21歳で統合失調症になり
外にも出れない僕でしたが
42歳の時『特効薬と巡り愛』
これまでの時間を取り戻すかの様に目標としている🌙🌃本出版に向けて発信しています

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僕は、父親に対してコンプレックスを持っている。
大きな大きなコンプレックスを抱いている。

父親が、偉大すぎると感じるからだ。
立派すぎる父親は、僕を苦しめ続けてきた。

父親へのコンプレックスは、父親への反感となっていた。
反感は、あるときには形となって現れたりした。

腕力によって彼に反抗する事はなかったが、暴言を吐いたり、モノに当たったりもした。

父親は大物クリエイターとして大きな仕事をいくつもこなしたが、僕の目には家庭を顧みずにいると映った。

しかし、今振り返ってみるときちんと僕の事も考えてくれていたのだ。

登校拒否の生活を送っていた高校時代には、特にそうだった。
彼は、忙しいのに不登校に関する沢山の本を読んでくれていた。

また不登校生徒の時に、焼き鳥屋に誘われた事もある。
男同士で語りたかったのだろう。

焼き鳥屋に誘われた時は、僕は結局は行かずに家にいた。
せっかく、語り合いたいという父親の想いに応えることなく、自分の殻に閉じこもっていた。

壁にぶち当たる事をせずに自分の殻に閉じこもっていたのだった。
今もやはり自分から壁にぶち当たる事は、避けているといえる。

頭では、壁にぶち当たった方が良いのだと知っていても逃げている。

この先も、そうなのだろうか。

家庭環境は、社会生活と密接に関係していると思う。
父親という壁にぶち当たる事なく53年間も過ごしてきて、今更ながら後悔している。

父親はもう86歳だから、この先、父親という壁にぶち当たる事はかえって親不孝なのだろう。
父親には、優しく接してあげるべきだという事は、明白だ。

社会生活では、この先も色んな壁があるに違いない。
壁にぶち当たるのか、自分の殻に閉じこるのかは、自分次第なのだ。