月曜だったか火曜だったか・・・雨が続いていた。

昼過ぎだったかな?


文具店にハトロン紙(洋服やバッグの型紙を作るための模造紙大の紙)を買いに行きました。

清算待ちをしていると・・・・サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男性が来た。



文具店の小母さん:『丁度よかったは、この子ですねん。此間、あんたが尋ねてた子いうのは。』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『え?ほんま?』と私の頭の先から足の無きまで、シゲシゲ、シゲシゲ、と見ておりました。


文具店の小母さん:『若い娘さんを、そないにシゲシゲ見たらあかんよ。』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男は、『あんた、モモン?ほんまに、モモン?』


私:『そうですけど。』



サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『大きなったなー!背丈が、あんまり変わらんようになってるやんか!』


私:(こいつ誰や?)と心のなかで呟いて・・・


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『まだ袋縫うてるの?』


私:『今は父の夏服を作ってますねんけど。』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『服が縫えるようになったんかー。』


私:(????不気味な奴! ?”(-“”-)”?)という顔をした。


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『俺、覚えてる? 昔、あんたが小学生やったとき、西側の公園で遊んでた中学生。』


私:『ああ!! 1番のお兄ちゃん。』



サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『一番と違う、1番は、今、外国に居る。』


私:『ええ?高跳びしてるのん?』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『言うやろ思うた。けど、違うねん。海外出張しとんねん。もう一寸したら日本に帰ってくるて言うてわ。』


私:『2番のお兄ちゃん?』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『違う。』


私:『ほな・・・・4番のお兄ちゃん?』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『何で、2番から4番に飛ぶねん?間が居ったやろー?』


私:『ええ!!3番のお兄ちゃん!?生きてたん?』



サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『生きてるで。殺さんといてやー』


私:『そやかて、隣町の中学生に刺されて死んだて聞いてたから。』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『重傷を負わされたけど現場近くにおった人が救急車を呼んでくれたから助かった。まだ傷跡が残ってるで。見る?』とやいシャツを引っ張り上げる。


私:『見んでええ!見せんでええ!』


文具店の小母さん:『そんなん出しなさんな!直しときなさい!』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『そうかー?』と言って身なりを整えておりました。


文具店の小母さん:『あんた、この子に言付けがあると言うてたんと違うのん?』とサラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男に言った。



サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『モモンのお父ちゃんは、今、家におる?』


私:『はい。しばらく家に居ると言うてましたよ。』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『詳しいことは、ここ(文具店)の小母ちゃんに話してるから、お父ちゃんに、ここ(文具店)に足を運んでくれるように伝えといてくれるか?』


私:『はい。分かりました。帰ったら、すぐに文具店に来るように伝えておきます。』


サラリーマン風の中肉中背でがっしりした体格の男:『小母ちゃん、後、お願いします。』と言って文具店を後にしました。




私:『小母ちゃん、ありがとう。帰ったら、すぐに伝えときます。けど、もし居らんかったら、晩になるかもしれません。』


文具店の小母さん:『何時でもかまへんよ。私は、この2階で寝起きしてるさかい、遅くなったときは電話をかけてくれたらシャッターを半分ほど開けてますさかい。と伝えといてくれる?』と言って電話番号を書いた紙をくれた。


私:『はい。小母ちゃん、ありがとう。』


私は家に帰り親父に、『文具店の小母ちゃんが父ちゃんに話があるねんと。何か大事な話らしいねんけど。』と言って文具店の小母さんに貰った電話番号が書かれている紙を渡した。


親父はすぐに文具店に電話を掛け、少し話をして・・・・出かけた。