夜が明けて。
・・・・・・・1日中、ゴロゴロしてました。・・・・・・・
次の日、洋服の型紙を作るのに文具店に模造紙を買いに行くと・・・・3番目のお兄ちゃん(番長)が居りました。
私:『小母ちゃん、こんにちわ。模造紙ちょうだい。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『模造紙を何に使うのん?』
私:『服の型紙を作りますねん』
3番目のお兄ちゃん(番長):『服が縫えるようになったんかー?夢を叶えたんやなぁ。』
私:『はい。まあ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『せやけど、あんた、無茶苦茶、言葉がキレイになったなぁ。昔はオッサン言葉やってんけど。』
私:『そうですか?私は変わってないと思いますけど。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『いいや。あんた、無茶苦茶、変わったで。芋虫が蝶々になったがな。昔のまま大きなってたらモスラやで。』
私:『昔と何も変わってないと思いますけど。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『自分では、そう思うんやなぁ。』
私:『はい。』
と・・・・仲良く話をしていると・・・・
表の通りから3番目のお兄ちゃん(番長)を呼ぶ男の声がした。
3番目のお兄ちゃん(番長):『何や、お前、まだチンピラやっとんか?』
外に出てみると、だらけた兄ちゃんが突っ立っていた。
だらけた兄ちゃん:『命が惜しかったら、このあたり一帯から手ぇ引けや、手ぇ引かんかったら、今度こそ命をもらうぞ!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『命も惜しいけど、手を引くつもりはない。』
だらけた兄ちゃん:『お前、昔、俺に刺されたん忘れたんか?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『覚えとるで。』
だらけた兄ちゃん:『今度こそ息の根を止めたる!勝負や!お前をヤッタラ俺が一番や!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『一番て、一番番長のことか?』
だらけた兄ちゃん:『そうや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『そうか。ほな、何で勝負するねん?』
だらけた兄ちゃん:『ナイフや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『ナイフは無しや。勉強で勝負や。』
だらけた兄ちゃん:『ナイフや言うとるやろが!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『俺は、≪勉強の一番番長≫やねん。俺に勝ちたかったら勉強で来いや。小学四年の算数の問題集か?小学4年の理科か?中学一年の数学でもええで。何でもええから、お前の得意な科目で来いや。』
私は3番目のお兄ちゃん(番長)の加勢をせねば・・・と思いました。
だって、だらけた兄ちゃんはナイフをチラつかせておりましたから。
私:『3番目のお兄ちゃん(番長)、どないしたん?この、人、誰?』
だらけた兄ちゃん:『何や、こいつ、お前(3番目のお兄ちゃん(番長))の色(女)か?』
私:『ちゃうで。友達や。あんた、誰や?』
私は3番目のお兄ちゃん(番長)は、だらけた兄ちゃんに、『この子、覚えてるか?』と聞いた。
だらけた兄ちゃん:『そんな女、知らんわいや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『覚えてへんか?昔はスカート穿いてへんかったから分らんやろなぁ。』
私:『誰や?私も知ってる人なん?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『西の町の大きな滑り台のある公園で中学生に噛みついたん覚えてるか?』
私:『うん。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あの時の中学生や。』
私:『嘘やー!めちゃくちゃ縮んでるやん!』
3番目のお兄ちゃん(番長)、しゃがみこんで笑いが止まらなくなってしまった・・・・しばらく間をおいて・・・・
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんなぁ、いっぺん大きなった人間が縮むことはないでぇ。年いったら分からんけど。』
私:『そやかて、無茶苦茶、小っちゃなってるやん?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんな、この人が、めちゃめちゃ小っちゃなったんと違うねん。あんたが、無茶苦茶、大きなっとっねん!』
