はい。約束どおり、続きを更新します。


えー先日の日記を見なければ話の内容が全くわからないため、一通り目を通してから、お読みください。



しかし、このブログの検索ランキングの一位が”エミヤ 小説”って。


誰だそんなマニアックなもので検索してるやつは。


と、まぁページ稼ぎをしている白銀ノユキでありますが。



先日書き忘れたことを書かせていただきます。



プロローグから始まったあの小説。実はタイトルがありません。


はい、自分でも不便なのですが、いまだに思いつかない始末。


考えながら、fate/stay nightをしていましたが、当然のように思いつかないのでした(バカス)




ま、そんな私事は置いといて、言わなければいけないことがあります。




仮に今回の小説の名を”A”と名づけて話を進めます。


私が書いている小説は4つ。


それぞれ、requiem、悪魔の秘宝、灰色のソラの下で、そしてAですね。



時系列順に並べると、灰色のソラの下で→requiem同時期悪魔の秘宝→Aになります。


あ、ちなみに悪魔の秘宝というのは世界規模の魔術戦争。灰色のソラの下で、はrequiemの前の話。噛み砕いて


言うと主人公、覇蛾猟が中心のラブコメです。


さらに説明すると、Aは悪魔の秘宝から二十年後の話です。


とまぁ説明はここまでにして、本編を書きましょうか。





歴史の始まり/1


活気がない町、生気が感じられない商店街。


まだ11時を回ったばかりなのに、皐月高校までの通学路には、誰一人いない。


テレビの音も掃除機をかける音もしない。


―――そして学校。


校門には誰も立っておらず、グラウンドにも誰もいない。


僕は迷わず校内に足を踏み入れた。


教室が無数に並ぶ。その中からは教師の声も答えを発言する生徒の声もしない。


それはこの高校、この町つまり皐月町が死んでいるという証拠だった。


空っぽな教室の前を通り、上り慣れた階段を上がる。


そして僕はこの世で開ける最後の扉に手をかけた。


風が体を突き抜ける。今日は風が強いらしい。天気も人生最後の日の天気は日光の少ない曇天だった。


目の前にはやけに低いフェンス。


昼食のときによく来たそこは、屋上だ。


足が勝手にフェンスのほうに進む。やるべきことはひとつ。


何も恐れることはない。


何も残すことはない。


簡単だ。フェンスを乗り越えた足が止まる。



この掴んだ右手を離すだけ。


そしてそっと、右手をフェンスから離した。


/2


離そうとした右手は、いまだにフェンスを掴んでいた。


理由は簡単。背後から呼び止められたのだ。「この弱虫、と」


呼び止められたとは言いがたい罵倒だったが、この世に残す未練としては十分だった。



なぜこの僕を呼び止めたのかと。


「誰だ!?」


あぁ自分でもありきたりな台詞をはく。


返事がない。もしや、僕の空耳だったのだろうか。


振り返る。それと同時に風が唸る。


ドアの前には確かに人がいた。それも僕と同じ皐月高校の制服を着た女性が。


美少女というのは彼女のことを言うのだろうか。


風にたなびくのは金色の長い髪。わずかな日光が彼女に当たる。


少女が身につけているネックレスが光に反射する。


僕より少し背の低い彼女の眼はきつく、睨み付けている。


「この状況で”誰”とは、クズらしい発言ね。説明するのも面倒だし、簡単に言うわ。そこで行おうとしていること。


今すぐやめなさい。あなたはいいかもしれないけど、困る人もいるのよ。わかったらこっちに来なさい。このクズ」


口調が荒い。僕は何かしたのだろうか。ちなみに彼女の姿を見たのはこれがはじめて、つまり初対面である。


とりあえず、言われたとおりにしよう。


しかしクズとはよく言ったものだ。


少女は僕を見下している。体格差からして僕が見下すはずなのだが、彼女は下から僕を睨み付ける。


金色の瞳は僕に向けて敵意を発している。


引き止めた理由ぐらいは聞いていいだろう。


「一応聞いておこう。何故僕を引き止めた」


あれ、さっき彼女は必要としているって言ったっけ。ではこの質問は愚問である。


「面倒。説明するのは嫌って言ったでしょう。クズはクズらしく、人に流されればいいのよ。意見を持つなんてクズ


には許されないわ」


くれぐれもお間違いないようおねがいしたい。僕の名前は決して”クズ”なんていう愉快な名前ではない。


などと弁解している間。彼女がおとなしくしているはずなどなかったのである。


無言のまま僕の右手(正確には服の裾)を掴み、屋上から引きずり出す。


そのままスピードを落とすことなく、階段を駆け下りる。


危険だ。いつ足を踏み外してもおかしくない状況で、躓きさえしなかった僕を誰か褒めてくれ。


四階から一階。言うまでもないがノンストップ。彼女はどこに向かっているのだろうか。


唐突に金髪の少女が方向を変える。本来ならば階段を下りたら、グラウンドへの道があるだけなのだが、階段の


裏には施設館がある。印刷室をはじめとする、教師が使用する館である。


使用頻度が低いのと、生徒が使用しないということもあって館というのは少し大げさである。


彼女は金色の髪を翻して迷わずその館に向かって足を進めた。無論僕の右手(しつこいようだが服の袖)と掴ん


だままで。


「ちょ、ちょっと。まってくれよ」


「……」


無視ですか。シカトですか。私の発言はすべて却下と。


ふと、足が止まる。えーと、僕の足が止まるということは、彼女の足が止まったと同じことで。?あれ、わかんなく


なってきた。


とりあえず。少女の目的地が職員室、という部屋ということだ。


「はいれ」


拒否はゆるさないと…。こえぇ。


「入りなさいって言ってるの!」


怒られた。入れって言われてから2秒でキレられた。


何故?英語で言うとWhy?彼女に怨まれるようなことを言っただろうか。


がらりとドアが開く。一応言っておこう開けたのは、他ならぬ僕だ。


なのに…。僕は進んでドアを開けて入ろうとしていた僕を、後ろから蹴り飛ばされた。


「早く入りなさいって言ってるの!!」


金髪の少女はあろうことか、僕の尻を足で蹴り飛ばしたのだ。


その勢いで僕は、職員室という空間に足を踏み入れたのであった……。




はーいおしまいです。ごめんなさい。二時間ほどパソコンの前に座りっぱなしでした。


取り合えず、歴史の始まりの1が終了です。


予定では明日に2を更新します。長い間お読みになってありがとうございました。