今日は、17時から弁護士事務所に行く用事があったんだけど
思い立ったが吉日と言うし、仕事が終わった後
早速、私のガンを発見してくれたIクリニックへ
私の大好きなアップルパイを持って行ってきました
空いてそうな時間に行ったら、ビンゴ
先生に会いたいって受付にお願いしたら、
すぐ先生がやってきました
「…?どなたでしたっけ?…」
「(こんな顏だったっけ…?)
2年前にお世話になった
はるのうららです」
「え…っと…」
「2年前の3月に、ここで卵巣がんって言われて
M医大にすぐ入院した、はるのうららです。
Nクリニックの職員で、はるのの娘の…」
「えっき、君生きてたの」←ひどい
「はい。おかげ様で元気になりました」
「絶対死んだと思ってたよ~(←ホントにひどい
だって、ステージⅢはいってると思ったし。
ちょっと~、はるのうららさんのカルテ持ってきて~」
「えへ」
その後、ざっと今までのいきさつをお話しました。
正式には、漿液性卵管ガンのステージⅢcだった事。
入院して、14時間のオペの後、ICUに1週間ぐらいいた事。
右腹にストマ、左尿管にステントを入れた事。
ケモを6クールやって、ストマを閉鎖して
追加のケモ3クールやった事。
去年5月に復職したけど、9月に再発しオペした事。
でも今は、すっごく元気で経過観察中で(私的に?)
12月にはマラソン大会に出た事(←それはいいだろ~
「うそだろ~。マラソンはまだダメだろ~」
「いやでも、3キロですよ。マーカーも基準値だし」
「え~?うちに来たのいつだったっけ?
何?2年前?なら大丈夫か~。
でも、よく頑張ったな~。キツかったろう?」
と先生、なぜか私のアタマをナデナデナゼニ?
「ホントに、よく助かったよな~。
だってさ、マーカーも6万ぐらいあったろ~?」
「いやいや、そんなにはないデスヨ。
たしか6000台デシタ」
「(カルテ見て)ホントだ。ちょっとお腹見せて」
「ええええ~?」
「ホラ、そこのベッドに横になって」
今日はかわいいパンツはいてないのに(←関係ないしw
お腹をジロジロ見られました
「あ~、キズ、これだけですんで良かったね。
もっとひどいかと思ったけど、キレイだ。
君は元々キレイな人だけどねニヤリ」
「え?ホントですか?」
「ホントホント~。
あれ?髪の毛抜けなかったの?」
と言いながら、私のもみあげを引っ張るI先生。←
なにすっだ~~~
ヅラだったらどうすんだよぅ
「抜けたに決まってるじゃないですか
追加ケモもしたから、二度坊主にしましたよ」
「そうなの?キレイな髪が生えてきて良かったじゃん」
「え?そうですか?まだクルクルなんですけどwテヘ」
「もっと早く見つけてあげたかったな…」
「え?」
「あんなに大きくなる前にさ。大体、不妊治療してたクリニック
で気づかない方がおかしいんだよ」
きたきたきた。
大体、みんな不妊治療してたTクリニックの先生の事怒るんだ
でも、私はT先生のこと好きだったし
なぜか全然恨んでないから、擁護にまわってしまう
「ん~、でも色んな先生がTクリニックに行って
カルテ調べてくれたみたいですけど、その時には全然
普通のサイズの卵巣だったみたいデスヨ」
「う~~~ん(納得いかない顏)」
「でも、ホントに死んだと思ったよ~。
ここまで治るなんて、すごいなぁ。
ボクは、君と君のお父さんと一緒に飲んだことがあるんだよ~。
君がハタチぐらいの時…(以下略)」
また言ってら
「ホント頑張ったなぁ~」
と言って、握手をしてくれました。
「ちゃんと健康には気を使ってる?」
「はい。前よりも、色々考えるようになりました」
「無病息災って祈るバカな人もいるけどね、
一病息災ってイイコトを言った人がいてね」
「はい…」
「病気になってみないと、
病気になった人の気持ちは分からないから。
君はこれからいい人間になるよ」
なんだか泣きそうになりました
先生もうるうるしてました。
そして、
「また検診の時でも、うちに来なさい」
と言って私に背中を向け、歩きながら
「あ~、生きてたかぁー」
と奥の部屋に戻っていきました…
こりゃ私、先生に会いに行かなかったら
マジで死んだと思われてたな…ハハハ
みんなに背中押されて、先生に会いに行って良かったです
みんな、ありがとー
しかし、先生、ツンデレが過ぎる
ちなみに、帰ってから【一病息災】をググってみました。
先生が勝手に作った言葉かと思ったら、ちゃんとあった
【一病息災】
病気もなく健康な人よりも、一つぐらい持病があるほうが
健康に気を配り、かえって長生きするということ。
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