私:『ふーん。』とマジマジと、だらけた兄ちゃんを見てました。
だらけた兄ちゃん:『女やったんか?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『そうやーぁ。知らんかったんは、あんただけやねん。それとなぁ、あんた子分を使うて、この子のことを、いろいろ言いまくってるらしいやんか?』
だらけた兄ちゃん:『そんな事、知らんわいや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『何やぁ、中学生の時に女番やってて、ナイフで人さしてぇ、少年院に入っとって、中学3年の時に子供産んだ。とかなんとか、嘘八百並べて、そこいら中に言い触らさしてるそうやないか。』
私:『お前かーぁ!其処ら中で嘘八百、触れ回っとー、奴っちゅーんは!』
3番目のお兄ちゃん(番長)が、私と、だらけた兄ちゃんの間に立って、
『まあ、まあ、ここは一つ、俺の顔を立てて収めたって。』
私:『しゃーないなぁ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんた(私)、中学生の時、何やっとった?』
私:『袋を作ったり、ぬいぐるみを作ったり、マフラー編んだりしとった。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あれ(小2の頃)からも、ずーーーーっと、袋を縫うてたん?』
私:『うん。』
3番目のお兄ちゃん(番長)は、だらけた兄ちゃんに、『あんたは知らんやろうけど、この子は昔から袋を縫うのんが無茶苦茶、好きやってん。会う度に、「こんなん作ってん。」と言うては見せてくれよったんや。外で遊ぶことより袋を縫うことのほうが好きな子ぉやってん。知らんかったんは、あんた等だけやってんけどなぁ。』
だらけた兄ちゃん:『それがどうしてん?!女やったら一人歩きは気―ぃ付けることやなぁ。誰に襲われるか分からんぞ。何処の誰か分からん奴の子を産まされて泣かんようになぁ。』
私:『ほな、やられる前に、いてもうたら゛ーぁ゛!!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前も早いこと謝ったほうがええぞ。また噛まれるでぇ。昔は、この子も小さかったから痛いだけで済んだけど。今は無茶苦茶、大きなっとーからなぁ。噛まれたら痛いだけで済まんで、指が千切れるで。』
私は(▔―+▔〆)と歯を見せて笑った。
だらけた兄ちゃんは怯んでいた。
3番目のお兄ちゃん(番長):『わっ!』
だらけた兄ちゃんは、ビクッとした。
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前、なにビクついとんねん。』
だらけた兄ちゃん:『ビクついてへんわいや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『ほんまか?』と言って私に目くばせした。
私もやる気満々でしたので・・・・
3番目のお兄ちゃん(番長):『わっ!』
と同時に私は走った・・・ら、だらけた兄ちゃん、逃げよった。
私:『待たんかい!おんどれー!やられる前に、いてもうたらー!』と言いながら追いかけた・・・が、3番目のお兄ちゃん(番長)に腕をつかまれ、追跡終了。
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんた、昔と何も変わってなうやんか!怒ったらオッサン言葉になってるがな。小母ちゃんもビックリしてるでぇ。ここで止めとこな。』と言って私を文具店の小母ちゃんの立っている所まで後退させた。
文具店の小母ちゃん:『あんたも、ホンマにお父さんに、よく似てるなぁ。一見、穏やかで大人しそうなところまで、よく似てから。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんた(私)、せっかく蝶々になったのにモスラに変身したらあかんやんかぁ。』
私:『そやかて、あいつ(だらけた兄ちゃん)が喧嘩売ってくるねんもん。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あいつ(だらけた兄ちゃん)のことは俺に任しといて。そやから、あんたも蝶々でおるねんで。モスラに変身たらあかんで。』
だらけた兄ちゃん:『お前ら覚えとけよー!』
私:『やっぱり、いてまう。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前(だらけた兄ちゃん)かて、今度、一寸でもなんかヤッタラ、服役せんとあかんのんと違うんか?』
だらけた兄ちゃん:『何のことや?
