無頼組合十番勝負『パズルストーリー』
@阿佐ヶ谷アルシェ

無頼チラシ るぼわーる初出演し、女性ファンを着実に増やした南ちゃんの出演作品。4つのオムニバス形式。

実は南ちゃんの舞台姿を見たのは、女性役と当劇団の作品のみ。普段芝居をしている劇団でどんな姿でいるのかしら・・・と思いながらの観劇でした。

人間界に降り立っている天使2名。その2名がレポートする人間界の悲喜こもごも。死刑囚と監視官の人が人を殺すことに対する心の戦い(1話)、トンネルで交通事故にあった幽霊と、通りすがりの人生に絶望した人々との交流(2話)、中古車ディーラーで働く人間達の歪んだ人間模様(3話)、空港でチンピラとその女が繰り広げる恋のホンネとタテマエ(4話)

南ちゃんはチーマー役とそいつの3年後しょうもないサラリーマンの役。チーマー役は、172センチの南ちゃんが20センチくらい低く見えるくらい足を大またに開いて、胸元も開いて「え?オレ?え?ダヨナ」とやる姿はなかなか面白い。役者ってやっぱおもしろいなー。

先週の「みそかつの企み」も「無頼組合」も照明は高野さん。お願いしているスタッフさんの作品を見るという意味でもとても面白い3週間でした。毎週のんでいるんですけど、「あのシーンのこれが好きです」「あのオペレーションが、色が好きです」と伝えると、「分かりました、では次までに覚えておきます」。スタッフさんたちとも作ることを楽しめるだけの技量を自分が持たねばいけない、とまだまだな自分を振り返る。

全体印象としては、うむ・・・。全体的に稽古不足否めず。またオムニバスの脚本の難しさを実感。脚本家としては、次回書き下ろしのGALAもオムニバスといわれているので、明日は我が身・・・。
オムニバスって技術がいるよなーと頭を抱えちゃいます。そう、オムニバスは技術なのです・・・。