るぼわーるにも常連さん、林蘭ちゃんのお芝居を見に行きました。
何回も見に行っていますが、今回は好きな『マクベス』しかも会場は、恵比寿エコー劇場です。
主役マクベスを吉田鋼太郎、マクベス夫人を安寿ミラ。
蘭ちゃんは魔女役でした。
セット。
四方は黒パネルで覆われています。デハケは左右2箇所ずつの計4箇所。
黒パネルには、太い白い線で中世ヨーロッパの寓話絵が随所に描かれている。
寓話絵だからこそ、か、そこに存在する物語が寓話化して見える。
音楽は全てオリジナル。
だからか、存在が際立つし、ピッタリだという印象を受ける。
オリジナルの音楽はよいね。
マクベス・・・。
私のマクベスは、いつも32歳~35歳くらいのイメージだったりする。
若いのだ。
青臭いのではなく、社会性をもった男が持つ猛々しさと愚かさ。
それが35歳という年齢が演じるから、なんだかセクシー・・・。
マクベス夫人・・・。
マクベスよりも姉さん女房で野心的でしっかりモノ、
もしくは同い年で幼馴染のような女性。
というイメージ。
さて今回は?
マクベスは吉田さんということで、若くはない。
若くないから、野心に駆られる姿も、殺しを前にうろたえる姿も、
幽霊におびえ、魔女に救いを求める姿も、かえって痛々しくみずぼらしい。
スミマセン。
マクベス夫人は安寿ミラさん。もう最高にキレイ。
でも迫力がない。
かといって、艶っぽさもない。マクベスと夫婦に見えない・・・。
スミマセン。
魔女。
演出はかーなーり、グロテスク。
ここだけ異様にリアル。
気持ち悪さが目立ってしまい、魔女自体の存在感が?になっちゃっている。
うーんうーん。
そんなわけで消化不良な舞台でした。
終幕あと、蘭ちゃんにきいたところ
今回はほぼ脚本どおりなのだとか。シェイクスピアは通常長いんで
道化のところとかカットしちゃうんだけど、今回は全部演じたとか。
私は、門番のシーンがあんなに意味があるもんだとは思わなかった。
これは大きな発見!!!
恵比寿では、『うつせみ』組のメンバーに偶然出会ったりする。
年始にまた逢おうね!そういって分かれました。
蘭ちゃんお疲れ様です!
