右腕、江○さんの嫁:『苦情を言うてくる人が来なくなってからは、どんなお仕事をしてはったん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『難癖(苦情)を付けてくる人が居らんようになったら暇じゃけんね、こちらから始末する人を物色しに行ったんよ。呉市役所の車に乗ってね。』
右腕、江○さんの嫁:『市役所の車を使ってもいいのん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『先輩も私も列記とした市役所の職員じゃけんね、市役所の車をいつでも自由につかってええんよ。市役所の職員じゃったら「車を使います。」と言うだけで呉市内であれば自由に何処へでも車に乗って行けたんよ。』
右腕、江○さんの嫁:『それで始末する人はみつかったん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『流行ってる人通りの多い商店をちょっと離れた場所から暫く見ていたら直ぐに見つかってね、遣っちゃった。ふふふふ・・・』
右腕、江○さんの嫁:『問題のある人が、そんなに早く見つかったん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『問題のある人と違うんよ、その反対。目茶目茶、行儀のええ人が狙い目じゃけん。本当に問題のある人は、こちらの動きを敏感に感じ取るけんね。一寸した周りの変化にでも敏感に感じ取るんじゃけん。下手したら、こっちが遣られるけん。だから本当に問題のある人には手を出さんのんよ。それに本当に問題のある人は私等の仲間じゃけん。仲間に手を出す者はおらんじゃろ?』
右腕、江○さんの嫁:『そうやねぇ。』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『陥れて遣る(殺す)のは何の問題もない人が狙い目なんよ。信じられんくらい無防備じゃけん。「自分は素行の悪いことはせん。」と自信を持っちょるけんね。簡単に陥れられるんよ。面白いよー。本当よ。面白いくらい成功するんじゃけん。百発百中じゃけん。それに私は行儀のええ人が嫌いなんよ。二言目には私の事を不良、不良と陰口をたたいてね。だから今度は私が陰で陥れて、遣っちゃる(=殺してやる)んよ。ふふふふ』
右腕、江○さんの嫁:『そんなに無防備なん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『うん。ほじゃけん、(私を指さして)ここも無防備じゃろう?』
右腕、江○さんの嫁:『うん、本当やねぇ。』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『江○さんの奥さんもそう思うじゃろ?』
右腕、江○さんの嫁:『うん。ふふふふ。それで行儀の良い人はみつかったん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『直ぐに見つかったんよ。』
右腕、江○さんの嫁:『商店のお客さん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『お客さんと違うんよ。商店を遣っちゃったんよ。良心的な商売をしちょるけん遣っちゃったんよ。』
右腕、江○さんの嫁:『どうやって?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『商店で買い物をして帰りよる人がね、商店の人から見えん所まで行ったとこで後ろから呼び止めて、「○○商店で買い物をされたんですか?」と声を掛けてね、≪あの商店は、あくどい商売をしているという苦情が市役所に、多数、届け出がありましたから調査をしているところなんです。≫と何人かの、お客さんを呼び止めて言っただけで、その商店は途端に閑古鳥が鳴いて誰一人、お客さんが入らんようになって潰れてね。ふふふふ』
右腕、江○さんの嫁:『それからどうなったん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『店の経営者はノイローゼになって首を吊って死んだ。』
右腕、江○さんの嫁:『それでもバレへんかったん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『被害者さえ殺してそもうたら全部無かったことにできるけん。絶対にバレる心配はないけんね。死人に口なしよ。』
右腕、江○さんの嫁:『笠○さんの奥さんてすごいねぇ。頼もしい。ふふふふ。その他にも商店をやったん?』
呉市役所職員の笠○さんの嫁:『それがねぇ、それから直ぐに市役所の車を勝手に乗り回せんようになってしまったんよ。≪・何の用事で市役所の車を使うのか? ・市役所の車で何処へ行くのか? ・市役所の車をどのくらいの時間使うのか? ≫と理由を詳細に書かんといけんようになってね、市役所の車を自由に乗り回せんようになったんよ。それから暫く経って先輩が市役所を辞めさされたんよ。』