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前(だらけた兄ちゃん)も、現在進行形で執行猶予つきと違うんか?お前の仲間もそうやなぁ。』
だらけた兄ちゃん:『何で、お前が、そんなこと知っとんねん?!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『そら、蛇の道は蛇やんか。俺にかて、いろいろとネットワークがあるからな。』
私:『ふ~~ん。執行猶予付きなん?ふ~~ん。一寸でも何かヤッタラあかんな~ぁ。( ̄▽ ̄)』
3番目のお兄ちゃん(番長):『モスラに変身したらあかん。て言うてるやろぉ。』
文具店の小母ちゃん:『そうやでぇ。蝶々でおりよ。怪獣になったらあかんよ。』
私:『う・・・う・・うん・・・(― ―〆)』
3番目のお兄ちゃん(番長):『なあ、小母ちゃん。俺も、この子と出会わんかったら、あないになってたんやなぁ。』
文具店の小母ちゃん:『そうやなぁ。あんたも、この子から、ええご縁を貰うたなぁ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『モモン・PART2、あいつのことは俺に任せといて、必ず更生させて見せるから。』
私:『そんなん事、ホンマにできるのん?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『今やったら、まだ若いから時代の流れに乗って更生することができる。』
私:『うん。ほな任せるわ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『よっしゃーぁ!話はきまった。モモン・PART2、またな。モスラに変身たらあかんで、蝶々でおりよ。』
文具店の小母ちゃんは私に、『あんた(私)は、ご先祖さんの、ええご縁を背負うて生まれてきたんやなぁ。これからも苦労するやろうけど頑張るねんで。』
この当時の私は文具店の小母ちゃんの言葉の意味が全く分かりませんでした。
まだ21~22年しか生きていないのだから、さも有りなん。
21~22歳で分かる方が気色悪いやろぉ!
3番目のお兄ちゃん(番長)は、だらけた兄ちゃんを走って追いかけていった・・・・・『おーい!待てやーぁ。お前も、早、更生せぇやー。今やったら何ぼでも仕事を世話したれるから。 なあ、更生しょうやぁ。』
だらけた兄ちゃん:『人のことは放っとけや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『ええやないかー。冷たいこと言わんかてぇ。昔の好やないかぁ。』 と、だらけた兄ちゃんの肩を抱き北へ歩き・・・左の角を曲がるとき・・・・
私に、『蝶々に変身たらあかんでーぇ、モスラでおるねんでーぇ!』
私:『はーい!(*^▽^*)』
3番目のお兄ちゃん(番長):『違うやん!反対やー。モスラに変身たらあかんでー!蝶々でおるんやでーぇ!』と言って西へ向けて歩いて行った。
・・・・・・・1日中、ゴロゴロしてました。・・・・・・・
次の日、洋服の型紙を作るのに文具店に模造紙を買いに行くと・・・・3番目のお兄ちゃん(番長)が居りました。
私:『小母ちゃん、こんにちわ。模造紙ちょうだい。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『模造紙を何に使うのん?』
私:『服の型紙を作りますねん』
3番目のお兄ちゃん(番長):『服が縫えるようになったんかー?夢を叶えたんやなぁ。』
私:『はい。まあ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『せやけど、あんた、無茶苦茶、言葉がキレイになったなぁ。昔はオッサン言葉やってんけど。』
私:『そうですか?私は変わってないと思いますけど。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『いいや。あんた、無茶苦茶、変わったで。芋虫が蝶々になったがな。昔のまま大きなってたらモスラやで。』
私:『昔と何も変わってないと思いますけど。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『自分では、そう思うんやなぁ。』
私:『はい。』
と・・・・仲良く話をしていると・・・・
表の通りから3番目のお兄ちゃん(番長)を呼ぶ男の声がした。
3番目のお兄ちゃん(番長):『何や、お前、まだチンピラやっとんか?』
外に出てみると、だらけた兄ちゃんが突っ立っていた。
だらけた兄ちゃん:『命が惜しかったら、このあたり一帯から手ぇ引けや、手ぇ引かんかったら、今度こそ命をもらうぞ!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『命も惜しいけど、手を引くつもりはない。』
だらけた兄ちゃん:『お前、昔、俺に刺されたん忘れたんか?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『覚えとるで。』
