或る眠れない夜の事だった。
いつもの如く、ベッドに横にはなっていた。
しかしながら、頭の中は冴え冴えとしていた。
耳元のラヂオでは明日の天気予報をやり始めた。
明日の天気予報は、雪だという事だった。
九州には珍しく朝方は雪が降るというのだった。
冴え冴えとした思考回路は、寒さによるモノかもしれなかった。
雪の降るらしい日の前日の真夜中にコツコツと窓を叩く音が聞こえていた。
コツコツ、コットン、コツコツ、コットン、コットン、、、
当初、その音は風が吹いて窓を叩いていると思った。
コツコツ、コットン、コツコツ、コットン、コットン、、、
鳴って響き、そして鳴り止む。
その音を聞きながら、眠れない真夜中を過ごしていた。
やがて、僕は喉の渇きを癒す為に隣りの部屋の冷蔵庫に立ったのたった。
コツコツ、コットン、コツコツ、コットン、コットン、、、
まだ窓を叩く音は続いていた。
ふと窓の外を覗いてみた。
そして、その未確認物体と目が合った。
、、、、大きな蛙か何かなのか。
、、、、大きな蛙か何かなのか。
、、、、お前は、何者?
その未確認物体が窓を叩いている正体だと気づいた。
コツコツ、コットン、コツコツ、コットン、コットン、、、
その未確認物体と目が合ってから再びベッドに入ると、何故だか不思議とすぅーっと眠りに落ちたのだった。
コツコツ、コットン、コツコツ、
コットン、コットン、、、
真夜中の来訪者である。
未確認物体が、真夜中の来訪者だった。
その未確認物体の存在によって癒しが訪れてくれた。
その夜も、健やかな眠りに就く事ができたのだった。
