僕にも純情な頃があった。
純粋な心で恋をしていた頃の想ひでについて綴ってみることにする。

初恋の相手は、小学生2年で現れた。
同級生のかおるちゃんは、鼻すじのスーッと通った美人系のコだった。
「立山くん、見て見て!」
と、ゴミ箱に紙くずを投げて入れたときに恋に落ちた。
美人系のコが、おどけてみせた姿だった。

四六時中、かおるちゃんのことを考えていたが、しばらくして熱は冷めていった。
小学校3、4年でも一緒のクラスになったが、あるときかおるちゃんの胸のふくらみを見てドキッとしたのを覚えている。
白い体操服姿だった。乳首が透けて見えた。
一週間くらいのちにかおるちゃんは、ブラジャーをしていた。
えらく大人に感じた。

はじめての両想いは、小6のとき。
あきこちゃんという転校生だった。
席がえで隣あったのがきっかけだった。
席がえの当日にちょっとしたことで口げんかをした。
給食当番のことであったが、次の朝に「昨日はゴメン。」と僕の方が謝った。「うん、いいよ。。」それから、恋が始まった。

隣の席同士で飽きることなくお喋りをしたが、授業中に何かの拍子に足の先が、触れた。つま先とつま先を重ねてしばらくそのまんまでいた。
口づけではないが、それに似た体験だった。

淡い想いでとなって心に刻んでいる。
こう書くと早熟な男の子だったと勘違いされそうだ。
純情だった恋の淡い想ひでを綴っておく。