門前仲町駅から、歩いて10分弱。
商店街から住宅地となり、地図を2度見してたどり着くような感じのお店。
迷いはしないがわかりずらい。
壁のような、オブジェのような、塀のような、ツタの絡まる物体があったら、
左奥に入口がある。
靴は脱ぐ。
カウンターと、噂のボルサリーノ型の帽子。
そこにお金をかけるとは・・・。
というか、このお店、お店と考えるとイマイチどれも当てはまらなくなる。
ここは、早乙女哲也氏のお宅というか、城というか、アジトというか、拠点というか、ギャラリーというか、
思想というか、哲学というか、文化というか、遊びというか、仕事というか、
そういうものを一ヶ所に集めちゃいました・・・的な空間。
いろいろ質問するといろいろ答えて頂ける。
喫煙のことも書かれていますが、自分の城でタバコを吸っている・・・、と解釈するとなんとなくしっくりくる。
とはいえ、私はタバコは吸わないので、うまいものを食べに行くときは、禁煙の方がありがたい。
と思ったら、なんと全席禁煙になったらしい!
ということは、調理する側だけ喫煙可という、前代未聞状態か!?とある意味一瞬期待したが、
さすがに早乙女さんも最近吸っていないらしい。
他のお店の料理人がタバコを吸っていたら、それはイラッと来るが、みかわに関しては、
どこまでツッパるか見てみたい気もあったので、複雑な気もするが、それにしても禁煙は良いことでは
ないでしょうか。
ランチで訪問。
昼は10,000円のコースがあり、そちらを選択。
てんぷらは流石。
てんぷらの一発目は車えび。
芯がレア状態。甘み、食感がとてもよかった。
魚貝系はだいたい江戸前らしい。
穴子を箸で切るというのは、どういうことかと思ったら・・・。
これは、是非行って、見て、聞いて、食べてみると良いと思う。
店のつくり、さい箸の長さ、カウンターの奥行き、食器、など、全てとことん計算され尽くして
作られており、料理も勿論かなり追及されて、そりゃー美味しいし楽しい。
早乙女氏の生きざま勝負的な直球感も非常に楽しい。
差し障りのない、主張のないお店が本当に多いと感じる中、こういう振り切れたお店に
行ってみるのは本当に楽しい。池袋の鰻屋かぶとを品良くしたような、男気とこだわりは
ものすごいお店。
ちなみに、息子さんがやっている茅場町のてんぷらみかわは超昭和の雰囲気、六本木のみかわは
ギャラリー感のある平成の雰囲気。3店舗とも雰囲気はバラバラ。てんぷら勝負、生きざま拝見、
珍しいもの見たさなら是山居。普通に食事を楽しむなら茅場町、六本木・・・、といったところか。
賛否両論があっても、自分で切り開いた道をとことん突き進む。
あとは嗜好が合うかどうかといったところ。
何しろ、てんぷら好きであれば、一度は行ってみるべきお店。