』


『それで、どんな言葉で伝えようかとかでしょう』


『そうね』


『脚本もninaでしょう』


『・・・そうよ』


『好きな言葉を好きな世界感で言わせるんでしょう

キャスティングも思い通りなんでしょう』


『・・・そうよ』


『やっぱ、それってちょっとしたプレイだよね』


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


そうかもしれない

いや、そんなことはない

でもそうかもしれない

そんなこと、ねぇよ


などと


そんなことをぐるぐるぐるぐる


彼女の話術には

嵌りやすいのです。


これはまるで、主宰の奥さんでninaの仲良しのかおりみたいだ。



ちょっとまて。

でも確かにそうかもしれないが

客へ魅せる事を前提にやっているから、

『プレイ』そのものが楽しいわけじゃないんだよ

(認めてないけど、あえて言う)


って言ったところ


でも、みてられねー芝居って、

大抵 男のエゴよね

(彼女はお芝居をする友達が結構いるらしく小劇場芝居、よくみるらしい)


とミニスカートからのびた美脚をさらりと組み替える彼女に

悩殺されながら

そうかもね

とおもっちゃったりする。


こういう女が

きっともてるんだなとか、人間観察もしつつ。



ってか。

そんなこと考えさせないでくれよ~。

もう、演出できなくなるじゃないか~。


あぁぁぁぁぁ

クライマックス。しんどい、しんどいよーーーー

でも楽しいよ

描き進むの怖いよ

でもやらなきゃだよ


残り3ページ


あぁ、もう。身もだえ。