会社でも芝居でも、団体で何かをする場合はこの『自発的な』行動、意欲がとっても大切。
みんなで頑張ろう!という言葉の裏には、大抵『自発的』という言葉が見え隠れしている。
 
そして『自発的』という言葉を使うのは、大抵グループのTOPなんじゃないかと思った。
 
=====
それでもって、
かげちよは、いま劇団の作品を作る上でのTOPに居る。
 
どうやったら、みんなの得意を組み合わせてお互い高めあいながら作品を作れるだろうか
と、前作『GOD of music』で悶々と悩みました。
不得手を補いあうことよりも、得手を高めあう事の方がずっと難しい。
悩む。
 
得手を尊重しながら、ものを作るというのはでもすごく楽しい作業だと思う。
でも難しいのはなんでだろうか。
悩む。
 
それでお休みをしばらくいただきました。
その間に、劇団ではプロデュース公演として「百里」を、
そして私は、ユニット『gala』での脚本を書き下ろしました。
 
何が悪いのか、どこが足りないのかとひとりで自問自答しているよりも
周りの団体の様子を客観的に見ているうちに、なんだか見えてきました。
 
いいところをメンバー全員がお互い見つけあえる環境であること、
たくさんの得手をバランスよくまとめあげる技量と器がある人が、前に立つこと
それが必要なんだな。
 
====
 
お互いが、相手の得手を見つけることができ、
そして自分の得手を見つけてもらえるように、自分を表現する、
という意識をもてるようになればきっとうまくいくのではないでしょうか。
 
劇団運営という事に限って言いましたが
それは仕事でも、舞台の上でも同じ事であると思います。
 
劇団でわたしが仕切っているワークショップでは
『どう表現するか』よりも『どう受け止めるか』であるというメッセージを投げつづけています。
どう受け止めるか、という事が自然に出来たとき
舞台は自分ひとりで立っているのではないということが役者自信
身にしみて分かってくるのだと
そう、信じています。
 
ちょっとまじめに、かげちよでした。