ぼくがニュージーランドに連れて行ってもらったのは、かれこれ20年くらい以前のことだった。
まだ統合失調症の症状がひどかった。
その旅先でぼくは、2回も迷子になっている。
ニュージーランドの空港に到着後すぐに迷子になった。
そして、自由時間にももう1度迷子になってしまった。
周りの人たちにはさぞかし心配をかけただろう。
しかしながら本人は、自覚があまりなかった。
2度とも迷子から脱出時代から今現在、この世にいる。
運が良かったとしかいいようがない。
その頃は方向音痴になっていた。方向感覚までもおかしかったから、無事で済んだのはちょっと不思議だ。
ぼくはその頃、方向の感覚さえ失われていた。
何かに守られたのだろう。