No to racism | Der Traum endet nicht ~留学王におれはなる!!~

No to racism

書こうかどうか迷ったけど、やっぱり書いておこうかなと思います。一人の浦和ファン(スタジアムには行けなくなってしまったのでサポーターと言える立場ではないと自分では思っているので)として。

まずは、本当に選手をはじめ全世界のサッカー関係者にご迷惑をおかけしたことを本当に申し訳ないと思っております。

今回のJリーグの裁定は妥当なものだったかは今後わかるとして、先週の土曜に起きた事件を1週間以内に収集させたことについて本当に素晴らしかったと思います。

クラブ側ももちろん問題の弾幕をすぐには外せず放置した、認識の甘さに関して問題はありますが、情報を細かく開示していたことは当たり前とはいえ簡単にできるものではなかったと思います。

ただ、疑問に残るのが当事者の処分。

「ゴール裏は聖地、自分たちでやっていきたい。他の人達は入ってきてほしくないという意図があった。最近は海外のお客さんも来て統制が取れなくなる」

当事者の意見らしいです。
まず、自分は実際に取材したわけでもないし、聞いたわけでもないのでこれが真実だったかはわかりません。
しかし、これがもし本当であり、最初の「差別的な意図はなかった」と言う発言も本当だったとすれば疑問に感じます。

「他の人達は入ってきてほしくない」の部分は既にもう差別ですよね?

そして、これがどれだけクラブ、そしてサッカー界全体に迷惑をかけたか。

入場、活動禁止という処分ですが、どうやって入場を確認するのでしょう?
クラブがこうむる損害は?

その辺をクラブ側もはっきりと、どのように、入場規制を判断するのか開示しないときっとまた現れると思うのです。
そのほかにも旭日旗などの問題も。

実際に見て、聞いたわけではないので真実はわかりません。
ただ、その部分だけはもう少し明確にしてほしいという希望です。

そして、思うのはこの後「これだから浦和は」と言う人は確実に増えるでしょう。でも、それも「差別」です。

浦和サポーター=何かやらかす

数多くの問題を起こし、自業自得です。しかし、すでに処分も受けています。たしかに、一筋縄ではいかない問題ではあります。

でも純粋にサッカーを、チームを、選手を好きってだけでいいじゃないですか。関係ないところでいがみ合っても仕方ないと思うわけです。

なかなか偉そうに書いていますが、自分は聖人でもなんでもないので嫌悪感も時には感じます。

欧州在住の自分はもちろん外国人、現地人と接することの方が圧倒的に多いです。残念ながら「差別」はあります。アジア人という理由だけで。学校であろうが、役所であろうが。子供なんてじろじろみて意味もなく笑います。

もちろん腹も立ちますし、その人種に対し嫌悪感すら感じます。
(正直ぶっとばしてやりたい)

でもね、それを全く感じない場所が「スタジアム」なんです。
日本人だから、アジア人だからとか関係なく、みんな親切です。
ドイツでは特に香川をはじめとする日本人選手の活躍、そしてレジェンド、ギド・ブッフバルトのいた浦和のおかげでよくからまれます。それが日本人所属チームでなくともどんな席でも見られるし、隣のおっさんとかとハイタッチとか。
スタジアムに行けば、みんな一緒なんです。
試合前なんて普通に対戦相手同士のユニで並んでビール飲んでます。
楽しいですよ。

日本にも残念ながら当然、日常には多くの差別はあると思います。
でも、せめて「スアジアム」の中だけでもみんな一緒に楽しんでほしいですよね。

長々書いて、そんな自分も感情的になってしまうことは多々あるので反省。
頑張ります。


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