だらけた兄ちゃん:『今度こそ息の根を止めたる!勝負や!お前をヤッタラ俺が一番や!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『一番て、一番番長のことか?』
だらけた兄ちゃん:『そうや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『そうか。ほな、何で勝負するねん?』
だらけた兄ちゃん:『ナイフや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『ナイフは無しや。勉強で勝負や。』
だらけた兄ちゃん:『ナイフや言うとるやろが!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『俺は、≪勉強の一番番長≫やねん。俺に勝ちたかったら勉強で来いや。小学四年の算数の問題集か?小学4年の理科か?中学一年の数学でもええで。何でもええから、お前の得意な科目で来いや。』
私は3番目のお兄ちゃん(番長)の加勢をせねば・・・と思いました。
だって、だらけた兄ちゃんはナイフをチラつかせておりましたから。
私:『3番目のお兄ちゃん(番長)、どないしたん?この、人、誰?』
だらけた兄ちゃん:『何や、こいつ、お前(3番目のお兄ちゃん(番長))の色(女)か?』
私:『ちゃうで。友達や。あんた、誰や?』
私は3番目のお兄ちゃん(番長)は、だらけた兄ちゃんに、『この子、覚えてるか?』と聞いた。
だらけた兄ちゃん:『そんな女、知らんわいや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『覚えてへんか?昔はスカート穿いてへんかったから分らんやろなぁ。』
私:『誰や?私も知ってる人なん?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『西の町の大きな滑り台のある公園で中学生に噛みついたん覚えてるか?』
私:『うん。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あの時の中学生や。』
私:『嘘やー!めちゃくちゃ縮んでるやん!』
3番目のお兄ちゃん(番長)、しゃがみこんで笑いが止まらなくなってしまった・・・・しばらく間をおいて・・・・
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんなぁ、いっぺん大きなった人間が縮むことはないでぇ。年いったら分からんけど。』
私:『そやかて、無茶苦茶、小っちゃなってるやん?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんな、この人が、めちゃめちゃ小っちゃなったんと違うねん。あんたが、無茶苦茶、大きなっとっねん!』
私:『ふーん。』とマジマジと、だらけた兄ちゃんを見てました。
だらけた兄ちゃん:『女やったんか?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『そうやーぁ。知らんかったんは、あんただけやねん。それとなぁ、あんた子分を使うて、この子のことを、いろいろ言いまくってるらしいやんか?』
だらけた兄ちゃん:『そんな事、知らんわいや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『何やぁ、中学生の時に女番やってて、ナイフで人さしてぇ、少年院に入っとって、中学3年の時に子供産んだ。とかなんとか、嘘八百並べて、そこいら中に言い触らさしてるそうやないか。』
私:『お前かーぁ!其処ら中で嘘八百、触れ回っとー、奴っちゅーんは!』
3番目のお兄ちゃん(番長)が、私と、だらけた兄ちゃんの間に立って、
『まあ、まあ、ここは一つ、俺の顔を立てて収めたって。』
私:『しゃーないなぁ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんた(私)、中学生の時、何やっとった?』
私:『袋を作ったり、ぬいぐるみを作ったり、マフラー編んだりしとった。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あれ(小2の頃)からも、ずーーーーっと、袋を縫うてたん?』
私:『うん。』
3番目のお兄ちゃん(番長)は、だらけた兄ちゃんに、『あんたは知らんやろうけど、この子は昔から袋を縫うのんが無茶苦茶、好きやってん。会う度に、「こんなん作ってん。」と言うては見せてくれよったんや。外で遊ぶことより袋を縫うことのほうが好きな子ぉやってん。知らんかったんは、あんた等だけやってんけどなぁ。』
だらけた兄ちゃん:『それがどうしてん?!女やったら一人歩きは気―ぃ付けることやなぁ。誰に襲われるか分からんぞ。何処の誰か分からん奴の子を産まされて泣かんようになぁ。』
私:『ほな、やられる前に、いてもうたら゛ーぁ゛!!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前も早いこと謝ったほうがええぞ。また噛まれるでぇ。昔は、この子も小さかったから痛いだけで済んだけど。今は無茶苦茶、大きなっとーからなぁ。噛まれたら痛いだけで済まんで、指が千切れるで。』
