紆余曲折あってぼくが社会人となったのは45歳のときであった。それまでは、統合失調症の病状がひどくて引きこもりをしていた。
正確に言えば42歳まで引きこもりをせざるを得ない生活だった。




エビリファイという薬との出会い、、
エビリファイは、ぼくの命の恩人ともいえる!

42歳のときにたまたまエビリファイという薬によって画期的に病状がよくなったのである。不安発作が嘘のように消えてしまった。

苦しかった引きこもりの時代にぼくは2度までも自殺を敢行してしまった。不安発作のときは苦しみもがきいつも自殺が頭をよぎったが実際に2度の自殺未遂を犯してしまった。

2度目の自殺未遂は薬の大量服用によるものだった。1か月分の薬を1度に服用して自殺しようとした。あの頃は1回分が9錠だったから100錠もの薬を一気に飲んだ。

今思うと愚かなことだった。今、命があってほんとうに良かった。

さて、今ぼくが服用しているのは、朝食後に服用するエビリファイの2錠だけとなった。
服薬自殺を犯そうとしたときには、27錠もあった薬が今は、たったの2錠である。

ここまで薬が減った理由は、働くことが定着したから。

職場で勝ち得たものは、大きい。
同僚の信頼を得た自信は、何にも変えがたい。

本物の自信がついたおかげで、薬も減ったといえるのだ。