動物愛護法改正に向かって、今まさに大きく動いています。
以下、Yahoo!のニュースサイトです。
時間がたてばリンクが切れると思うのでご注意ください。
動物愛護法改正めぐり、意見10万件超が殺到
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00001405-yom-soci
寄せられた意見の一部は
本当に悲しいものです。
「子犬でなければ売れない」
「8週間も持っていると餌代など費用がかかる」
これらは確かな事実です。
ビジネスで行っているのだから、
収入や経費を考慮しなければ、成立しません。
けれども、
「さっさと母親や兄弟から離してもかまわない。」
「たった一人で小さいケージに閉じ込めて、何週間も見世物にしてもかまわない。」
と、考えていると同意義だと感じます。
更には
「将来問題行動を起こしてもかまわない。」
「いずれ飼い主に飼育放棄・投棄されてもかまわない。」
と、思っているのではないかという気がします。
以前、インタビューを受けていたブリーダーを思い出します。
その人は遺伝病検査には反対で
近親交配の危険性についての勉強も拒否していました。
その理由について、かいつまんで話すと、
「良い血統を持った犬に欠陥遺伝子があっても、その子の血は貴重。」
「人気の毛色や特性を出す為なら、必要リスク。」
と、豪語しています。
正直、両者共に、プロ意識が欠けていると思います。
目の前の利益を追って、
「問題行動や遺伝病を持った犬猫を売ってもかまわない。」
と、言っているのです。
自分が生み出した動物とその動物の飼い主が
不幸になってもかまわない、と言っているのです。
また、ビジネス的に言わせていただくと、
「店側にとって、お客様が不幸になってもかまわない。」
ということと、同意義です。
生き物を扱う以上、
それ相応の責任を持つ事は必須です。
それが大きく欠如しています。
そして、思い出すべきです。
そのような業者の顧客はみな、動物が大好きな人だということを。
パン屋さんが、経費削減のために消毒・殺菌を怠りますか?
洋服屋さんが、時間短縮で数をこなす為に、検針作業を省きますか?
食品業者が、消費者の幅を増やす為に、アレルギー食品の記載を辞めますか?