- オーデュボンの祈り (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
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気になっていた伊坂 幸太郎。
やっと読みました。犯罪を起こした主人公が、目を覚ますと、
150年も外部との交渉を立たれている鎖国状態の島にいた。
その場所に生活する、ユニークな人々。
島の中心に、未来を予言できる『かかし』がいる。
その未来を知っているはずの『かかし』が、殺害された。
未来をしっている『かかし』がなぜ殺されたのか？
恩田睦の『ネクロポリス』に似ている世界。
語り口調は、村上龍のように、淡々としている。
するりと異世界の習慣が入り込む奇妙な感覚。
ただＡｍａｚｏｎで絶賛されるほどのワクワク感を感じることはできなかった。
残念。
でももう１作品ぐらいは読んでみようかなぁ。
と思える、ちょっと日常生活からずるりとずれていながら、妙なさわやかさがある作品でした。