私は(▔―+▔〆)と歯を見せて笑った。
だらけた兄ちゃんは怯んでいた。
3番目のお兄ちゃん(番長):『わっ!』
だらけた兄ちゃんは、ビクッとした。
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前、なにビクついとんねん。』
だらけた兄ちゃん:『ビクついてへんわいや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『ほんまか?』と言って私に目くばせした。
私もやる気満々でしたので・・・・
3番目のお兄ちゃん(番長):『わっ!』
と同時に私は走った・・・ら、だらけた兄ちゃん、逃げよった。
私:『待たんかい!おんどれー!やられる前に、いてもうたらー!』と言いながら追いかけた・・・が、3番目のお兄ちゃん(番長)に腕をつかまれ、追跡終了。
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんた、昔と何も変わってなうやんか!怒ったらオッサン言葉になってるがな。小母ちゃんもビックリしてるでぇ。ここで止めとこな。』と言って私を文具店の小母ちゃんの立っている所まで後退させた。
文具店の小母ちゃん:『あんたも、ホンマにお父さんに、よく似てるなぁ。一見、穏やかで大人しそうなところまで、よく似てから。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あんた(私)、せっかく蝶々になったのにモスラに変身したらあかんやんかぁ。』
私:『そやかて、あいつ(だらけた兄ちゃん)が喧嘩売ってくるねんもん。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『あいつ(だらけた兄ちゃん)のことは俺に任しといて。そやから、あんたも蝶々でおるねんで。モスラに変身たらあかんで。』
だらけた兄ちゃん:『お前ら覚えとけよー!』
私:『やっぱり、いてまう。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前(だらけた兄ちゃん)かて、今度、一寸でもなんかヤッタラ、服役せんとあかんのんと違うんか?』
だらけた兄ちゃん:『何のことや?
3番目のお兄ちゃん(番長):『お前(だらけた兄ちゃん)も、現在進行形で執行猶予つきと違うんか?お前の仲間もそうやなぁ。』
だらけた兄ちゃん:『何で、お前が、そんなこと知っとんねん?!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『そら、蛇の道は蛇やんか。俺にかて、いろいろとネットワークがあるからな。』
私:『ふ~~ん。執行猶予付きなん?ふ~~ん。一寸でも何かヤッタラあかんな~ぁ。( ̄▽ ̄)』
3番目のお兄ちゃん(番長):『モスラに変身したらあかん。て言うてるやろぉ。』
文具店の小母ちゃん:『そうやでぇ。蝶々でおりよ。怪獣になったらあかんよ。』
私:『う・・・う・・うん・・・(― ―〆)』
3番目のお兄ちゃん(番長):『なあ、小母ちゃん。俺も、この子と出会わんかったら、あないになってたんやなぁ。』
文具店の小母ちゃん:『そうやなぁ。あんたも、この子から、ええご縁を貰うたなぁ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『モモン・PART2、あいつのことは俺に任せといて、必ず更生させて見せるから。』
私:『そんなん事、ホンマにできるのん?』
3番目のお兄ちゃん(番長):『今やったら、まだ若いから時代の流れに乗って更生することができる。』
私:『うん。ほな任せるわ。』
3番目のお兄ちゃん(番長):『よっしゃーぁ!話はきまった。モモン・PART2、またな。モスラに変身たらあかんで、蝶々でおりよ。』
文具店の小母ちゃんは私に、『あんた(私)は、ご先祖さんの、ええご縁を背負うて生まれてきたんやなぁ。これからも苦労するやろうけど頑張るねんで。』
この当時の私は文具店の小母ちゃんの言葉の意味が全く分かりませんでした。
まだ21~22年しか生きていないのだから、さも有りなん。
21~22歳で分かる方が気色悪いやろぉ!
3番目のお兄ちゃん(番長)は、だらけた兄ちゃんを走って追いかけていった・・・・・『おーい!待てやーぁ。お前も、早、更生せぇやー。今やったら何ぼでも仕事を世話したれるから。 なあ、更生しょうやぁ。』
だらけた兄ちゃん:『人のことは放っとけや!』
3番目のお兄ちゃん(番長):『ええやないかー。冷たいこと言わんかてぇ。昔の好やないかぁ。』 と、だらけた兄ちゃんの肩を抱き北へ歩き・・・左の角を曲がるとき・・・・
私に、『蝶々に変身たらあかんでーぇ、モスラでおるねんでーぇ!』
私:『はーい!(*^▽^*)』
3番目のお兄ちゃん(番長):『違うやん!反対やー。モスラに変身たらあかんでー!蝶々でおるんやでーぇ!』と言って西へ向けて歩いて行った。